2020年11月5日、新語・流行語大賞ノミネート語30が発表され、大きな話題を呼びました。
「鬼滅の刃」、「ソロキャンプ」などアニメ関連のワードも入っている一方で、聴いたことも無い単語が7個ぐらいあって世の中とのズレを強く実感しました。
ということで今回は、アニメにしか興味のない世界の住人の間で流行している、流行語大賞を勝手に選定!
個人の感想によるものなので、別に知らなくても"流行遅れ"ではないです。
2020年アニメ流行語大賞
何なんだよこのふざけたゲームは…!
TVアニメ「ダーウィンズゲーム」Blu-ray&DVD第1巻発売告知CM
2020年冬アニメ『ダーウィンズゲーム』のCMより、本編では一度しか言っていないセリフ「何なんだよこのふざけたゲームは…!」。
『ダーウィンズゲーム』のゲーム性を端的に表した一言であり、その後に続くASCAさんの歌うオープニングテーマ、「CHAIN」のカッコ良さと相まって多くの人の心に強く刻まれたワードです。
ありとあらゆるゲーム作品にも使える非常に汎用性が高いところも、今回の選出に一役買いました。
それが……ドロヘドロ!
2020年冬アニメ『ドロヘドロ』より、予告の最後のセリフ「それが……ドロヘドロ!」。
グロくてカオスなハチャメチャ作品で、結局何がドロヘドロだったのかよくわからない。
それでもその語感の良さとニュアンスで、確かにこれがドロヘドロなのかもしれない…と思ってしまう不思議な言葉です。
他人に紹介するのがこれほど難しい作品も中々ないでしょう。
心の肉球にキュンとくる
2020年冬より始まった『ヒーリングっど♥プリキュア』より、感情表現の一つとして使われる「心の肉球にキュンとくる」。
その可愛らしい表現と、"ウサギとペンギンに肉球は無いでしょ"と思わず突っ込みたくなるフレーズは、初めて聴いた時衝撃を受けました。
心にはみんな肉球を持っているんです。
女の子の前で使えば、それこそ心の肉球にキュンとくること間違いなし。
責任は負いかねます。
うるせぇバーカ
2020年春アニメ『かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~』より、石上が放った一言「うるせぇバーカ」。
石上の口癖であり、会長から授かった言葉。
辛い過去も因縁も、この一言があればすべて解決する。
多くの人に勇気を与えてくれたフレーズです。
真面目に『2020年アニメ流行語大賞』を考えるとしても、間違いなくこのフレーズは入ってくるでしょう。
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
山菜取り
2020年春アニメ『白猫プロジェクト ZERO CHRONICLE』第7話より、山菜取り。
前後のストーリーとのギャップ、剣と魔法の世界でいきなり山菜取りという世界観への驚きに多くの視聴者が衝撃を受けました。
特にこの回はほぼ30分ずっと山菜取りをしていたのも印象的です。
まさか第8話であんなことになろうとは…
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
Balance:UNLIMITED
『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』より、主人公・神戸大助が万能AI・ヒュスクにお金のかかる指示を出した後、ヒュスクが放つ「Balance:UNLIMITED」。
ここでいうBalanceとは、日本語で言うバランスではなく"残高"のことを指します。
つまり、残高無限ということですね。
お金で事件を解決する『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』にぴったりの一言ですし、きっとこの作品のためなら「Balance:UNLIMITED」でお金を落とし続けるファンも多くいることでしょう。
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
あぽ~ん
『ミュークルドリーミー』より、脳みそがいっぱいで何も考えられない状態の時に出てくる言葉「あぽ~ん」。
元々使ってたのはまいらちゃんだけだったような気がしますが、口癖が伝染していった様子も、『ミュークルドリーミー』のメンバーみんなの仲良しさが出ていて非常に良いものです。
可愛い女の子が言うから許されるのであって、一般男性が使用すると通報される恐れがあるので注意しましょう。
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
ご唱和ください 我の名を!
『ウルトラマンZ』第1話 特別配信「ご唱和ください、我の名を!」 -公式配信- "ULTRAMAN Z" Episode 1 -Official-
『ウルトラマンZ』より、変身口上であり、主題歌のタイトルであり、第1話のサブタイトルでもある「ご唱和ください 我の名を!」。
単純なかっこよさもありますが、ウルトラマンZさんの微妙に不慣れな日本語感も少し感じて、絶妙なワードセンスだなと聴くたびに思います。
主題歌のド頭から「ご唱和ください 我の名を!」で入るのも、心をつかまれます。
普段アニメは見ているけど、ウルトラマンは見ていないという人も、ぜひこれを機にご覧になってください。
お仕事五番勝負
『仮面ライダーゼロワン』より、第17話~第29話で描かれた「お仕事五番勝負」。
序盤のキャラクター掘り下げがそこまで進んでいるわけでもないうちに始まったこの企画。
最初の生け花はまだしも、その後の数回の対決は物議をかもす部分も多く、『仮面ライダーシリーズ』にしては珍しく、否定的な意見を数ヶ月見続けることになる辛い時期がありました。
「お仕事五番勝負」についてのみ語られがちな作品ですが、その後のアーク編と言われる部分は非常に面白く、令和最初の仮面ライダーとして、素晴らしい作品だったと思っています。
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
そっちの世界のみんな―!
【公式】TVアニメ「巨人族の花嫁」『プレミアム版』2020年7月放送スタート!【PV】
数ある僧侶枠の中でもかなりぶっ飛んでいた作品『巨人族の花嫁』より、CMの冒頭に流れていた「そっちの世界のみんなー!」。
巨人の国の王子と異世界転生した主人公の、濃厚BLという面白い設定のこの作品。
主人公がCMで「そっちの世界のみんな―!」と言った時は世界に激震が走りました。
転生した先からテレビに向かって呼び掛けてくる主人公が未だかつていなかったこと、"そっちの世界"というワードから主人公にとっては巨人の国が自分が住むべき国だという気持ちが既にあること、この2つが相まって聴くたびに笑ってしまう癖のある流行語です。
異世界転生したら言いたい台詞ナンバーワン。
ジビエート
2020年夏にアニメ業界に激震を起こした作品『ジビエート』。
今まで見てきたアニメの全てを見直さなければならないのではないかというほど、これまでの常識を大きく覆した作品です。
これからのアニメ作品も全て、『ジビエート』と比較され評価することになると思うと、身が震える想いです。
どうして本家流行語大賞に『ジビエート』が入っていないのかは、疑問が残るところ。
詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。
〇〇したぐらいで、〇〇するとでも思ったか?
『魔王学院の不適合者』の魔王、アノス・ヴォルディゴード様が使うアノス様構文、「〇〇したぐらいで、〇〇すると思ったか?」。
この構文はまさにアノス様の無敵ぶりの象徴。
「心臓を潰したぐらいで俺が死ぬとでも思ったか?」
「世界の法則になったぐらいで、俺が従うとでも思ったか?」
などなど数々の名言を残していきました。
汎用性は低めですが、無双キャラクターを見るたび誰しもこの構文が頭をよぎることになるでしょう。
詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。
700,000,000,000,000,000,000,000
【ラピスリライツ】LiGHTs「700,000,000,000,000,000,000,000の空で」(アニメサイズver)
『Lapis Re:LiGHTs(ラピスリライツ)』より、楽曲タイトルの一部でもある「700,000,000,000,000,000,000,000」。
初めて見た人はこの意味の分からない桁数に驚いたことと思いますが、「セブンハンドレッドセクスティリオン」と読み、日本語では「7000垓」という数値になります。
とてつもなく大きな数字を言う時の誇張表現の一つとして、ファンの間で親しまれています。
長い時間のことを「一生」と言ったり、大きいお金を「5,000兆円」と言うオタク文化もありますが、これからは「700,000,000,000,000,000,000,000」の時代です。
ちゃんとこの数字にも意味があるので、詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。
ウンザウンザ
バックドロップシンデレラ『忍び足でウンザウンザを踊る』テレビ東京「忍者コレクション」エンディングテーマ
『忍者コレクション』よりエンディングテーマの一部「ウンザウンザ」。
結局『忍者コレクション』を最終回まで見ても「ウンザウンザ」の意味は分かりませんでしたが、調べてみると歌っているバックドロップシンデレラさんが追及している独特なバンドサウンドの名称だそうです。
この楽曲以外にも、「池袋でウンザウンザを踊る」、「少年はウンザウンザを踊る」、「亡霊とウンザウンザを踊る」、「激情とウンザウンザを踊る」、「太陽とウンザウンザを踊る」、「本気でウンザウンザを踊る」など非常にバリエーション豊富な楽曲があるので気になる方はぜひ聴いてみてください。
なんだテメェくそがき
『「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」Rhyme Anima』の第2話より違反マイクを使うモブのリリック「なんだテメェくそがき」。
このモブを何故か江口拓也さんが演じている点や、この画像一枚で分かる破壊力から、男女問わず幅広い層で人気が出ています。
『「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」Rhyme Anima』ってどんな作品?って聞かれたらとりあえずこの画像を見せておけば間違いないでしょう。
まだまだ始まったばかりなので、これから新たな流行語を生み出す可能性にも期待大です。
そう、私です。
『魔女の旅々』より、主人公イレイナの決め台詞「そう、私です。」。
誉め言葉の後に続く流れが美しく、本渡楓さんの優しい声が耳に心地よい、何度でも聴いていたいフレーズ。
原作を読んでいないのでわかりませんが、何やらこのフレーズには重大な意味が込められているとかなんとか。
今後のストーリー展開も非常に楽しみです。
ハッピーアラウンド!
ここ数ヶ月で圧倒的に流行したワード。
『D4DJ』の愛本りんくさんの決め台詞、「ハッピーアラウンド!」。
もはや、全てのアニメのCMに登場するんじゃないかという勢いで、ひたすら「ハッピーアラウンド!」を連呼しています。
アニメが始まる直前のCMになっていることが多く、もはや回避不可能。
このCMを見たらアニメが始まるなと思って間違いないでしょう。
流行は生み出すものだというブシロードさんの考え方や、社運を賭けた本気度が伺える流行語です。
まとめ
ということで今回自分が選んだのは、
何なんだよこのふざけたゲームは…!
それが……ドロヘドロ!
心の肉球にキュンとくる
うるせぇバーカ
山菜取り
Balance:UNLIMITED
あぽ~ん
ご唱和ください 我の名を!
お仕事五番勝負
そっちの世界のみんな―!
ジビエート
〇〇したぐらいで、〇〇するとでも思ったか?
700,000,000,000,000,000,000,000
ウンザウンザ
なんだテメェくそがき
そう、私です。
ハッピーアラウンド!
の17ワード。
ちゃんと全ての単語、知っていましたか?
おわりに
アニメとブログとTwitterばかりしていると、見えてくる世界が偏ってくるなあと、記事を書いていて改めて感じました。
自分の周りでは流行っているかもしれないけど、他では流行っていないかもしれない。
割とどこでも流行っているけど、自分の周りでは流行っていないかもしれない。
流行語を選ぶ人の苦労を少し体験できた気がしました。
このフレーズだけは絶対に入れて欲しい!
そんなフレーズ流行ってない!
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また次の記事で!