『ミュークルドリーミー』第17話「恐怖のプチトマトマン」狂気の神回！好き嫌いも受け入れてくれる優しい結末がまるでいい話【あらすじ・感想】

　好き嫌い。

　子供の頃ってどうしても食べられない食べ物ってありましたよね。

　自分もセロリとアスパラと数の子が苦手でした。

　今回は嫌われる食べ物の代表、プチトマトを描いた狂気の30分。

　第17話「恐怖のプチトマトマン」について語っていきたいと思います。

『ミュークルドリーミー』とは
第17話「恐怖のプチトマトマン」
おわりに

『ミュークルドリーミー』とは

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テレビアニメ「ミュークルドリーミー」番宣

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あらすじ

　日向ゆめはとっても明るく元気な中学1年生。

　ゆめは入学式の前日、お空の上から落ちてきた謎のぬいぐるみを拾います。

　そのぬいぐるみは自らを『みゅー』と名乗り、突然話し始めたのです。

　しかも、みゅーはパートナーと心と心を通じ合わせると

　同じ夢の中に入ることができる『ユメシンクロ』という力を持っているといいます。

　その夜ゆめが見た夢にお空の上にある

　ミラクルドリーミー王国の女王様が現れ、ゆめに告げます。

　みゅーと一緒にドリーミーストーンをいっぱい集めることができたら

　あなたの夢をひとつだけ叶えます、と。

　こうしてゆめは新しい中学校で恋に部活に胸をときめかせながら

　みゅーと共にドリーミーストーンを集めることになるのです。

引用元：『ミュークルドリーミー』公式HP ストーリーより

スタッフ

原作：サンリオ
監督：桜井弘明『デ・ジ・キャラット』『ジュエルペットハッピネス』『まちカドまぞく』
シリーズ構成：金杉弘子『ジュエルペットシリーズ』『RobiHachi』『ハクション大魔王2020』
キャラクターデザイン：古木舞
アニメーション制作：J.C.STAFF
音楽：川田瑠夏『きんいろモザイク』『ご注文はうさぎですか?』『すのはら荘の管理人さん』
音楽制作：MASTERHOOD

キャスト

みゅー：豊崎愛生
ぺこ：久保ユリカ
すう：金元寿子
ねね：高野麻里佳
れい：田村睦心
日向ゆめ：村上奈津実
月島まいら：伊藤彩沙
今井ことこ：幸村恵理
安西ときわ：ファイルーズあい
南川朝陽：小林裕介
ゆに：釘宮理恵
つぎ：久野美咲
はぎ：藤原夏海
お空の上の女王さま：井上喜久子
杉山遼仁：小越勇輝
沢村百合：市ノ瀬加那
緑野わかば：広瀬ゆうき
赤名かえで：真野あゆみ
白石はな：貫井柚佳

第17話「恐怖のプチトマトマン」

あらすじ

　夏休みに入り、夏の日差しがキラキラとゆめちゃんの家の庭にも降り注いでいます。
　ゆめちゃんは夏が大好きですが、一つだけ嫌なことが。
　それは、夏になると旬を迎え、庭でたわわに実るプチトマト達……。

　そう、ゆめちゃんはプチトマトが大の苦手なのです。
　一方、お空から落ちてきて一番最初に食べたのがプチトマトだったみゅーちゃんは、プチトマトが大好き！

　ゆめちゃんにプチトマトを好きになってもらおうと頑張るのですが、それがきっかけで二人はケンカしてしまって……。

引用元：『ミュークルドリーミー』公式HP エピソードより

スタッフ

脚本：横谷昌宏
絵コンテ：大地丙太郎
演出：石田美由紀、森田侑希
作画監督：川島明子、関本美穂
総作画監督：藤井昌宏

ピックアップポイント

夢に出てくるプチトマトマン

　「やあ、僕はプチトマトマン！オリーブオイルと塩とコショウだけが友達さ！」

　夏休みの宿題をしているゆめちゃんの元に現れたのはプチトマトマン。

　軽快な挨拶と共に顔の一部を差し出してきます。

　プチトマトが苦手なゆめちゃんは絶叫、思わず倒れると実は夢。

　ひとまず安堵するも、みゅーちゃんは栄養たっぷりだしプチトマトを食べた方がいいとゆめちゃんに勧めるのです。

　開幕から狂気全開。

　さすが横谷さん脚本に大地丙太郎さんコンテ。

　既に神回の予感がプンプンします。

プチトマトが苦手なゆめちゃん

　ときわちゃんは親戚からプチトマトを大量に送られておすそ分けをしようと考えており、

　ことこ先輩はプチトマト栽培ロボを作っているというプチトマトまみれな日常。

　ゆめちゃんはプチトマトの味も食感も匂いもでろ～んとしたところも全て苦手。

　このカットはすごく大地丙太郎さんらしさを感じる1枚です。

　プチトマトやトマト、苦手な人結構多いですよね。

　自分はトマトずっと大好きなので共感度合いは低めですが、嫌いになる理由もわからなくはないです。

　まあこの後の話でそんな好き嫌いという次元の話ではなくなるのですが…

納豆が苦手なまいらちゃん

　まいらちゃんは納豆が苦手。

　関西人の人って納豆苦手な人多いらしいですね。

　特にアイドルをしているまいらちゃんにとってはその匂いはかなり気にするところなのでしょう。

　そんなところも可愛い。

　ちなみに中の人の伊藤彩沙さんは京都出身ですが、納豆卵かけごはんが好きとの情報アリです。

みゅーちゃんのプチトマト料理

　家に帰るとみゅーちゃんがプチトマト料理の数々を作って待っていました。

　なんとかゆめちゃんにプチトマトを好きになってもらおうと、みゅーちゃんなりの愛情がたっぷり詰まっています。

　プチトマト寿司にプチトマトうどん、プチトマト味噌汁にプチトマト大福。

　好き嫌いという次元を超えて食べたくなさすぎる…

　プチトマト寿司の脇にはしっかりとわさびも添えてありますが絶対に合わないですよね。

　喧嘩になってしまったゆめちゃんとみゅーちゃん。

　そんな隙を逃さず、ゆに達の悪の手が忍び寄ります。

プチトマトの悪夢

　学校に行くと段ボールを持ったときわちゃんがやってきます。

　段ボールの中身はいっぱいにつまったプチトマト。

　思わず廊下に飛び出して逃げると、正面からやって来たのはことこ先輩。

　プチトマト栽培ロボを完成させたことこ先輩からの優しいおすそわけです。

　ロボットのデザインもプチトマトの出方も悪夢すぎる…

　細かいところですが、ロボットの目もプチトマトのデザインになっています。

　校庭に逃げ出すとそこには憧れの杉山先輩が。

　ちょうどお弁当を食べるところだったと杉山先輩がお弁当箱を開けると中には物理法則を無視した量のプチトマトが。

　ときめく壁ドンのシーンですがさすがのゆめちゃんもこれは夢の中だと気付き逃走。

　プチトマトマンとなったプチトマトたちがその背中を追います。

具現化するプチトマトマン(マッチョ)

　ゆにの「スーパーデラックスゆにっちゆにっちアビス」の力を受け、プチトマトマンたちが融合。

　夢の中から現実世界に具現化して登場し、プチトマトを集め始めます。

　現実世界で本当にプチトマト栽培ロボを完成させていた、ことこ先輩。

　プチトマト栽培ロボが栽培したプチトマトを奪われてしまいます。

　次に襲われたのはときわちゃん。

　田舎から送ってもらったプチトマトを段ボールごと奪われてしまいます。

　このカットでは赤髪のときわちゃんの頭の上にヘタを描くという止めて見ないとわからないような小ネタも。

街中の人にプチトマトを食べさせようとするプチトマトマン

　街中の人を襲い、無理やりプチトマトを食べさせようとするプチトマトマン。

　この適当なニュース映像も大地丙太郎さんらしさを感じます。

　このままではドリーミーメイトのことがばれてしまう。

　ゆめちゃんとみゅーちゃんは"ユメシンクロ"でプチトマトマンの元凶をなんとかしようと試みます。

ゆめちゃんの夢の中

　"ユメシンクロ"で入ったゆめちゃんの夢の中ではもう一人のみゅーちゃんがせっせとプチトマト料理を作っていました。

　プチトマトショートケーキにプチトマトタルト、プチトマトパフェにプチトマトカレー、プチトマト串にプチトマトパスタ。

　先ほどまではなかったものも含め、より一層パワーを増したプチトマト料理。

　思わず小屋を飛び出そうとすると外には大量のプチトマトマンが。

　逃げ場を失ったゆめちゃん。

　プチトマトマンを消すにはみゅーちゃんが作ったプチトマト料理を全て食べ尽くすしかない！

　トマトに砂糖をかけるとイチゴ味になるという一縷の望みにかけるも失敗。

　外ではプチトマトマンが、

　「ぼくを食べて…ぼくを食べて…ぼくを食べて…ぼくを食べて…ぼくを食べて…」

　と連呼。

　なんなんだこのアニメは…

　ドリーミーメイトたちがゆめちゃんの代わりにプチトマト料理を食べるも最後の1つを残してみんなリタイア。

　このままではみゅーちゃんがプチトマトマンに連れていかれてしまう。

　意を決してゆめちゃんは残された最後の1個のプチトマトを口にします。

　全てのプチトマトマンは消失。

　ゆめちゃんとみゅーちゃんは仲直り。

　見事に万事解決したのでした。

翌朝の日向家

　朝起きてキッチンに行くとそこにはプチトマトの山が。

　"夢で食べられたんだから"と思い一口食べるも、やっぱり苦手なプチトマト。

　「ママは子供の頃嫌いなものとかなかったの？」

　「そうね、しいたけがどうしても食べられなかったかな。でも今は大好き。」

　「だからゆめも大人になったらトマト美味しく食べられるようになるわよ。」

　今どうしても好き嫌いを克服しろと押し付けるわけではない、優しさに満ち溢れたお母さん。

　『ミュークルドリーミー』らしい個性を大切にした締め方に、まるでいい話だったみたいな雰囲気が漂うのでした。

夢占い

　夢占いまでプチトマト。

　もうしばらくトマトは見なくていいかなと思うほどトマト尽くしの30分でした。

おわりに

　子供の頃好き嫌いはよくないと言われていたけれど、大人になると別に割とどうでもいい食べ物の選り好み。

　自分も普段マルチビタミンで栄養摂取して、他は鶏むね肉と炭水化物しかとらない偏食家なので、好き嫌いするなと押し付けてこないこの話に救われた気持ちです。

　過程はとんでもないけど、いい感じにしっかりと締める横谷さんと大地丙太郎さんらしい神回でした。

　自分もトマト嫌い！

　苦手なものがあったけどこの話を見て救われた！

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　今後もアニメに関する記事を毎日投稿していきますので、ぜひご覧ください。

　また次の記事で！

ただアニメをほめるだけ

心から見て欲しいと思えるアニメ、アーティスト、声優等を紹介します。時々筋トレも。

『ミュークルドリーミー』第17話「恐怖のプチトマトマン」狂気の神回！好き嫌いも受け入れてくれる優しい結末がまるでいい話【あらすじ・感想】

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第17話「恐怖のプチトマトマン」

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ピックアップポイント

夢に出てくるプチトマトマン

プチトマトが苦手なゆめちゃん

納豆が苦手なまいらちゃん

みゅーちゃんのプチトマト料理

プチトマトの悪夢

具現化するプチトマトマン(マッチョ)

街中の人にプチトマトを食べさせようとするプチトマトマン

ゆめちゃんの夢の中

翌朝の日向家

夢占い

おわりに