ついに我が家にホームジムが完成しました。
ホームジムを導入するにあたって、考えることはたくさん。
今回は自分と同じく、ホームジムを導入すべきかどうか、するとしたら何を買えばいいのか悩んでいる人に向けて、
メリットやデメリットなど、自分が購入に至るまでに考え、調べたことをまとめていこうと思います。
ホームジムで出来ること
念願のホームジムが完成してしまった pic.twitter.com/aEKgjrVTe2
— りつ (@ulotti) July 19, 2021
ホームジムで出来ることをまず明確にしておかないと、導入すべきかどうかの判断ができません。
ちなみにこの記事で言うホームジムは、ラック及びバーベル・プレートを購入することを指しています。
ホームジムの導入を考えている人は、基本的にダンベルとベンチは家にあるという前提でお話するのでご了承ください。
おすすめのダンベルとベンチはこちらの記事からどうぞ。
バーベルベンチプレス
ホームジムを導入したい一番の理由はやはりバーベルベンチプレスなのではないでしょうか。
最も王道な種目であり、バーベルベンチプレスが何kg上がるかでトレーニーとしてのレベルが測られがち。
コンパウンド種目でありミッドレンジ種目として、大胸筋に大きな負荷をかけるのには欠かせません。
自分も元々家ではダンベルベンチプレスをしていましたが、どうしても普段からバーベルベンチプレスがしたいという気持ちが抑えられず、
ホームジムを導入しようと考え始めたのでした。
バーベルスクワット
自分の中でホームジムを導入したい最も強い動機がバーベルスクワットでした。
ダンベルスクワットで片方40kgずつ、合計80kg持ってトレーニングしていると、脚より先に腕が疲れてしまいます。
また、脚幅をかなり狭くしないとダンベルが脚に当たってしまうため、脚幅をワイドにしてのスクワットができません。
腕は痛いし、脚幅が狭い変な姿勢なのでフォームの維持も難しく、大殿筋への負荷も少なめ。
さらに80kgを超える重量にはできないということもあり、ダンベルホームトレーニーにとっては課題が山積みです。
バーベルスクワットにするだけで、これらの問題が一気に解決。
脚を大きくしていくのに避けては通れない種目ですから、この1点だけでもホームジムをおススメ出来ます。
チンニング・ベントオーバーロー・デッドリフト
背中の最強自重種目・チンニング。
人によってはラックまでは導入せずとも、チンニングスタンドぐらいなら導入している人もいるかもしれません。
自分自身もラックを購入する前は、ドアや壁等に取り付けるタイプのチンニングバーを利用していました。
とはいえ、ワイドで行う際の幅に限度があったり、パラレルグリップでのトレーニングはできなかったり、不満点も多々。
やはりラックで行うチンニングは自由度が段違いで高く、トレーニングの幅が広がりました。
他にも背中の種目で言うとベントオーバーローやデッドリフトが出来るのも大きなメリット。
ダンベルでは足りない高重量を扱うのにはやはり、ホームジムが非常に優れています。
他にもバーベルだからこそできる種目は盛りだくさん。
導入する際は、自分のトレーニングの不満点がホームジムで出来ることによって改善されるかどうかをよく考えるようにしましょう。
ハーフラックとパワーラックどっちが良い?
ホームジムの導入が決意できた方は、次にハーフラックとパワーラック、どちらかを選ぶ選択を迫られます。
人によって環境や考え方も違うと思うのでそれぞれのメリット・デメリットも紹介していきたいと思います。
パワーラックのメリット・デメリット
スクワットで後ろに倒れても大丈夫
パワーラックの特徴は手前部分が柱になっていること。
これによってラックが箱型になっており、スクワットで後ろにバランスを崩したとしても倒れなくて済みます。
しかし実際のところ、スクワットで後ろにバランスを崩すことはほとんどありませんし、自分は特に必要性を感じませんでした。
低価格帯で購入できるものがある
アイロテックさんのパワーラックは非常に安価。
たった5万円で購入できます。
柱の太さが細かったり、セーフティーバーの耐久性や、調整するための穴の数が少なかったり、細かいところで気になる点もありますが、
出費を抑えたい人にはおすすめしたい商品です。
自分は一生に一度の買い物になるかなと思ったので、少し奮発したという感じ。
ハーフラックのメリット・デメリット
堅牢性とコストパフォーマンスを兼ね備えている
自分が購入したこちらの「ONI ハーフラック」は、柱が7.5cm角かつ、厚さ3mmの鋼材を使用しており、圧倒的な堅牢性を誇ります。
総重量は約150kg、耐荷重も500kgあり、安心してトレーニングが行えるのは大きなメリット。
一歩間違えれば大きな事故になりかねない、高重量のトレーニングを行うからこそ頑丈さは重視したいところです。
また、セーフティーバー調整用の穴も非常に多く、体型やフォームにあった位置でしっかりと身体を守ることが出来ます。
それでいて価格は9万円弱。
堅牢性とコストパフォーマンスが絶妙に素晴らしい。
省スペース
ハーフラックはパワーラックと比較して、非常に省スペース。
現在自分は6畳の部屋にハーフラックを置いていますが、前後左右にしっかりとスペースを確保できています。
パワーラックの場合はどうしても箱型になってしまう関係上、スペースを大きく取り、なおかつ圧迫感があります。
ダンベルも併用してトレーニングを行う際は、パワーラックにダンベルがぶつからないような位置調整も必要になり、6畳ではスペースが足りない可能性も。
6畳以上の部屋をホームジムにする予定の人は問題ありませんが、狭めの部屋を利用しようと思っている人には、ハーフラックがおすすめです。
購入するラックの選び方
ハーフラックかパワーラックかが決まったら後は商品を選んで行く作業になります。
人によってこだわりが異なると思いますが、自分のこだわったポイントをまとめますので、参考にしていただければ幸いです。
オプションの有無
自分がもっともこだわったのは、オプションパーツの有無。
・ラットマシン、ロープーリー
・ディップス
・プレートツリー
この3点が付けられるものを厳選して選んで行きました。
広背筋・大円筋をターゲットとしたラットプルダウン、僧帽筋をターゲットとしたシーテッドロー、上腕三頭筋をターゲットとしたディップス、
どの種目もラックを購入しなければ自宅ではできない大切な種目です。
加えてラットマシンはケーブルプレスダウン等にも使うことができ、有用性に満ち溢れています。
また、プレートツリーも一体型のものが良いと思っていました。
別売りの物を購入する選択肢もありますが、一体型の方がプレートを持って移動する距離を短くすることができ、なおかつ非常にカッコイイ。
今メニューとして採用していない種目であっても、後にやりたくなることもあると思いますので、オプションを付けることによる選択肢は多い方が良いと言うのが個人的な意見です。
セーフティーバーの長さ
セーフティーバーは長ければ長いほど命を守ってくれる範囲が広がりますが、短ければ短いほど、省スペースに収まります。
画像のPOWERTECのハーフラックはセーフティーバーが短いことで有名。
トレーニングに慣れている人であれば、セーフティーバーが短くても扱えると思いますが、
自分は少し不安だったところもあり、セーフティーバーが長い商品を選択しました。
各個人の好みやレベルに合った商品を選びましょう。
価格
ラックの価格はピンキリ。
概ね、5万円~20万円ぐらいの価格幅があります。
安い商品には安い理由がありますし、高い商品にも高い理由があります。
自分の財布と相談しながら、自分がどこまでの物を求めているのか、
購入した時の満足度が最も高くなる商品をしっかり選ぶようにしましょう。
おすすめ商品
これまでの内容を踏まえて、自分が実際にどれを購入するか迷った、すなわち間違いなくおススメできる具体的な商品を挙げていこうと思います。
超低価格帯バーベルスタンド
ベンチプレスとスクワットとチンニングが出来るなら、確かにこれでいいよねと納得させられる、超コストパフォーマンス重視の商品です。
とにかく安くホームジムを導入したいという人におススメ。
スペースもほとんど取らないと言っても過言ではありませんし、ただのチンニングスタンドを購入するぐらいなら、この多機能な商品の方が実用性が高いです。
IROTEC マスキュラーラックシステム140
全てが一つにまとまった、頭を悩ませずに購入できる素晴らしい商品。
ラックどころかプレートもシャフトもベンチも付いてきますし、ラットマシン、ロープーリー、ディップスのアタッチメントも付属しています。
全てが同じメーカーで統一されているという美しさもありますし、機能的にも十分。
とりあえず本格的に筋トレを始めたいという方には、これほど優れた商品もないでしょう。
こんなに揃っていて、この価格でワンクリックで買えるのは他の商品ではあり得ません。
ONI ハーフラック
こちらは実際に自分が購入した商品。
この記事に記載した、ありとあらゆる自分のこだわりポイントがしっかりと抑えられていたハーフラックで、実際かなりの大人気商品。
自分も注文してから約1か月後に届く形となりましたし、ラットプルダウンのオプションはまだ到着していません。
今のところ一切不満がなく、長い人生このハーフラックと共に過ごしていくのかと思うと幸せな気持ちで一杯です。
POWERTEC(パワーテック) ハーフラック
セーフティーバーが短く、省スペースである点、
そして唯一無二のイエローカラーは、家に置いた時の圧迫感がかなり軽減されます。
ラットマシン・ロープーリーのアタッチメントが追加できるのも非常に魅力的なポイント。
価格帯も「ONI ハーフラック」とほぼ同じ。
この2商品はホームジムを導入しようと考えるほとんどの人が悩むところかと思います。
スペース効率・安全面・デザイン等を比較しながら、自分に合った商品を選択しましょう。
ROGUEハーフラックセット
価格は高くなりますが、本格的なハーフラックを求めるならROGUEのハーフラック。
堅牢性は競技水準、追加パーツもより安全性を高めるものになっています。
組み立て方の説明や、サポートも非常に厚いメーカーで、安心・信頼をお金で買えると思えばかなりアリな選択肢。
コストパフォーマンスよりも、安全面に投資をしたい方にはおススメの商品です。
ROGUEはバーベルやプレートも非常にオシャレで、メーカーで統一した時の美しさはピカイチ。
もう少し自分がお金持ちだったら、こちらのラックを買っていたかもしれません。
まとめ
・ホームジムならバーベルを使った高重量種目が可能!
・パワーラックとハーフラック、それぞれ違った良さがある!
・オプション、セーフティーバーの長さ、価格が大切な選考基準!
おわりに
今回は、ホームジム導入にあたって自分の考えたことを簡単にまとめました。
安い買い物ではないですが、トレーニングの強度が大きく上がりますし、これほどモチベーションが向上するワクワク感を感じることも無いでしょう。
一部屋丸々使ってホームジムを作るとなれば、自ずとトレーニングしないといけない環境が生まれるので、サボることも無くなります。
ホームジムを導入するか悩んでいる人は思い切って一歩踏み出してほしいなという想いです。
次回はバーベル・プレートを購入した際に考えたこともまとめたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
また次の記事で!