ただアニメをほめるだけ

心から見て欲しいと思えるアニメ、アーティスト、声優等を紹介します。時々筋トレも。

アニソン総選挙2020に投票する楽曲を丸1日かけて本気で選んでみた【エッセイ】

 SNSを中心に噂のアニソン総選挙2020。

 

 あなたの一番好きなアニソンは何ですか?

 

 シンプルだけど無茶苦茶難しい質問ですよね。

 10年以上アニメを見ていると何万曲何十万曲というアニソンに触れる機会があります。

 そんな中から、自分の一番好きなアニソンTOP3を厳選に厳選に重ねて選んだので、自分ならどんな楽曲を選ぶか考えながら読んでいただければと思います。

 

アニソン総選挙2020とは

 テレビ朝日系で放送の「総選挙シリーズ」の1つとして先日ツイートされたこちらの企画。

 この記事を書いている時点で約10000RTされており、TwitterというSNSでのアニメ人気の高さが伺えます。

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 投稿フォームはいたってシンプル。

 もはや理由を書く欄すらありません

 こちらのツイートから投稿フォームへ飛べるので、この記事を読み終わったらぜひ投稿して見てください。

アニソン総選挙2020への心構え

 実際ランキングの上位に入るのはおそらく超有名アニメの超有名楽曲ばかり。

 1位はLiSAさんが歌う『鬼滅の刃』OPテーマ「紅蓮華」とかになるでしょう。

 それはそれで、ちょっと時代が変わったような感じがして面白そうですが、そこはどうでもいいんです。

 

 この記事を書く前にもTwitterで何人ものランキングを見てきました。

 どれも人それぞれすごい個性的で、その人の人生に影響を与えた楽曲なんだなあと感じられる選曲をしていました。

 寝る間も惜しんでアニメを見続ける生粋のオタク達が選ぶ、

 人生で一番のアニソン

 ランキングには入らないマイナーな曲ばかりでも、好きなものを思いっきり発表する機会、それを見られる機会をくれたこの企画に感謝です。

 

 とはいえ、毎年一部のオタクの中で根付いている文化に、その1年のアニソンを振り返る「アニソン10選」という企画があります。

 このブログでも2017年から記事にまとめているので、もしよかったらこちらの記事もご覧ください。 

www.tadahome.info

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 あまりにも有名すぎる楽曲を選んでしまうと底が浅いと思われてしまうんじゃないかと考えてしまって、なかなか素直に曲を選べないのがオタクの難しいところ。

 斜に構えずに自分のアニメ人生を振り返って人生ベスト3のアニソン、選んでいきたいと思います。

 

第3位

『ロミオの青い空』OPテーマ、

「空へ…」/ 笠原弘子(作詞:佐藤ありす 作曲:岩崎琢 編曲:若草恵)


ロミオの青い空 第1話「アルプス!小さな村の大事件」

 ほぼ全ての『世界名作劇場シリーズ』を見てきた自分が、一番大好き一番人におすすめしたいと思っている名作、『ロミオの青い空』。

 家計を助けるために自分自身を売りに出し、煙突掃除夫として働くロミオ

 きつい煙突掃除の仕事や親方からの辛い仕打ちを受けながらも、親友アルフレドや煙突掃除夫の仲間「黒い兄弟」と共に強い絆を育んでいく熱い友情物語です。

 

 ロミオアルフレドの友情関係の描かれ方が本当に素晴らしく、終盤は毎話毎話ボロボロ涙を流しながら何度も繰り返してみていました。

 そんな名作『ロミオの青い空』の象徴ともいえるOPテーマが、「空へ…」

 

 歌うのは声優はもちろん、歌手としても『超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-』などで非常に有名な笠原弘子さん。

 作詞はあの「Choo Choo TRAIN」や『七つの海のティコ』の「Sea loves you」を手掛けた佐藤ありすさん。

 作曲は『天元突破グレンラガン』や『魔法科高校の劣等生』など数々の名作のBGMを手掛けた岩崎琢さん。

 編曲はJ-POPや演歌、『機動戦士ガンダムΖΖ』の「サイレント・ヴォイス」、そしてこの作品のBGMも担当されている若草恵さん。

 超強力なメンバーが勢揃いで作られた楽曲となっています。

 

 スイスを舞台にした本作にぴったりなカントリー系の、広大さを感じるメロディ。

 ロミオ優しくて前向きな気持ち。

 煙突掃除夫として様々な苦難を味わいながらも、アルフレドや「黒い兄弟」たちと結束して自由な未来をつかもうとする明るい未来を切望する気持ち。

 アニメ終盤になればなるほど感情移入してしまう気持ちが、見事に歌詞にもメロディーにも表れています。

 笠原弘子さんの透き通るような美声がまた素晴らしい。

 

 放送から25年経った今も色あせない、永遠に語り継いでいきたい名曲です。

 

第2位

『蒼き鋼のアルペジオ』キャラクターソング、

「My Admiral」/ タカオ(CV:沼倉愛美)(作詞:堀江晶太 作曲:光海ひろあき 編曲:WEST GROUND)


Trident 1st ALBUM「Purest Blue」全曲クロスフェード

 動画の5分あたり。

 2013年に放送されたSF海洋戦記アニメ、『蒼き鋼のアルペジオ』。

 "霧"の艦隊と呼ばれる、第二次世界大戦時の軍艦を模した大艦隊が、世界中の海を牛耳る世界。

 主人公、千早群像が"霧"の艦隊にはない指揮官という概念戦術を巧みに用いて、"霧"の艦隊を時には説得し、時には撃破しながら人類の切り札「振動魚雷」をアメリカへ移送するまでのお話です。

 3DCGによる迫力満点で戦術面も非常に綿密に練られた艦隊戦

 それぞれの艦艇のメンタルモデルと主人公千早群像との関係性

 主要キャスト3人によるユニットTridentの名曲の数々など、

 全人類に見て欲しい僕の大好きなアニメです。

 

 そんな名作『蒼き鋼のアルペジオ』の中でも大好きな名曲、「My Admiral」

 歌うのは僕が昔から大好きな声優、そのかっこよさから女性ファンも多い、タカオを演じる沼倉愛美さん。

 作詞はPENGUIN RESEARCHとしても絶賛大活躍中、「No pain, No game」や「純真Always」など数々の楽曲を提供してきた堀江晶太さん。

 作曲はマルチクリエイターの光海ひろあきさん。作詞や映像編集など幅広いシーンで活躍されています。

 編曲はFlying Dogを代表する作曲家、後に沼倉愛美さんソロ名義の楽曲も多く担当するWEST GROUNDさん。

 キャラクターソングにしてはあまりにも豪華すぎるメンバーがそろっています。

 

 タカオの強気な性格にぴったりな攻め攻めのナンバー

 無限にリピートして聴きたい、のメリハリがはっきりしていてかっこいい、初めて聴いた時からずっと聞き惚れている素晴らしいメロディです。

 

 そんなメロディとは裏腹に、歌詞はタカオ群像への強い気持ちを歌ったラブソングになっています。

 タイトルの「My admiral」の意味は「私の艦長」

 人間風情に負けるわけがないと思っていたタカオ群像に戦略で敗北を喫し、艦長としての千早群像に興味を持ちます。

 そこから群像の、優しく冷静沈着で、度胸もある人柄に触れ、一人の人間として、群像を好きになっていく。

 でもそんな気持ちを素直に口に出せない「ツンデレ重巡」、それがタカオの魅力です。

 

 そんなタカオ群像のために自分を犠牲にして他者を救う

 勝利のみを求める"霧"の艦隊としてありえない行動に出るのが

 第10話「その身を捧ぐ」

My Admiral この身朽ちても

貴方だけは絶対 守ることを誓う

傍にいられるなら 形骸(カタチ)なんて

何も望まない One sided love

引用元:「My Admiral」/ タカオ(CV:沼倉愛美)

 この歌詞が第10話のタカオの気持ちに寄り添い過ぎていて、聴くたび泣いてしまうんですよね。

 あんなに人間に否定的だったタカオが、どんどん群像を好きになって、群像のためにその身を捧げる。

 "乙女のプラグイン"とも呼ばれるタカオの大きな心情の変化は『蒼き鋼のアルペジオ』の大きな魅力の一つでもあり、それを象徴する「My Admiral」という楽曲。

 あまり多くの人には知られていない曲ではありますが、キャラクターやストーリーにぴったりと寄り添った素晴らしいアニソンです。

 

第1位

『映画 スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』の主題歌・挿入歌、

「Twinkle Stars」/ キュアスター(CV:成瀬瑛美)、キュアミルキー(CV:小原好美)、キュアソレイユ(CV:安野希世乃)、キュアセレーネ(CV:小松未可子)、キュアコスモ(CV:上坂すみれ)(作詞:大森祥子 作曲・編曲:高木洋)


『映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』3DCGのダンス TV特別Verが解禁!

 2019年10月19日に公開された『映画 スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』。

 10年とか20年アニメ見てきて、1年以内の楽曲を1位に選ぶのかよと思われる方もいるかもしれませんが、大好きなものは大好きだから仕方ない

 

 作品の紹介も楽曲の紹介も、もうこちらでたっぷりしているのでこちらの記事をご覧ください。

www.tadahome.info

 ちなみに上にリンクを貼った、2019年アニソン10選でもこの楽曲を選んでいます。

 

 歌うのは『スター☆トゥインクルプリキュア』でプリキュアを演じる5人

 作詞は、『けいおん!』、『Go!プリンセスプリキュア』、『キラキラ☆プリキュアアラモード』などで数々の名曲を世に送り出してきた大森祥子さん。

 作曲・編曲は『ドキドキ!プリキュア』から『魔法つかいプリキュア!』までの劇伴等を担当されていた高木洋さん。

 近年の『プリキュアシリーズ』を支えてきたメンバーによって、生まれるべくして生まれた名曲です。

 

 劇中で流れる「星のうた」のオルゴールの音色をふんだんに使ったこちらの楽曲。

 言葉が通じないユーマで通じ合うというストーリーにおいても非常に重要な役割を担っています。

 

 映画やテレビシリーズでも描かれる共通のテーマは「多様性」

 一緒に過ごした思い出を心の支えにして、自分が進むべきそれぞれの道に、それぞれの未来に踏み出そうという強いメッセージ性が汲み取れる歌詞です。

 

 一人一人煌めく星として一人一人空で輝く

 その線を結べば星座と言う名の絆になる。

 

 「さよならはさよならじゃない」

 

 特にこの楽曲への思い入れが強くなったのが、2020年2月に開催されたイベント、

『スター☆トゥインクルプリキュア感謝祭』。

  感想はこちらの記事でまとめています。

www.tadahome.info

 それぞれのプリキュアはもちろん、スタッフ・キャスト・参加者にとってもより特別になった楽曲「Twinkle Stars」

 辛い時も悲しい時もこの曲を思い出せば、また元気に前へ進める。

 僕の人生のバイブルになった1曲です。

 

 少し前までは僕の中で「My Admiral」を超える楽曲はないだろうなと思っていたし、

 プリキュアシリーズで一番好きな楽曲は「MOON~月光~ATTACK」から永遠に変わらないだろうと思っていました。

 新しいアニメに触れていくことで自分では想像できないような出会いがあるのが、アニメ・アニソンの素晴らしいところですね。

 

おわりに

 改めて振り返ってみると好きになるアニソンってそのアニメごと好きになったり、歌っているキャストごと好きになったりしますね。

 自分は1つの曲として好きになるというよりも、

 そのコンテンツ全体を好きになったときに、そのアニソンも好きになっているのかもしれません。

 

 皆さんはどんな3曲を投票に入れましたか?

 ぜひ理由も併せてコメントやリプライで語ってくれると嬉しいです!

 

 最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。もし記事が良かったなと思ったらSNSへのシェア、Twitterのフォロー等、ぜひともよろしくお願いいたします。

 今後もアニメに関する記事を毎日投稿していきますので、ぜひご覧ください。

 また次の記事で!