1998年の東映版『遊☆戯☆王』から、現在放送中の『遊☆戯☆王SEVENS』まで数多くのテレビアニメが放送されてきた『遊☆戯☆王シリーズ』。
自分も子供の頃に『遊☆戯☆王』と出会い、デュエリストとしてプレイしている時期もありましたし、アニメも現在の『遊☆戯☆王SEVENS』まで欠かさず見てきました。
今回は人格形成に大きく影響するほど自分の人生と共にあった『遊☆戯☆王シリーズ』の主題歌について、語っていきたいと思います。
- 『遊戯王シリーズ主題歌総選挙』とは
- 個人的な各シリーズ一番大好きな楽曲について
- まとめ
- おわりに
『遊戯王シリーズ主題歌総選挙』とは
先週放送された、『アニメソング総選挙2020』。
「紅蓮華」と「残酷な天使のテーゼ」の一騎打ちの構図はとても新鮮で、多くのメディアで取り上げられました。
このブログでも放送の1か月半前に自分が投票するんだったらどの曲に投票するかという記事と、放送終了後に番組自体のまとめ記事を書かせていただきました。
このランキングの中には、『遊☆戯☆王シリーズ』の楽曲が入っておらず、一人の『遊☆戯☆王シリーズ』ファンの #遊戯王シリーズ主題歌総選挙 というハッシュタグからこの企画が始まりました。
一人のファンから始まった企画は、多くの『遊☆戯☆王シリーズ』ファンからの共感を呼び、ハッシュタグは大盛り上がり。
主題歌を歌唱しているKIMERUさんや、作曲家のIKUOさん、アニメーターの加々美高浩さんを筆頭に作品に携わっているスタッフの方々も数多くこちらのハッシュタグでつぶやかれていました。
まさかこんなにもこのハッシュタグが盛り上がるとは誰も予想だにしていなかったと思いますし、『遊☆戯☆王シリーズ』ファンにとっても素晴らしい一夜となりました。
6日21時~7日12時半までの15時間半!集計有効票数4246票!あらためましてタグへのたくさんのご参加ありがとうございます!最終集計が完了しましたので、ベスト20……といいたいところですが、19位が3曲同率だったため、ベスト19をお届けします!#遊戯王シリーズ主題歌総選挙 pic.twitter.com/XdaUwfIHd8
— 重曹ぬめり。@A( `・-・´ )A (@numeri_numenume) September 7, 2020
※ツイート掲載許可は頂いております。
4246票の投票があり、結果としては上のツイートのようなランキングとなりました。
重曹ぬめり様、集計本当にお疲れ様でした。
東映版『遊☆戯☆王』から2曲。
『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』から4曲。
『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』から6曲。
『遊☆戯☆王5D's』から5曲。
『遊☆戯☆王ZEXAL』から2曲。
『遊☆戯☆王ARC-V』から1曲。
『遊☆戯☆王VRAINS』から1曲。
思ったよりもシリーズごとに票が割れたのもかなり意外な結果でした。
みなさんが好きな主題歌はランクインしていましたか?
個人的な各シリーズ一番大好きな楽曲について
もうとっくの昔に投票は終わっているのですが、こんな機会でもないと『遊☆戯☆王シリーズ』の主題歌について熱く語れるタイミングはそうそうありません。
ということで、自分が個人的に大好きな楽曲について語っていこうと思います。
せっかく自分が全シリーズ見ている点と、偏りをなくしたいという点を考慮して、
各シリーズから1曲ずつの選出です。
『遊☆戯☆王ZEXAL』と『遊☆戯☆王ZEXAL II』は1つのシリーズとして扱う、劇場用アニメは省略するというところはご了承ください。
東映版『遊☆戯☆王』
「渇いた叫び」/FIELD OF VIEW
作詞・作曲:小松未歩 編曲:小澤正澄
歌うのは『ドラゴンボールGT』主題歌、「DAN DAN 心魅かれてく」でもおなじみFIELD OF VIEWさん。
意外と超有名なこの2曲をどちらもFIELD OF VIEWさんが歌われていることを知らない方も多いのではないでしょうか。
作詞・作曲は『名探偵コナン』の「謎」や「あなたがいるから」、『モンスターファーム 〜円盤石の秘密〜』の「風がそよぐ場所」も歌われている小松未歩さん。
編曲はZARDさんやWANDSさん、倉木麻衣さんの楽曲も手掛けている小澤正澄さんが担当しています。
言わずと知れた名曲というやつですね。
『遊☆戯☆王』に東映版という存在があることを知らない人でもこの楽曲を知っているのではないでしょうか。
『遊☆戯☆王シリーズ』の主題歌はいわゆる"アニソンっぽい"楽曲がほとんどないのも大きな特徴。
J-POPアーティストがアニソンを歌うのが主流だったという時代の流れもありますが、アニソンアーティストの起用も後のシリーズでもそこまで多くありません。
その文化はある意味この東映版から続いています。
表現はマイルドになっていたものの、作品全体のホラー感が強かった東映版『遊☆戯☆王』の方向性を表すようにAメロBメロの歌詞は負の印象な言葉が多め。
だからこそサビに入ってからの開放感と青春のきらめき感が際立ちます。
"闇が もう一人の自分をつくる"、"駆け引きがカギ"など本編とリンクする歌詞も散りばめられており、『遊☆戯☆王』にぴったりな1曲です。
個人的には懐かしさと歌った時の気持ちよさ、楽曲の知名度もあるのでカラオケで何歌うか迷ったときに入れることも多いです。
『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』
「Shuffle」/ 奥井雅美
作詞:奥井雅美 作曲・編曲:矢吹俊郎
歌唱と作詞は『少女革命ウテナ』の「輪舞-revolution」や、JAM Projectでの活動など、アニソンシーンを代表する女性シンガーの奥井雅美さん。
作曲・編曲は奥井雅美さんや水樹奈々さんの様々な楽曲に携わりプロデューサーとしても大いに活躍されている矢吹俊郎さんが手掛けています。
『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』は本当にどの楽曲も思い入れが深くて1曲選ぶのがあまりにも苦行すぎました。
本当に悩みに悩み、選出したのは「バトルシティ編」の前半を彩った「Shuffle」。
バトルシティ編前半、本当に大好きなんですよね。
箇条書きにしただけでも1つ1つのデュエルシーンが鮮明に思い出されます。
今思うとまだまだルールも曖昧なところが多くて、戦術面で見れば甘々な内容が多いんですが、物語として本当に面白かった。
「神のカード」という設定がまず最高に惹かれるし、デュエリストキングダム編の面白かったところが存分に生かされています。
そして何と言っても遊戯 vs. 城之内。
かけがえのないの親友である二人のデュエルと、静香ちゃんの物語が大好きすぎます。
見えない未来-あした-の道
選ぶことは出来ないかもしれない
目を閉じて心で切る
just like cards きっと
約束された yes! you are the winner
never lose!心で切る
just like cards きっと
奇跡が起こるから
出典:「Shuffle」/ 奥井雅美
原曲の1番サビとラスサビを混ぜる構成が素晴らしい。
静香ちゃんが目が見えるようになったことを通して、目を背けたくなる真実にも正面から向き合う大切さを教えてくれたバトルシティ編前編。
だからこそ、"目を閉じて心で切る"のところの城之内と静香ちゃんのOP映像が非常にエモーショナル。
海馬の代名詞とも言える「道(ロード)」という単語も使われおり、アップテンポのかっこいいロックサウンドも併せて僕の人生も彩ってくれた、忘れられない大切な1曲です。
『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』
「Wake Up Your Heart」/ KENN with The NaB's
作詞:The NaB's 作曲:前田克樹 編曲:芳野藤丸
歌唱・作詞は『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』の主人公・遊城十代の声優を務めるKENNさんが所属し、ボーカルを担当するThe NaB's。
作曲は『探検ドリランド -1000年の真宝-』の「Go ahead!」や、『Yes!プリキュア5GoGo!』の「ツインテールの魔法」、同じくKENNさんが主演を務める『マジンボーン』の劇伴でも知られる前田克樹さん。
編曲はJ-POPシーンで様々な楽曲を提供され、スタジオミュージシャンとして『新世紀エヴァンゲリオン』等の楽曲演奏にも参加している芳野藤丸が担当されています。
『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』も本当に名曲揃いなんですが、総選挙ではまさかの6曲ランクインをし、全シリーズの中で最も多く楽曲が選出された作品となりました。
個人的にはあまりにも「Wake Up Your Heart」が好きすぎるのでそこまで迷わず、すんなり選べた印象です。
この曲の特徴は何と言っても遊城十代を演じるKENNさんが歌っているということ。
KENNさん自身の楽曲として捉えることもできるし、十代のキャラクターソング的側面で捉えることもできるのがより楽曲の深みを増しています。
そもそもキャラクターソング的な楽曲がほとんど主題歌に起用されていないのが『遊☆戯☆王シリーズ』の凄いところ。
シリーズを通してみても、『遊☆戯☆王ARC-V』の「Future fighter!」と『遊☆戯☆王SEVENS』の「ゴーハ第7小学校校歌」、「ミニスケープ」のみ。
見方によっては近年はキャラクターソングを主題歌に起用しようという流れが来ているのかもしれません。
全シリーズを通しても最も話が暗く、重かった『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』。
明るく、元気いっぱいに突き進む性格が魅力だった十代も時には闇に飲まれてしまったり。
そんなところも乗り越えて、主人公としてのひときわ強い成長を実感できたからこそ、「Wake Up Your Heart」が胸に刺さります。
正確に言うと一番辛かった異次元世界編を乗り越えた後に聴く「Wake Up Your Heart」ですね。
KENNさん自身も『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』を皮切りに、大変素敵な声優、俳優、歌手として成長されました。
今でもKENNさんは大好きな男性声優さんの一人です。
十代とKENNさんが一歩一歩前に進みながら成長していく姿を描くED映像も本当に素晴らしい。
この記事内で唯一、EDテーマからの選出です。
『遊☆戯☆王5D's』
「明日への道〜Going my way!!〜」/ 遠藤正明
アニぱら音楽館 #307 明日への道 ~Going my way!!~
作詞:遠藤正明 作曲:俊龍 編曲:鈴木マサキ
歌唱・作詞は『勇者王ガオガイガー』の「勇者王誕生!」や、JAM Projectでの活動でお馴染み、「Always Full Voice」、「アニソン界の若獅子」、遠藤正明さん。
作曲は『カンピオーネ! 〜まつろわぬ神々と神殺しの魔王〜』の「Raise」、『マイリトルポニー〜トモダチは魔法〜』の「ミライスタート」等アニソン界を代表する作曲家、俊龍さん。
編曲は橋本みゆきさん、yozuca*さんなど多くのアーティストに楽曲を提供している鈴木マサキさんが担当しています。
ここまでのシリーズと比較して、一気に大人っぽいデザインになった『遊☆戯☆王5D's』。
主題歌もより大人っぽい、子供にはちょっと良さがわかりづらいんじゃないかもしれないヴィジュアル系のロックバンドと、力の限り叫ぶように歌う遠藤正明さんのTHE・アニソンという形に見事に二極化しました。
その両方共がこの総選挙にしっかりランクインしているのが凄い。
放送当時はヴィジュアル系のロックバンドの人たちに対して遠藤正明さんみたいにお腹から声出せばいいのになと思っていましたが、今聴くとその良さをひしひしと感じます。
とはいえ、子供の頃からアニソンを聴いて育ってきた自分にとってはやはり選択肢は遠藤正明さんの歌う4曲のうちのどれか。
非常に悩みましたが選んだのは「明日への道〜Going my way!!〜」。
全ての決着がついたアーク・クレイドル編の面白さと、何と言ってもやはり最終回の使われ方が決め手でした。
遊星がチーム・5D'sのみんなへのメッセージを込めて、ジャックのレッド・デーモンズ・ドラゴンに対し、絆の力で挑むジャンク・ウォリアーを召喚する展開。
あのシーンでスターダスト・ドラゴンではなく、ジャンク・ウォリアーという選択は何回見ても泣いてしまいますね。
OP映像でも実は最後のシーンを飾っているのはジャンク・ウォリアー。
OP制作段階で、もしかすると最終回の展開も決まっていたのかもしれません。
最終回の遊星のメッセージを受け、それぞれバラバラの道を選択するチーム・5D's。
離れていても絆はいつも繋がっている。
そんな一人一人の背中を押すようなこの曲の歌詞は、アニソンという枠を超え聴く人自身の支えになる本当にかけがえのない楽曲です。
『遊☆戯☆王ZEXAL』
「折れないハート」/ 高取ヒデアキ
作詞・作曲:高取ヒデアキ 編曲:籠島裕昌
歌唱・作詞・作曲は『忍風戦隊ハリケンジャー』の「ハリケンジャー参上!」や、『祝!(ハピ☆ラキ)ビックリマン』の「祝!(ハピ☆ラキ)ビックリマン」等でおなじみ、高取ヒデアキさん。
編曲は『スーパー戦隊シリーズ』、『プリキュアシリーズ』で活躍し高取ヒデアキさんと一緒に仕事をすることが多い籠島裕昌さんが担当されています。
『遊☆戯☆王ZEXAL』は本当に得票数が割れそうなイメージ。
それでも第3位に「マスターピース」と、第18位に「BRAVING!」が入るという大健闘です。
「マスターピース」は最終回で使われたこともあって、自分の想像よりもかなり上にランクインしていました。
本当にオタクとして最低のことを言うんですが、『遊☆戯☆王5D's』が好きすぎて『遊☆戯☆王ZEXAL』に入ってもしばらくの間心がついていかなくて、心から楽しめていない時期が続いていました。
段々と『遊☆戯☆王ZEXAL』の魅力に浸っていき、その魅力を一番強く実感したのがこの「折れないハート」でした。
『遊☆戯☆王ZEXAL』といえば、なんといっても今までの主人公と違い、元から天才ではない遊馬という存在。
どんなに失敗してもチャレンジし続ける精神「かっとビング」という今までにない魅力が描かれます。
そんな遊馬の成長が詰まりに詰まっているのが「折れないハート」。
負けることもあったけど
そのたびにまた立ち上がれた
また強くなれた
信じればいいさ
今までよりも"いま"を
限界なんてもん
ゆうに越えろ
出典:「折れないハート」/ 高取ヒデアキ
この歌詞は第1期で色々な失敗をした遊馬が、それらを乗り越えてきたからこその歌詞です。
足りないところのある遊馬と、優れたアストラル。
支え、支えられてきた二人の関係性がここだけで無限に思い起こされてしまいます。
そんな二人がバリアン世界の人々に影響を与えていくのもまた第2期の素晴らしいところ。
キャラクター達が画面を所狭しと駆け巡る可愛く、カッコいいOP映像と併せて『遊☆戯☆王ZEXAL』を語るうえで無くてはならない一曲です。
『遊☆戯☆王ARC-V』
「Believe×Believe」/ 超特急
超特急「Believe × Believe」MUSIC VIDEO
作詞・作曲:フジノタカフミ 編曲:MEG.ME
歌うのは『ウルトラマンギンガ』の「Starlight」や、『アニ☆ステ』で自分は認識している超特急さん。
作曲はAKB48グループや坂道シリーズに楽曲を提供しているフジノタカフミさん。
編曲は『アイドリッシュセブン』の「Poisonous Gangster」、戸松遥さんの「アテンション☆プリーズ」なども手掛けているMEG.MEさんが担当しています。
ストーリーの展開や、デュエルの構成に賛否両論激しくある『遊☆戯☆王ARC-V』。
基本どんなアニメでもほめる自分ですが、『遊☆戯☆王5D's』のファンとして流石にシンクロ次元編を手放しでほめることはできません。
それでも、『遊☆戯☆王ARC-V』が始まったときの「ペンデュラム召喚」という新しいシステムでゲームスピードが大幅に上昇した時のワクワク感は非常に印象的でした。
そんなワクワク感が詰まっているのがこの「Believe×Believe」。
高めのBPMとカラフルなOP映像。
1曲の中でも様々な表情を見せてくれる展開の速さがたまりません。
"ペンデュラム"という単語や、実際のペンデュラム召喚の時の振り子の映像も使われており、ペンデュラム召喚への期待値も急上昇。
遊矢の決め台詞でもある「お楽しみはこれからだ!」と併せて『遊☆戯☆王ARC-V』はこういう作品ですよとこの1曲でしっかり紹介できる楽曲になっています。
『遊☆戯☆王ARC-V』の楽曲はかなり多くの楽曲で「お楽しみはこれからだ!」のニュアンスを含んだ歌詞が採用されていて、音楽プロデューサーの強い意志が感じられます。
タイトルの「Believe×Believe」から来ている"ビリビリ"という語呂。
それに合わせて紙を破ったようなOPの演出も素敵です。
総選挙のランキングでは「Believe×Believe」がランクインせず、「Burn!」が13位にランクイン。
個人的に選ばれた理由にとても興味があるので、もしこの記事を読んでいる方で「Burn!」大好き!という方はコメントしてくれると嬉しいです。
『遊☆戯☆王VRAINS』
「With The Wind」/ 富永TOMMY弘明
作詞・作曲・編曲:Yocke
歌うのは『ジョジョの奇妙な冒険』の「ジョジョ 〜その血の運命〜」や、所属するバンドBLUFFの活動で知られる富永TOMMY弘明さん。
作詞・作曲・編曲は、『トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド 機動救急警察』の「ワチャ-ガチャ!」や、『SHOW BY ROCK!!』、『幕末Rock』の楽曲も手掛けるYockeさんが担当しています。
『遊☆戯☆王VRAINS』は、
『遊☆戯☆王ARC-V』のような最後まで何が起こるかわからないスキルのシステムや
『遊☆戯☆王5D's』のようなクールな世界観に加え、
『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』のKIMERUさんが主題歌を担当し、
見ごたえたっぷりの卓越したデュエル構成もあり『遊☆戯☆王シリーズ』の良いところが上手く生きた一作でとても大好きな作品です。
この流れだとKIMERUさんが担当した「go forward」か「calling」を選ぶような雰囲気なんですが、やっぱり王道の熱いアニソンが大好きなので「With The Wind」を選びました。
大人っぽい世界観に熱いアニソンというのは『遊☆戯☆王5D's』の遠藤正明さんと同じDNAを感じますよね。
VRやAIなど近未来の世界が描かれた『遊☆戯☆王VRAINS』。
そんな近未来のスピード感が感じられるロックナンバーになっています。
歌詞にも"VRAINS"、"データストーム"、"サーキット"など作品にまつわる単語が盛りだくさん。
数ある『遊☆戯☆王シリーズ』の楽曲の中でもここまでタイトルを全面に押し出している曲はあまりないでしょう。
そして今まであまり感じることのなかった作品のイメージカラー。
『遊☆戯☆王VRAINS』って物凄い"青"のイメージありませんか?
スピード感や風、近未来感がそういったイメージを沸かせてくれているとは思うのですが楽曲もどこか非常に青っぽい。
「ジョジョ 〜その血の運命〜」では歌声が本当に真っ赤なイメージだったので富永TOMMY弘明さんの歌い分けの凄さも感じられます。
『遊☆戯☆王SEVENS』
「ナナナナナナナ」/ 佐伯ユウスケ
【公式】TVアニメ『遊☆戯☆王SEVENS』OP/ナナナナナナナ(佐伯ユウスケ)
作詞・作曲・編曲:佐伯ユウスケ
歌・作詞・作曲・編曲の全てを担当するのは『弱虫ペダル』や『Dr.STONE』の「夢のような」でおなじみ佐伯ユウスケさん。
他シリーズと比べればまだまだ始まったばかりの『遊☆戯☆王SEVENS』。
『人造昆虫カブトボーグ V×V』のようなキャラクターデザインと、ぶっ飛んだ脚本で歴代シリーズで見ても最もギャグに振り切った作品になっています。
きっとそろそろ"はす向かいシリーズ"が始まること間違いなし。
そして個人的には『遊☆戯☆王シリーズ』の中で最も中毒性が高いのがこの「ナナナナナナナ」。
気が付いたら口にしてしまうほどの圧倒的な感染力は天才・佐伯ユウスケさんならではの作品です。
オーイシマサヨシさんが爆発的に伸びたように、間違いなく今度は佐伯ユウスケさんの時代が来ると思います。
ジャンルとしてはR&B系に該当するかと思いますが、そんな枠にとらわれないほど自由な疾走感が気持ち良い。
OP映像も『遊☆戯☆王SEVENS』の何でもあり感が詰まったポップでキュートな仕上がり。
サビの"HEY!"の部分は聴いているだけで思わず遊我たちと一緒に手を挙げてしまいます。
これだけ"ラッシュ"と連呼していれば"ラッシュデュエル"という新様式も自動的に脳に刷り込まれますね。
これから何代か主題歌も変わっていくかとは思いますが、この楽曲を超えるのは相当難しいのではないでしょうか。
まとめ
「渇いた叫び」/FIELD OF VIEW(東映版『遊☆戯☆王』)
「Shuffle」/ 奥井雅美(『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』)
「Wake Up Your Heart」/ KENN with The NaB's(『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』)
「明日への道〜Going my way!!〜」/ 遠藤正明(『遊☆戯☆王5D's』)
「折れないハート」/ 高取ヒデアキ(『遊☆戯☆王ZEXAL』)
「Believe×Believe」/ 超特急(『遊☆戯☆王ARC-V』)
「With The Wind」/ 富永TOMMY弘明(『遊☆戯☆王VRAINS』)
「ナナナナナナナ」/ 佐伯ユウスケ(『遊☆戯☆王SEVENS』)
おわりに
約10000文字使って語ってきました『遊☆戯☆王シリーズ』の楽曲たち。
本当はもっと1曲1曲に語りつくせないほどの思い出がありますが、流石にその全てを書くのは不可能というもの。
今回のこの『遊戯王シリーズ主題歌総選挙』という企画のおかげで、過去を振り返ることができ、自分の『遊☆戯☆王シリーズ』愛を再度確認することが出来ました。
自分はこの楽曲が好き!
共感できる!
など意見や感想があればコメントしていただけると嬉しいです。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。もし記事が良かったなと思ったらSNSへのシェア、Twitterのフォロー等、ぜひともよろしくお願いいたします。
今後もアニメに関する記事を毎日投稿していきますので、ぜひご覧ください。
また次の記事で!