2020年7月15日、『スター☆トゥインクルプリキュア感謝祭』のBD・DVDが発売されました。
『スタプリ』メンバーが大人になって居酒屋でぶっちゃけトークをするとんでもない朗読劇「15年後の再会」。
迫力満点のキャラクターショー「たとえ離れても!みんなで描くオリオン座☆」。
ライブステージやトークコーナー、生アフレコなど『スター☆トゥインクルプリキュア』の魅力が詰まりに詰まったこのイベントを振り返っていきたいと思います。
- 『スター☆トゥインクルプリキュア感謝祭』とは
- 『スター☆トゥインクルプリキュア感謝祭』セットリスト
- おわりに
『スター☆トゥインクルプリキュア感謝祭』とは
2/15・16に大阪 オリックス劇場で、2/22・2/23に東京 中野サンプラザホールで開催された、『スター☆トゥインクルプリキュア感謝祭』。
それぞれファミリー公演とプレミアム公演に分かれた合計8公演で開催され、今回発売されたBD・DVDには2/23 東京中野サンプラザホールのプレミアム公演が収録されています。
スター✩トゥインクルプリキュア感謝祭とかいう最高のイベントののBDが届きました
— りつ@ブログ毎日更新中 (@ulotti) 2020年7月18日
最後に行ったイベントの円盤が手元にあるって本当に長いことライブとかイベントに行ってないなあと実感するね pic.twitter.com/s7BZRRTzmH
自分は2/22・2/23の東京・プレミアム公演に参加しました。
新型コロナウイルスの感染が拡大するギリギリの時期で、マスクの着用・手指の消毒が徹底され、来場を見合わせたお客さんには払い戻しが行われる。
という開催するかしないかギリギリまでわからない状況での開催でした。
その翌週自分が行く予定だった『「響け!ユーフォニアム」公式吹奏楽コンサート~北宇治高校吹奏楽部 第4回定期演奏会~ 』は延期。
さらにその翌週の『ゾンビランドサガLIVE~フランシュシュ LIVE OF THE DEAD~』は中止となっており、まさに瀬戸際の状態だったことがうかがえます。
今もなおライブ・イベントの開催が難しい状況は続いており、この日『スター☆トゥインクルプリキュア感謝祭』が開催されなかったら、おそらく中止になっていたことでしょう。
ギリギリの状況で開催のため奮闘してくださったスタッフの方々には感謝してもしきれません。
『スター☆トゥインクルプリキュア感謝祭』セットリスト
オープニングライブ&ウェルカムトーク「キラリ☆彡スター☆トゥインクルプリキュア」
「スター☆トゥインクルプリキュア」オープニング主題歌「キラリ☆彡スター☆トゥインクルプリキュア」(ノンテロップver)
北川理恵さんが歌う「キラリ☆彡スター☆トゥインクルプリキュア」で始まった本公演。
事前に情報が出ていたかはよくわからないのですが、いきなり登場したキャラクター達にびっくりした覚えがあります。
今までのプリキュアライブは基本的に中の人の出演しかなかったので。
1番と大サビの間奏では変身バンクと共に中の人たちも登場。
キャラクターと一緒に声優さんたちがポーズを決めるのも今までにないスタイルで、強く作品愛を感じました。
バックで流れるOP映像とキャラクター達のキレッキレなダンス、北川さんの圧倒的な声量で開幕から盛り上がりは最高潮。
キャラクターの個性をしっかり生かした自己紹介の後、問題の次のコーナーに移ります。
キラやば☆朗読劇「15年後の再会」中野編
アニメ最終回、ひかるがロケットに乗って宇宙に飛び立ち、目の前に広がる光景に、
「キラやば…」
と涙を流しながら声を漏らす感動のシーンからスタートしたこのコーナー。
最終回から15年後、アラサー女子になった『スタプリ』メンバーが中野の居酒屋で女子会をするというとんでもない設定で朗読劇が始まります。
さっきまでの感動の映像とのギャップが凄すぎる。
梅干しサワーを注文するひかる、テキーラを注文するエレナさん、フグのひれ酒(ウォッカ)を注文するユニ、カルーアミルクを注文するララ、とりあえず生のまどかさん。
業界の闇に飲まれたまどかさんや、めちゃくちゃチャラくなったエレナさん、酔っぱらって嘔吐するララ。
小ネタやアドリブもたっぷりで、こんなこと公式でやっていいんだ…と驚きつつずっとお腹を抱えて笑っていたのを覚えています。
まさに伝説の朗読劇。
ぜひとも、BD・DVDを購入してその一部始終を見ていただきたいです。
キャラクターショー「たとえ離れても!みんなで描くオリオン座☆」
まだトゥインクルイマジネーションを集めている頃のオリジナルストーリー。
トゥインクルイマジネーションを集め終わったら、みんなで過ごす楽しい日々も終わってしまうのではないかという、目標を目前にしながらも、愛しい毎日を失いたくない葛藤がある絶妙な時期が題材となっています。
カッパードとテンジョウ、ノットレイがプリキュアに変装してプリキュアをだまそうとする展開はキャラクターショーならではの面白さがたっぷりつまっていました。
東映ネタ、戦隊ネタなど大人も楽しめるギャグも盛りだくさんで楽しそうに脚本を書いているのが伝わってきました。
キャラクターショーに関しては、恥ずかしながら物心ついてからはほとんど見たことがなく、このイベントで初めてしっかり見たと思います。
感想を一言で言うなら、キャラクターショーと出会わせてくれたこのイベントに感謝が止まりませんでした。
©ABC-A・東映アニメーション
客席から登場するキャラクター達。
自分たちも参加しているのではないかと思わせてくれる近すぎる距離感から始まったショーにいきなり惹きつけられます。
SEにぴったり併せての側転やバク転、回し蹴りなどアニメを見ているかのような非常にアクロバットなアクションシーンに驚きの連続です。
動きを見ているだけでキャラクターの感情が伝わってくる、大胆で繊細な一挙手一投足は、人が演じるからこそのエモさがありました。
中でも最も驚いて凄いと感じたのが場面転換や、変身などの衣装変更シーン。
絶妙なタイミングでステージが暗転したり、ステージにキャラクターを隠すようにモニターが現れたり、一切違和感のないように見事にキャラクターが入れ替わる計算されつくされたステージはとてもその裏側に興味を惹かれました。
キャラクターはもちろん照明やスモーク、大道具・小道具、メインモニターとサブモニター、多くの人が何度も何度も練習して作り上げ完成されたステージは何度でも見返したい素晴らしい1つの作品となっていました。
人生で一番、心から「ぷいきゅあがんばえー!」と叫びました。
プリキュアからみんなへ
キャラクターの動きに合わせて、声優さんがその場でアフレコし、1年間の感謝を伝えてくれた涙腺崩壊コーナー。
全ての参加者が心の底から、
「こちらこそありがとう…」
と思っていたに違いありません。
ライブステージ
「教えて…!トゥインクル☆」
ステージ中腹から登場した吉武千颯さんが歌うのは、
後期EDテーマ「教えて…!トゥインクル☆」。
"1+1の答えは2でいいの?"を吉武千颯さんと対面で出来て、めちゃくちゃ嬉しかったのを覚えています。
BD・DVDにも収録されています。
プリキュア15周年のピンクのシャツを着てウキウキしているオタクを見かけたらそれが自分なので見かけた方はぜひコメントください。
「スターカラーペンダント!カラーチャージ!」
変身前のいつものあの曲。
変身時に歌う初めてのプリキュアということで『スター☆トゥインクルプリキュア』の代名詞とも言える楽曲です。
このイベントでも何回も使われていますがやっぱり素晴らしいですね。
一度全員登壇した後、ソロのキャラソンコーナーに移行します。
「イマジネーション☆ハレーション☆彡」
星奈ひかる(成瀬瑛美)のキャラクターソング。
作詞:六ツ見純代、作曲・編曲:菊谷知樹。
ひかるらしい元気や好奇心がいっぱいの楽曲で、
一言で言うなら"キラやば~☆"な1曲です。
ダンスもついつい真似してしまうキャッチ―な分かりやすい振りで、参加者みんなで大きな星を描きました。
この曲を聴けば聴くほど、星奈ひかるというキャラクターは成瀬瑛美さんじゃなければ務まらなかったなあと実感します。
「ドキドキ☆La・La・Lun TOUR」
羽衣ララ(小原好美)のキャラクターソング。
作詞:大森祥子、作曲・編曲:板東邑真。
歌詞まで語尾が"ルン"な、徹底的にララに寄り添った楽曲です。
小原好美さんのとろけるような声がしっかりと感じられるミディアムテンポで、宇宙を飛んでいるようなフワフワした雰囲気も魅力的。
他のメンバーがアーティストとして活動してるというプレッシャーの中、しっかりとお客さんの顔1人1人を見ながら歌い上げる小原好美さんの姿に1ファンとして勝手に泣いていました。
『スター☆トゥインクルプリキュアLIVE 2019 KIRA☆YABA!イマジネーションライブ』よりももっと成長した姿が見られて感無量です。
1年間で2回イベントを行った初めての『プリキュアシリーズ』である本作。
より中の人の成長が感じられたところも含めて、今後もたくさんイベントをやっていってほしいなあと改めて感じました。
「キミのソンリッサ」
天宮えれな(安野希世乃)のキャラクターソング。
作詞:Yumino、作曲・編曲:増谷賢。
えれなさんらしい、サンバ調の夏を感じられる楽曲。
安野希世乃さん本人の母性が強すぎて、えれなさんのキャラクター性にも母性が付与されたなんて話もありますが、やっぱり声が暖かいですよね。
いつも"笑顔"のえれなさんが本当の"笑顔"に悩んだ回がバックモニターで流れていて、楽しみながらも『スタプリ』のキャラクターの深堀の強さを感じるライブパフォーマンスでした。
「Moonlight Signal」
香久矢まどか(小松未可子)のキャラクターソング。
作詞・作曲:rino、編曲:河合英嗣。
お嬢様で完璧主義者なまどかさんらしい、大人っぽいおしゃれな楽曲。
そんなまどかさんが仲間と出会って、"ひとりじゃない"強さを知り、毎日を力いっぱい楽しむようになった。
そんな成長を感じられる素晴らしい歌詞です。
『映画 スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』で、シーサーのような笑顔を見せていたまどかさんを思い出して、エモい気持ちになっていました。
小松未可子さんの本当にお嬢様に見えるような憑依型の演技・歌唱はキャラクターソングを歌っている時により強く感じられますね。
「コズミック☆ミステリー☆ガール」
マオ(上坂すみれ)のキャラクターソング。
作詞:大森祥子、作曲・編曲:渡辺剛。
流れ的にユニ名義の「Prism Rainbow Heart」をやるのかなと思っていたら、宇宙人アイドルの姿であるマオ名義のこちらの楽曲が披露されました。
非常に可愛らしいアイドルソングでありながら、ユニ・マオらしいつかみきれない二面性や気分屋なところも描かれる大人気な1曲。
ソロのキャラクターソングの締めとして会場をしっかりと盛り上げ切りました。
改めて上坂すみれさんが人気な理由をそのパフォーマンスから心で理解できるステージでした。
「Twinkle Stars」
キュアスター(成瀬瑛美)、キュアミルキー(小原好美)、キュアソレイユ(安野希世乃)、キュアセレーネ(小松未可子)、キュアコスモ(上坂すみれ)が歌う、
『映画 スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』の主題歌・挿入歌。
作詞:大森祥子、作曲・編曲:高木洋。
この楽曲にはキャスト・スタッフはもちろん、お客さんも一人一人が特別な思いを抱いているかと思います。
自分のこの楽曲に抱いている特別な思いは、こちらの記事で長めに語っています。
1年間『スター☆トゥインクルプリキュア 』として共に切磋琢磨して5人が目配せをしながら一緒に歌うこの楽曲は涙なしに聴くことはできません。
「さよならはさよならじゃない」
『スター☆トゥインクルプリキュア 』はこの感謝祭をもって一旦さよならになるけれど、これからも5人はそれぞれの道で輝いてく。
そう感じられた最高のパフォーマンスでした。
トークコーナー「●●さんに、最後にこれだけは言っておきたいこと」
毎公演内容が変わっていったこちらのトークコーナー。
1日目のプレミアム公演は「実は○○役のオーディションを受けていました」がテーマ。
かなり意外な事実が語られる貴重なお話でした。
BD・DVDに収録されている2日目のプレミアム公演は、
「●●さんに、最後にこれだけは言っておきたいこと」。
端的に言えばそれぞれのキャストがそれぞれのキャストを褒め合う素晴らしいコーナー。
1年間一緒に過ごしたからこそわかる、それぞれの優しさが伝わってくる具体的なエピソードにはニヤニヤが止まりません。
特に自分が一番好きなのは小原好美さんが『スタプリ』でほぼ初対面の上坂すみれさんに果敢に話しかけていった話や、キュアスターが成瀬瑛美さんで本当に良かったというお話。
5人の仲の良さが伝わってくる最後にふさわしいトークコーナーでした。
生アフレコ「第48話 想いを重ねて!闇を照らす希望の星☆」より
同じく毎公演、話数が変わっていったこちらの生アフレココーナー。
1日目のプレミアム公演は、
第26話「ナゾの侵入者!? 恐怖のパジャマパーティ☆」。
仲良くパジャマで騒ぐ5人の生アフレコは見ているこっちまで楽しい気持ちになりました。
BD・DVDに収録されている2日目のプレミアム公演は、
「第48話 想いを重ねて!闇を照らす希望の星☆」。
最終回1話前の全ての決着がついた最終決戦後のお別れのお話です。
スターカラーペンダントの力が失われ、喋れなくなるララ。
言葉は通じなくても、想いは通じ合う、5人の心が伝わってくる素晴らしい生アフレコでした。
エンディングライブ&フィナーレ
「パペピプ☆ロマンチック」
吉武千颯さんが歌う、前期EDテーマ。
振りもしっかり身体に叩き込んでいったので隣にいた女の子と一緒にずっと踊っていました。
その一方で、もう本当に終わってしまうんだなと言う切ない気持ちも心の中に強くあり、踊りながらもあふれ出る涙を止めることはできませんでした。
「キラリ☆彡スター☆トゥインクルプリキュア」
最後を飾るのはOPテーマ、
「キラリ☆彡スター☆トゥインクルプリキュア」。
1番は声優陣が、2番は北川理恵さん、吉武千颯さんが中心で歌う『スタプリ』の集大成と言えるライブでした。
改めてこの『スタプリ』チームに感謝の気持ちでいっぱいです。
特典映像
ここからは、BD・DVDに収録されている特典映像について。
特典なので軽く紹介していこうかなと思います。
キャラクターショー「たとえ離れても!みんなで描くオリオン座☆」ファミリー公演編
大筋のストーリーは変わらないものの、大きなお友達にしか伝わらなさそうなギャグは省略されて、子供にもわかりやすい内容に変更されていました。
大人と子供では大きくリアクションも異なっており、盛り上がるポイントも違うのですごく新鮮な気分で見ることが出来ました。
プリキュアとお話しよう!
キャラクター達が座席に行ってインタビューしていくこちらのコーナー。
プリキュアと直接お話できる貴重な機会です。
自分にも子供が出来たら絶対連れていきたいなあと思わせてくれる、親御さんも子供さんも嬉しい素敵なコーナーです。
トーク&ライブ「Twinkle Stars」
プレミアム公演よりも若干緊張した雰囲気が伺える貴重なトークとライブ。
オタクが子供たちより優れているところはわかりやすいリアクションだけなので、演者が伸び伸びとできるよう今後もオーバーリアクションをとっていきたいなと思います。
自分も本当に大好きな曲ですが、劇場版での使われ方からしても雰囲気的に踊りづらい曲なのが面白いところ。
それでも何人か踊っているお子さんが見えて、暖かい気持ちになりました。
最後のあいさつ
本当に本当に最後のあいさつ。
当日は本当にボロボロ泣いていて、演者の顔を直視できず、改めて映像としてみることが出来てとても幸せです。
それぞれの『スター☆トゥインクルプリキュア』に込められた想いを自分の拙い文章で説明するのはあまりにも野暮なので、ぜひ映像で確認してください。
1年間のありがとうがたっぷりつまったあいさつです。
おわりに
改めて『スター☆トゥインクルプリキュア』が大好きだなあと実感する素晴らしいイベントでした。
永遠に語り継いでいきたい本当に大好きで大切な作品です。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。もし記事が良かったなと思ったらSNSへのシェア、Twitterのフォロー等、ぜひともよろしくお願いいたします。
今後もアニメに関する記事を毎日投稿していきますので、ぜひご覧ください。
また次の記事で!