スフィア、下田、青春、キセキ。
声優ユニット・スフィアの4人が主要キャラを演じるアニメということで大きな注目を浴びた『夏色キセキ』。
スフィアファンの中でもかなり賛否分かれる作品で、熱狂的なファンもいれば黒歴史と捉えているファンもいたり。
もちろんこのブログは"ただアニメをほめるだけ"なので、『夏色キセキ』の素晴らしいところを語っていこうと思います。
『夏色キセキ』とは
©「夏色キセキ」製作委員会
あらすじ
朝起き、学校に行き、放課後は友達と過ごす。
楽しいことも、悲しいことも、親友と一緒に体験する。
そんな、ずっと続くと思っていたあたりまえの毎日に、
運命のいたずらがやって来た。
それはまだ中学生の彼らには受け入れるしかない出来事で…。
そんなとき、あらがえない定めを前に、
ひと夏のキセキが舞い降りる。
これは下田の町で育った4人の少女の物語。
暑くてさわやかな夏色キセキがきっとあなたを包み込む…。
スタッフ
監督：水島 精二『シャーマンキング』『機動戦士ガンダム00』『BEATLESS』
副監督：木村 隆一『アイカツ!』『ポチっと発明 ピカちんキット』『けものフレンズ2』
シリーズ構成：浦畑 達彦『MONSTER』『咲-Saki-』『ハイスコアガール』
キャラクター原案：左『フラクタル』『ささみさん@がんばらない』『荒野のコトブキ飛行隊』
キャラクターデザイン・総作画監督：田中 雄一『LAST EXILE』『とある魔術の禁書目録』『スクールガールストライカーズ Animation Channel』
美術監督：池田 繁美
色彩設計：熊谷 妙子
撮影監督：大神 洋一
編集：吉武 将人
音響監督：菊田 浩巳
音楽：虹音 、伊藤 真澄『バカとテストと召喚獣』『IS 〈インフィニット・ストラトス〉』
アニメーション制作：サンライズ
キャスト
逢沢 夏海：寿 美菜子
水越 紗季：高垣 彩陽
花木 優香：戸松 遥
環 凛子：豊崎 愛生
夏海の母：沢城 みゆき
夏海の弟：真堂 圭
紗季の父：三木 眞一郎
紗季の母：山崎 和佳奈
優香の母：長沢 美樹
優香の姉：名塚 佳織
凛子の父：子安 武人
凛子の母：恒松 あゆみ
佐野 貴史 ：宮野 真守
笠井先生：鈴村 健一
浅野先輩：沼倉 愛美
石田先輩：斎藤 千和
祐介：ＭＡＫＯ
啓太：小松 未可子
テニス部後輩：五十嵐 裕美
テニス部後輩：中嶋 ヒロ
おすすめポイント
先日、聖地巡礼についての記事を書いたのですが、2020年7月23日～7月25日の間、下田に旅行に行くことになりました！
先日の記事はこちら。
福井県鯖江市に行きたいとか、島に行きたいとか言っていたのはどこへやら…
ばっちり聖地巡礼もしてくる予定なので、その前に『夏色キセキ』について以下の3つのポイントからしっかりと振り返っていきたいと思います。
・4人の少女が出会うキセキ、育まれる友情
・下田を歩けば聖地に当たる、忠実に再現された聖地巡礼し甲斐のある街並み
・キャラクター4人にも、スフィアの4人にも通ずる関係性を描いた名主題歌
4人の少女が出会うキセキ、育まれる友情
元気で明るいまっすぐな女の子、寿美菜子さん演じる逢沢夏海。
クールだけど寂しがりな面も、高垣彩陽さん演じる水越紗季。
ムードメーカー兼トラブルメーカー、戸松遥さん演じる花木優香。
ボーっとしている不思議な女の子、豊崎愛生さん演じる環凛子。
下田市に住む大親友の中学生4人組が、様々なキセキに出会い、喧嘩や仲直りを繰り返して友情を深めていくのが本作のメインストーリー。
基本的に喧嘩でストーリーが進んでいくような、中学生故の"多感さ"を感じられるお話が非常に多く描かれます。
ある意味ではこの"多感さ"が理にかなっていないとか、感情移入できないと言われるポイントでもあります。
どうしてそんなことで喧嘩するのか、そこまで意地を張る理由がよくわからない。
喧嘩するのにも、意地を張るのにも別に理由なんていらないんです。
どれだけ仲良しな友達でも気に食わないとか、自分と意見が違うとか、それだけで喧嘩をするには十分。
身も心も女子中学生になって"多感"な彼女たちにどんどん感情移入していきましょう。
©「夏色キセキ」製作委員会
そんな喧嘩を収めてくれるのが、『御石様』という不思議な石が起こしてくれるキセキ。
ある時は夏海と紗季を仲直りさせようと思ったら、二人の身体をくっつけてしまったり。
憧れの男の子とどうしてもデートしたいがあまり、優香が紗季の姿になってしまったり。
忙しい夏海を少しでも助けようと思ったら、夏海が2人に分裂してしまったり。
夏休みを終わらせたくないと願うと、夏休みが永遠に続いてしまったり。
そんな様々なキセキを通して、彼女たちが何を学び、何を選択していくのか。
下田市に住む普通の女子中学生4人のひと夏の友情関係を徹底的に描いた、大切なことを思い出させてくれるノスタルジックな名作です。
下田を歩けば聖地に当たる、忠実に再現された聖地巡礼し甲斐のある街並み
紹介記事でありながら、自分が旅行で回りたいところリストにもなるこちらの項目。
特に思い入れの強いシーンの聖地を廻りたいなあと思っているので、いくつかのロケーションをピックアップします。
参考にさせていただいた記事はこちら。
一番最初に訪れたいのは、OPのこちらのカットやキービジュアルの舞台になっている、下田公園。
山から海や島が一望できる素敵な景色が広がっていそうです。
ここの展望台は開国記念展望台と言う名前で、ペリーやハリスのレリーフ象やメッセージもある歴史的にも非常に重要な場所になっています。
『夏色キセキ』と言えばやっぱりローソン伊豆急下田駅店。
ほぼ全話で出てくる圧倒的なコラボレーションパワーを見せてくれました。
学校の帰り道にコンビニでアイスを買ってベンチで食べるの、本当に青春～！って感じがしますよね。
みんなが座っていたベンチは実際は存在しないらしいのでその事実も確認してこようかなと思います。
伊豆急下田駅前も、かなり多くのシーンに登場していました。
このカットの黒船や、バスの看板などなど特徴的なオブジェクトが多いので、聖地としてもぱっと見で分かりやすいかと思います。
他にも開国の足湯や黒船電車など、下田らしさがつまった地域となっています。
下田海中水族館は、聖地巡礼という目的よりも前に行きたいという話をしていたので訪問予定です。
下田海中水族館と言えば何と言っても超近距離でのイルカとの触れあい。
暑い夏にイルカの巻き上げた水しぶきでビチャビチャになるのが今から非常に楽しみです。
聖地巡礼と言えばやっぱりグルメも併せて楽しみたい。
「カフェ＆ハンバーガー ラーマル」さんのご当地バーガー、「下田バーガー」です。
下田市の特産品、キンメダイのフライが大胆に入ったバーガーだそうで、全国でもかなりの知名度を誇ります。
体脂肪率を追い込むため、脂質とは縁遠い食生活を2か月間続けている現在。
しっかりと身体を仕上げて「下田バーガー」を味わいたいです。
第10話で出てきた幽霊ホテル。
旧富士屋ホテルという意外と立地が良いところにあるので、記念に同じアングルで写真撮りたいなあと思っています。
中への立ち入りは禁止されているので、幽霊ホテルの雰囲気だけ味わう予定です。
他にも下田を中心にたくさんの聖地が描かれた本作。
後日記事にしてまとめる予定なのでそちらも併せて楽しんでいただければと思います。
一部の画像を比較研究目的により引用しています。作品の著作権（画像も含む）は「©「夏色キセキ」製作委員会」 にすべて帰属します。
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キャラクター4人にも、スフィアの4人にも通ずる関係性を描いた名主題歌
OPテーマ、EDテーマ、イメージソングにキャラクターソングの挿入歌と数々の楽曲で彩られたこの作品。
どの楽曲も非常に印象深く、アニメと一緒に聴くことでよりスフィアを好きになること間違いなしです。
OPテーマは、
「Non stop road」/ スフィア(作詞：畑亜貴 作曲：江並哲志 編曲：虹音)
- provided courtesy of iTunes
OPの入りからすでに泣いてしまいそうになる「Non stop road」。
徹頭徹尾、青春の爽やかなきらめきに包まれている楽曲です。
夏海たちが感じる、やりたいことをやりきって1日を終える満足感、そのうえで明日はもっと楽しくなると信じる期待感、青春を送る彼女たちのキラキラした未来が目に浮かぶようです。
特に好きなのが"空が青く高くて"というワンフレーズ。
ここだけで、下田の綺麗な空だけでなく広がる海や、4人の明るい開けた視界も感じられる、夏色キセキを象徴したフレーズです。
『夏色キセキ』の4人の関係性を指すことももちろん、スフィア4人自身の関係性も表している歌詞。
個性が強く、進む方向もバラバラで、それぞれがアーティスト活動をしているスフィアが分かり合い、一緒にどこまでも進んでいく。
結成から11年経った今もなお、距離は離れていても共に「Non stop road」を歩んでいるんだなあと目頭が熱くなります。
1番から2番、落ちサビと進行していき跳びポと共に爆発的に盛り上がる大サビ。
聴けば聴くほど青春のきらめきを感じます。
EDテーマは、
「明日への帰り道」/ スフィア(作詞：こだまさおり、作曲：町田紀彦、編曲：増田武史)
- provided courtesy of iTunes
作曲はZONEの多くの楽曲をプロデュースしてきた町田紀彦さん。
「secret base 〜君がくれたもの〜」が非常に有名ですね。
まさに町田さんらしい楽曲で、しっとりと切なくノスタルジーを感じさせつつも、未来への希望が詰まった聴くだけで涙があふれてくるバラードです。
タイトルやED映像からもわかる通り、青春時代の夕暮れがテーマのこの楽曲。
紗季が2学期になったら引っ越してしまうということが第1話からわかっているこの物語。
話数が進むごとに紗季との別れを惜しむ気持ちが強くなっていきます。
楽しいことがいっぱいあった1日の帰り道は、今日が終わってほしくないと悲しい気持ちになりますよね。
楽しく毎日夏休みを過ごしながらも、1日1日と紗季とのお別れの日は近づいてくる。
そんななんとも言えない切ない気持ちが、楽曲から、スフィアの歌声から伝わってきて心に響きます。
スフィアが充電期間を宣言した時にはこの楽曲がより自分の胸の中で大きな存在になりました。
ただ毎日一緒にいることが全てではない。
"たとえ違う空の下でも 僕らは大丈夫だよね？"
どんなことがあっても、一人一人が進みたい方向を目指して進むスフィアを応援しようと思った時に自分の頭の中に流れたワンフレーズ。
『夏色キセキ』というアニメにとっても、スフィアというユニットにとっても非常に大切な楽曲です。
「LAWSON presents Sphere Fes. 2016」 1日目お疲れ様でした！コラボフードおいしかったしあやひーのサインボールとれたし曲ソロも全体も聞きたい曲聴けたし最高だった pic.twitter.com/ELSdQ70RRq
— りつ@ブログ毎日更新中 (@ulotti) March 5, 2016
配信情報
U-NEXT、dアニメストアにて絶賛配信中です。
夏に入る前にぜひ見て欲しい、楽しい夏休みを味わえる名作。
ぜひ視聴後は僕と同様、下田に来て聖地巡礼して見てはいかがでしょうか。
おわりに
聖地巡礼をする前に自分ももう一回通しでアニメを見ようと思います。
8年前に見た時よりもっと青春の眩しさに心を打たれるでしょう。
聖地巡礼記事も、もしよければご覧くださいませ。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。もし記事が良かったなと思ったらSNSへのシェア、Twitterのフォロー等、ぜひともよろしくお願いいたします。
今後もアニメに関する記事を毎日投稿していきますので、ぜひご覧ください。
また次の記事で！
