2020年6月12日、『シャーマンキング』の完全新作テレビアニメが、2021年の4月から放送されることが決定しました!
自分も前作のテレビアニメがばっちり世代だったので子供の頃から大好きな作品です。
まだ新作についての情報はほとんど出ていないので、今回は2000年放送版と言われる前作のテレビアニメについて語りつつ、新作テレビアニメについても言及していきたいと思います。
『シャーマンキング』とは
©武井宏之・講談社/SHAMAN KING Project.
あらすじ
夜の墓場で「小山田まん太」が出会った少年、「麻倉葉」。
森羅学園に転校生としてやって来た彼は「あの世とこの世を結ぶ者」すなわち「シャーマン」だった。
600年前のサムライの霊「阿弥陀丸」と運命的な出会いを通して「麻倉葉」は「シャーマンの王:シャーマンキング」になるための資質を開花させていく。
そして宿命のライバル「道蓮」をはじめ、「世を浄化するシャーマンの王」を目指す様々なライバルたちの登場。
巨大な2つの彗星が夜空を駆け、世界中のシャーマン達にシャーマンキングの座を巡る闘いの始まりを告げる。
そして今、運命の歯車が回りはじめる。
スタッフ(2000年版)
原作:武井宏之「シャーマンキング」集英社 週刊少年ジャンプ連載
監督:水島精二『鋼の錬金術師』『機動戦士ガンダム00』『BEATLESS』
シリーズ構成:小出克彦『Over Drive』『アスラクライン』
キャラクターデザイン:高見明男『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』『武装錬金』『トリアージX』
音楽:大森俊之『スクールランブル』『アマガミSS』
音楽監督:三間雅文
アニメーション制作:XEBEC
キャスト(2000年版)
麻倉葉:佐藤ゆうこ
恐山アンナ:林原めぐみ
小山田まん太:犬山犬子
阿弥陀丸:小西克幸
道蓮:朴璐美
馬孫:辻親八
木刀の竜:田中正彦
蜥蜴郎:高木渉
ホロホロ:上田祐司
葉王:高山みなみ
玉村たまお:水城奈々
麻倉幹久:堀内賢雄
ファウストⅧ世:子安武人
リゼルグ・ダイゼル:沢海陽子
チョコラブ:くまいもとこ
アイアンメイデンジャンヌ:堀江由衣
マルコ:高瀬右光
シルバ:緑川光
道潤:根谷美智子
李白竜:神奈延年
シャローナ錦織:落合るみ
エリー:津村まこと
ミリー:伊東みやこ
おすすめポイントと新作での予想
上に貼った特報のPV見ました?流石に自分もめちゃくちゃ鳥肌が立ちました。
当時、学校から帰ってテレビをつけてみていたあの大好きだった作品を約20年越しに見られるとは…
さすがにちょっと記憶があやふやなところもありますが、ぼくの人格形成に大きくかかわったこの作品について、2000年放送版のおすすめポイントと新作ではどうなるのかについて、以下の3つの点でお話していきます。
・霊能力を用いた子供から大人まで楽しめるかっこいい戦闘とギャグ、恋愛
・信じられないほどの豪華キャストと豪華スタッフ
・「Over Soul」を筆頭に今なお、歌い継がれる最強の主題歌たち
霊能力を用いた子供から大人まで楽しめるかっこいい戦闘とギャグ、恋愛
『シャーマンキング』というだけあって、それぞれのキャラクターがそれぞれの霊能力を用いて戦います。
「持霊」と呼ばれる自分だけの霊をしたがえ、「巫術」を駆使して闘うシャーマンたちの姿は子供ながらに毎週興奮しながら見ていました。
「持霊」は能力次第で数や実力が大きく異なり、そんなのありなの!?みたいな個性あふれる「持霊」が登場します。
「巫術」を使うための「巫力」はいわゆる戦闘力みたいなものなのですが、心から生まれる力のため、精神状態によって大きく数値が変わったり、死に近い体験をすることで増加します。
一定以上の「巫力」を持ったシャーマンのことを「神クラス」と呼んでいたと思うのですが、今思うと「神クラス」ってなかなか安直すぎて面白いですよね。
霊自体の強さも「霊力」という基準で数値化されており、どのシャーマン、どの霊が最強かなんて論争をよくしたのも覚えています。
そして何と言っても『シャーマンキング』といえば、霊をシャーマンの肉体に憑依させる「憑依合体」と、霊を具現化させる「オーバーソウル」。
見た目も強さも大きく変わり、めちゃくちゃ戦闘が派手で見ごたえたっぷりになります。霊力といいつつロボットバトルしていた印象が強く、めっちゃかっこいい!と毎週興奮しながら見ていました。
当時アニメがどう作られていたかさえ意識してなかった僕でも、見てぱっと感じるかっこよさがそこにはあって、より進化した2021年版が楽しみです。
かっこいい戦闘とのギャップでよりギャグや、葉とアンナの関係性が非常に魅力的に描かれます。どんなギャグしてたかは全然覚えていないんですが、毎週楽しく笑いながら見ていたのでコメディ要素が結構多かった印象は残っていますね。
葉とアンナは許嫁の関係なのですが、二人の絶妙な距離感と空気感、やり取り一つ一つに子供ながら、甘酸っぱいなあ~と感じていました。
実は今日初めて知ったのですが、アニメ版は中盤以降ほとんどアニメオリジナルで最終回も原作とかなり異なるようです。
理由としては、アニメが原作に追いついてしまったということで、どうしてもオリジナルで話を作っていくしかなかったようですね。
2021年版は"完全"新作テレビアニメ。原作もすでに完成している中でのリメイクということで、原作に準拠したストーリーが楽しめるかもしれません。
自分も原作のストーリーとアニメオリジナルのストーリー比較のためにも改めて、2000年版アニメをもう一度見ようかなと思います。
信じられないほどの豪華スタッフと豪華キャスト
上のスタッフ欄にも書きましたが、2000年代の少年向けアニメを支える重鎮たちが『シャーマンキング』を制作していました。
子供の頃からスタッフに興味を持ってアニメを見ていたらテロップ見てひっくり返っていたかもしれませんね。
さすがに水島精二監督が『シャーマンキング』の監督だったことは大人になってから知る機会がありましたが、小出克彦さんがシリーズ構成、高見明男さんがキャラデ、大森俊之さんが劇伴担当されていたとは…。
水島精二監督の作品ほとんどで音響監督を務める三間雅文さんが本作でも音響監督を務めています。
そして注目すべきはキャスト欄。
90年代を席巻した林原めぐみさん、高山みなみさんたちと、00年代を席巻した水城奈々さん、堀江由衣さん、朴璐美さんたちが共演するバケモノジェネレーションになっています。
一人一人が主役級、一人一人がメインヒロイン級のとんでもないキャスティングですね。
もちろん自分は見ていた頃、声優という職業自体を知らなかったので、演技がうまいと感じるというよりは、キャラクターが生きてそこでしゃべってるんだと感じていたのでしょう。
はたして2021年版ではこの豪華すぎるスタッフ・キャストが集結するのでしょうか。
これに関しては原作の武井宏之先生が3年前にこんなツイートをしています。
じつを言うと本格的なところまで再アニメ化の話はありましたが…前作の声優さんや楽曲が使用できないとのことで、お断りさせていただきました。またチャンスがあるといいですね https://t.co/gk4i5TsFEi
— 武井宏之 (@takeimokei) February 14, 2017
これはもう、期待しちゃっていいんですよね?流石に今から来年が待ち遠しすぎますね。
「Over Soul」を筆頭に今なお、歌い継がれる最強の主題歌たち
全日本自分の葬式で流してほしい楽曲ランキング1位を誇る『シャーマンキング』を代表する名曲、
「Over Soul」(作詞:MEGUMI 作曲・編曲:たかはしごう)。
出サビの「よみがえれ」の圧倒的なインパクトは約20年経った今も多くの人の心に残り続けています。
タイトルの「Over Soul」はもちろん、全体にわたって『シャーマンキング』の世界観が歌詞に反映されており、曲を聴くだけでこの作品のことを思い出す、アニソン界を代表する名曲です。
歌詞の「振り上げた剣(ゆうき)は切り裂くためじゃない」は、本当に天才だなあと思いますね。
同じく前期EDテーマはカップリング曲の、
「trust you」(作詞:MEGUMI 作曲・編曲:たかはしごう)。
ザ・EDテーマ。楽しく盛り上がった本編の後にしっとりと聴き入ることができるEDテーマの理想形ですね。
そしてもはやキャラソンと言っていいほど自身が演じるアンナに寄り添った歌詞。クールだけど優しい気持ちに溢れていて、葉を思う気持ちがひしひしと伝わってきます。
さすがに「Over Soul」を超えるような名曲は出ないと誰もが思う中、またとんでもない曲が出てきてしまった。後期OPテーマは、
「Northern lights」(作詞:MEGUMI 作曲・編曲:たかはしごう)。
週間、デイリーオリコンチャートで3位を記録し、2013年10月度ゴールドディスクに認定される名盤で、2005年に同じく『シャーマンキング』に出演している水樹奈々さんのシングル「ETERNAL BLAZE」が週間2位を獲得するまで、ソロ声優歌手としてのオリコン最高位を記録していました。
実績はもちろんのこと、楽曲としても本当に素晴らしいこの曲。
「Over Soul」を意識した出サビの「君に届け Northern lights」は聴くだけでまた鳥肌が立ってしまいますね。全体に渡ってめちゃくちゃ力強い楽曲で、葉たちの成長も実感できます。
劇中の非常に大事なシーンでもインストゥルメンタルで流れたり、この曲なしに『シャーマンキング』後半の盛り上がりはなかったでしょう。
同じく後期EDテーマはカップリング曲の、
「おもかげ」(作詞:MEGUMI 作曲・編曲:たかはしごう)。
これまでの歌とは大きく変わって非常に大人っぽいこちらの楽曲。成長した、あるいは大人になったアンナの切ない思いが詰まっています。
聞けば聞くほど歌に込められた想いが感じ取れるスルメ曲ですね。
『シャーマンキング』で一番好きな曲は「おもかげ」だなあという人はかなり通でしょう。
そして忘れてはいけない、挿入歌で流れるとめちゃくちゃテンションが上がる楽曲、
「brave heart」(作詞:MEGUMI 作曲:太田美知彦 コーラス:たかはしごう)
同じく太田美知彦さんの楽曲ですが『デジモンアドベンチャー』の「brave heart」とは違いますよ。
子供の頃から挿入歌大好きキッズだったので、大切な戦闘シーンでこの楽曲が流れるの本当に大好きでした。
「振り上げた剣(ゆうき)は切り裂くためじゃない」もこの曲にかかってるのが凄いですよね。
何にも負けない力強さと、何もかもを包み込むやさしさ、包容力が感じられる楽曲で『シャーマンキング』にもぴったりです。
勇気をもって、傷ついても前に進もう、何年たってもぼくたちの背中を押してくれる普遍的な名曲だなあとしみじみ感じます。
2021年版アニメで一番流れたら叫んじゃう曲は「brave heart」かもしれませんね。
2021年版の楽曲はどうなるのか。詳しいことは発表されていませんが、公開されたYoutubeのPVに大きなヒントがあります。
このPVが公開されたチャンネルが、
「KING AMUSEMENT CREATIVE」公式チャンネル
なんですよね。
林原めぐみさんは2019年3月にキングレコードとの専属契約を終了し、現在フリーとなっていますが、1991年3月から2019年3月まで、28年間キングレコードに所属していました。
林原めぐみさんにとっても大切な作品であろう『シャーマンキング』。
前項の武井宏之先生のツイートを鑑みても、また主題歌を担当してくれるのではないかと期待ができます。
配信情報
U-NEXT、Hulu、dアニメストア、ABEMAプレミアムにて定額見放題配信中です。
全64話となかなかボリューミーなので、来年4月に向けて計画的に視聴しましょう。
自分も約20年ぶりに『シャーマンキング』に触れて、子供の頃に抱いたワクワク感をまた感じようと思います。
おわりに
2クールとかにせずに、夕方枠で1年間じっくりやって欲しいなあという想いが強いです。同じ「KING AMUSEMENT CREATIVE」なので『あひるの空』の枠とかでやるかもしれませんね。
ちなみに『あひるの空』第33話について熱く語った記事もあるのでもしよかったら見てください。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。もし記事が良かったなと思ったらSNSへのシェア、Twitterのフォロー等、ぜひともよろしくお願いいたします。
今後もアニメに関する記事を毎日投稿していきますので、ぜひご覧ください。
また次の記事で!