変身ヒロイン&ヒーロー。
いつまでも子供心に直球ドストレートで大好きなジャンルです。
フランス・韓国・日本の共同制作作品である本作は、日本のアニメではなかなか見られない設定を採用しつつ、日本人でもものすごく見やすい構成。
キュンキュンさせてくれる恋愛模様と、工夫・こだわりが詰まった戦闘が魅力である『ミラキュラスレディバグ&シャノワール』について語っていきたいと思います。
『ミラキュラスレディバグ&シャノワール』とは
あらすじ
ごく普通の高校生、マリネットとアドリアン。
だが2人は邪悪な影からパリの街を守るスーパーヒーロー。
善良な市民をヴィランへと変える邪悪な生物・アクマをとらえるため、クワミ(妖精)の力でレディバグとシャノワールに大変身。
ライバルかつバディとしてともに戦う2人だが、その正体は誰も知らない。
当の本人さえお互いの正体を知らず、
マリネットはアドリアンに、シャノワールはレディバグに片想いをしている。
引用元:『ミラキュラスレディバグ&シャノワール』公式HP
スタッフ
原作・監督・シリーズ構成:トーマス・アストリュック
音楽:ジェレミー・ザグ、ノアム・カニエル、アラン・ガルシア
アニメーション制作:SAMGアニメーション
翻訳:栗谷恭子、高木美和、髙橋結花
演出:安江誠
キャスト
マリネット・デュパン=チェン/ レディバグ:奈波果林
アドリアン・アグレスト / シャノワール:逢坂良太
アルヤ・セザール:川上彩
ニノ・ラヒフ:宮本誉之
クロエ・ブルジョワ:櫻庭有紗
ティッキー:長縄まりあ
プラッグ:高坂宙
おすすめポイント
2人の恋愛の四角関係
本作の魅力は何と言ってもいじらしい恋愛模様。
変身前の女の子・マリネットは変身前の男の子・アドリアンに恋をしており、
変身後の男の子・シャノワールは変身後の女の子・レディバグに恋をしているという日本のアニメでは見たことのないような面白い設定になっています。
正体がばれそうでばれないギリギリなところを突くストーリーに、いつもヒヤヒヤ、ドキドキさせられます。
実は当ブログでも以前この作品について紹介したことがありました。
この記事を書いた時はおそらくまだ第4話ぐらいまでしか放送されていなかったのですが、その後も二人の絶妙な関係性は続きました。
アドリアンがマリネットの家に来たお話もありましたし、二人のキスが描かれるお話もありました。
マリネットがアドリアンを想う一途な気持ちが非常に可愛らしく、この恋が実るのかどうかは、視聴者にとって世界平和よりも気になるところです。
マリネットよりもイケイケな女の子・クロエもアドリアンが大好きでいつも側にいるのですが、ちょうどいいウザさの恋敵という感じで憎めない素晴らしいキャラクターです。
かなり強気な女の子で、友達の女の子をしもべの様に扱ったりすることもあるのですが、たまに見せる優しいところがまた魅力的。
自分がアドリアンだったら間違いなくクロエと付き合っていますね。
中にはマリネットのことを好きになってしまう男の子も現れたり、思春期の学生らしい恋愛模様は見ているだけで元気がもらえること間違いなしです。
バリエーション豊かな敵と工夫を凝らした戦闘構成
レディバグはヨーヨーを、シャノワールは伸縮する金属の棒を使うという非常にシンプルな武器構成。
それに加え、レディバグは一見役に立たないけれど、工夫次第で敵を倒すことが出来るアイテム"ラッキーチャーム"を出すことができ、
シャノワールは物質を腐敗させ破壊することが出来る"カタクリズム"を使うことが出来ます。
それ以外は身体能力があがるだけで無双するほどの力はありません。
二人の力を合わせることで強敵にも立ち向かっていける戦闘構成は、毎話毎話どんな戦いになるのか非常に楽しみでした。
パリの街を立体的に使った迫力ある戦闘シーンは必見です。
敵のバリエーションも非常に豊富。
ホーク・モスという悪役が、人々のマイナスな感情を利用して生まれる、スーパーヴィランが戦うべき敵となります。
身内の人間が敵にさせられることが多く、マリネットとアドリアンが通う学校の生徒はほぼ全て一度スーパーヴィランになったことがある程。
スーパーヴィランは、その人の元々の特徴を生かした戦い方をします。
マリネットの親友、アルヤが敵になったときはスマートフォンのビデオ機能を使った戦い方。
大切な時計を壊されてしまった女の子・アリックスは時間操作を使った戦い方。
失恋した男の子・キムは人々の愛と友情を憎しみに変える戦い方。
一人一人の敵デザインはもちろんのこと、使う武器や、マイナスな感情を解決する方法など戦闘自体がストーリー全体に大きくかかわってきます。
日本のアニメで言うなら『プリキュアシリーズ』に近いところがありますが、基本的に敵は人型。
よりリアリティのある攻防や敵の感情が浄化されていく流れを感じることが出来るはずです。
こんなに面白いのにまだシーズン1
この記事はBS11にて第26話まで放送が終わったタイミングで書いています。
ところが、本作は韓国・フランス・アメリカでは既にシーズン3まで放送済。
最新話は第78話。
こんなに面白いのに、まだ3倍の話数が残っているという素晴らしい状況。
BS11も頻繁にこの作品のCMを打っており、かなり力を入れている印象。
どれくらいの人がこの作品をBS11で見たのか、あまりわかりませんがきっと見る人が多ければシーズン2・3も放送してくれるはず。
現在本作は、BS11にて金曜18:30より2周目の放送中。
この記事を読んで一人でも多くの人が本作に興味をもって、見ようと思ってくれれば何よりです。
僕自身がみなさんとシーズン2・3の話をしたいと思っているので、ぜひぜひよろしくお願いします。
おわりに
自分のTwitterのフォロワーさんはどんなアニメでも見ている人が多い印象ですが、この作品の話をしているフォロワーさんは見たことがありません。
本当に大好きな作品なので、ぜひぜひこの記事を読んだ方はこの記事を他の人に紹介したり、自分にコメントやリプライくれると嬉しいです。
今後もアニメに関する記事を毎日投稿していきますので、ぜひご覧ください。
また次の記事で!