『プリティーシリーズ』。
2010年のアーケードゲームから始動した本シリーズは今年でいよいよ10周年。
辛い人間関係も、絶望的な状況も、色々な壁を乗り越えて今の『プリティーシリーズ』があります。
第118話「キラッとあつまれ! プリティーオールフレンズだッチュ!」は、まさにオールスター回。
10年分のシリーズの魅力が詰まった30分について熱く語っていきたいと思います。
『キラッとプリ☆チャン』とは
© T-ARTS / syn Sophia / テレビ東京 / PCH3製作委員会
あらすじ
プリ☆チャン、それは……誰でも人気者になれる夢のチャンネル!
キラ宿に住む中学3年生の桃山みらい、萌黄えも、青葉りんかの3人は、アイドルグループ「ミラクル☆キラッツ」として大人気番組を配信中!
ある日、キラ宿が最新鋭のVR(バーチャル)遊園地「プリ☆チャンランド」になっちゃった!?
さらに、プリ☆チャンランドを運営するカガヤキ・コーポレーションが、次世代トッププリ☆チャンアイドルを決める「プリンセスカップ」の開催を宣言!
大会に参加するため、みらいたちはチームに与えられた最新アイテム「プリたまGO」を使ってマスコットを育てることに!
友だちやマスコットと力を合わせ、遊園地の各エリアで「イルミナージュコーデ」をゲット!
大会を勝ち抜き、より多くのエリアでプリンセスとなったアイドルが「イルミナージュクイーン」となって、プリ☆チャンキャッスルで最高のパレードを開くことができるのです!
キラ宿の女の子たちは興味津々!
「イルミナージュクイーン」の称号を手にするのはいったい誰……!?トップを目指してキラキラに輝くプリ☆チャン、オンエアー!
スタッフ
原作:タカラトミーアーツ/シンソフィア
監督:博史池畠『ロボットガールズZ』『それが声優!』『トニカクカワイイ』
助監督:川瀬まさお
チーフディレクター:Park Chi Man
シリーズ構成:兵頭一歩『タクティカルロア』『世界でいちばん強くなりたい!』『AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-』
キャラクター原案:梨本裕美・内藤晶子(シンソフィア)
キャラクターデザイン:満田一『AKIBA'S TRIP THE ANIMATION』
CGディレクター:乙部善弘
音楽:加藤達也『百花繚乱 サムライガールズ』『Free!』『食戟のソーマ』
音響監督:長崎行男
アニメーション共同制作:タツノコプロ DONGWOO A&E
キャスト
桃山みらい:林 鼓子
萌黄えも:久保田未夢
青葉りんか:厚木那奈美
赤城あんな:芹澤 優
緑川さら:若井友希
紫藤める:森嶋優花
金森まりあ:茜屋日海夏
黒川すず:徳井青空
キラッCHU:山下七海
メルパン:大森日雅
ラビリィ:田中美海
第118話「キラッとあつまれ! プリティーオールフレンズだッチュ!」
あらすじ
キラッCHUが、羽の生えたチーズケーキを追いかけてどこかに行ってしまった。
みらいは、キラッCHUを追い掛けて、プリ☆チャンランド内の謎のエリアに迷い込んでしまう。
そこでみらいはスイートハニーのデザイナー、七星あいらそっくりな女の子と出会い、スケートを教わることになった。
スタッフ
脚本:金杉弘子
絵コンテ・演出:小林浩輔
ストーリーボード:Nam Sung Min、An Jai Ho
アニメーション演出:Nam Sung Min
プリ☆チャンライブ演出:安藤尚也、小林浩輔、江副仁美、京極尚彦、菱田正和
作画監督:斉藤里枝、川島尚、青木康哲、宮崎輝、島田さとし
ピックアップポイント
別世界で出会ったのは七星あいら…ではなく春音あいら!
待ち合わせをしていたキラッツの3人。
えも、りんかが急用で遅刻をする中、みらいは見たことのないチーズハウスから謎のエリアに迷い込んでしまいます。
そこで出会ったのは、七星あいら…ではなく春音あいら!
いつもの、
「ぎゃふん!」
や、
「ハピラキ!」
も披露してくれました。
「ハピラキ!」は、七星あいらさんが言っていた記憶がなく、ものすごい久しぶりに聞いた気がして非常に懐かしい想いです。
あとやっぱり背景の建物とスケート場が色々なことを思い起こさせてくれますね。
Callingsとの思い出も、あのプリズムジャンプも色々な思い出がこの場所には詰まっています。
阿澄佳奈さんの意図的に高くしている声も、変わらぬ春音あいららしさを感じます。
せっかくの機会だからということで、みらいはあいらからスケートを教わることになりました。
プリズムジャンプは心の飛躍
どんどんと滑れるようになったみらいはジャンプに挑戦。
名BGM「オーロラライジング!!」に合わせて二人は見事にプリズムジャンプを決めます。
「プリズムジャンプは心の飛躍。心のときめきはジャンプの煌めきなのさ。」
というJUNさんの声が聴こえてくるようです。
ラビチ
キラッチュを追いかけていたことを思い出したみらいは、あいらと共にキラッチュを探すことに。
自分にも専属コーチのマスコットがいるという回想と共に出てきたのは、懐かしのラビチ。
いつ見てもかわいくない一度見たら忘れられない特徴的なマスコットです。
リナちゃん
そんな矢先に現れたのは空飛ぶハンドクリーナー。
『プリパラ』でらぁら達の通う「私立パプリカ学園」の小学部校長を務める、大神田グロリア校長の愛機・リナちゃんです。
普通のアニメでハンドクリーナーが空を飛んでいて、主人公を飲み込んだりしたら悪い夢かと思いますが、素直にリナちゃんだ!となるのは完全に毒されていますね。
リナちゃんがアイドルデビューしたお話は昨日のことの様に記憶に残っています。
マスコットラッシュ
リナちゃんに吸い込まれ、落とされたごみ溜めでキラッチュを見かけてその背中を追います。
その道中はマスコットのラッシュ。
『プリティーリズム・オーロラドリーム』より山田山夫とペンギン先生。
『プリパラ』より紫京院ひびきの執事・安藤玲。
もう当たり前のようにヤギの着ぐるみを着て出てきますね。
『プリパラ』よりスカウトマスコットの、
クラウス・ヘンリック・ポンシェッタ・フォン・ボーゲル・シュトローベル・キャッシュ・デ・ラ・マネッチャ3世、通称クマ。
ウェル・ミッシェル・ジョルジュ・サンドレッリ・メッチャ・ボンジュール・フランソワ・ギリギリジュテーム4世、通称ウサギ。
ネフェルティティ・チェシャノワール・ペテロニウス・プルートー・アンド=ザ=フィドル・クニヨシ・リューゾージ・シャルペロ・ウルタール・ク・ジェニィ・ヒロコ・オワア=コンバンハ、通称ネコ。
そして、『プリパラ』・『アイドルタイムプリパラ』でも大活躍を見せたハシビロコウ。
『アイドルタイムプリパラ』よりタッキー。
こうやって出てくるとやはり『プリパラ』以降はカオスなマスコットが非常に多いですね。
ラブリン
キラッチュが入っていった建物の前には『プリティーリズム・レインボーライブ』の彩瀬なるのペアとも、ラブリンが印字されたボタンが。
カオスなマスコットを見た後だとラブリンの可愛さに心が癒されます。
ハピなる!
ボタンを押して出てきたのはみんな大好き彩瀬なる。
「ハート♥イロ♥トリドリ~ム」でお馴染みのこのポーズも、なるちゃんの代名詞となりましたね。
歴代主人公が続々と集まってきて、Bパートでは何が起こるのか非常に楽しみです。
プリズムストーン
なるが落としていったのは、ハートの形をしたピンク色の石。
プリズムストーンも懐かしいですね…。
自分は筐体を触ったことはないのですが、何かの特典でいくつかストーンを持っています。
自分も女の子に生まれてオリジナルのプリズムストーンを作って学校で自慢しあう人生を送りたかった…。
プリパラポリス
プリズムストーンをなるへ返すべく、交番に向かう二人。
交番には「プリパラポリスただいま巡回中ダヴィンチ」のポスターが。
プリパラポリスってらぁらとドロシーとみかんじゃないの?
と思われた方も多いはず。
これは東京消防庁とコラボしたときのポスターが、プリパラポリスの3人ではなくメインキャラ6人だったという話題になったネタのセルフオマージュなのでしょう。
特徴的な絵柄と語尾、ハム先輩を見てもわかる通り、あのあじみ先生の影が…。
森の中のメガネ
再び見かけたキラッチュを追いかけ森の中に入るとそこは赤いメガネでいっぱい。
カブトボーグと赤いメガネは木から生えてくるということは覚えておく必要がありますね。
池の中に落ちたプリズムストーンを探してくれるめが姉ぇさん。
シリーズ全作品に出ている、『プリティーシリーズ』の代名詞とも言えるキャラクターです。
あいらが
「赤井さん…?」
と呼んでいたのが個人的には非常に印象に残りました。
今となっては無限に増殖してシステムをつかさどるメガネの人という認識ですが、『プリパラ』が始まるまでは割と普通のキャラクターだったんですよね。
めがねミュージアム
二人がたどり着いたのはめがねミュージアム。
ここは鯖江ではありません。
中には無数のめが兄ぃがいますが、あいらはめが兄ぃを知りません。
長いこと見ているせいでシリーズ初期からいるような錯覚をしていましたが、初出は『プリパラ』でした。
ここは歴代のアイドル達の活躍を集めたシークレットルーム。
あいらとなるに誘われ、ついにレジェンドたちのライブが始まります。
「プリマ☆ドンナ?メモリアル!」
作詞:松井洋平 作曲・編曲:桑原聖 (Arte Refact) &酒井拓也 (Arte Refact)
思わずイントロで叫んでしまった人も多いことでしょう。
テレビシリーズでは使われていない「キラッとスタート」のカップリング曲でありながら、『プリティーシリーズ』の集大成ともいえる楽曲。
まさかこの曲を歴代主人公たちが歌う日が来るなんて…
手を伸ばせば届くんだって
教えてくれた『空色の夢』(オーロラドリーム)
会いに行こう『まだ見ぬ私』(ディアマイフューチャー)
10万回奏でてたって
色褪せない『虹の軌跡』(レインボーライブ)
自分らしさでね コーディネイト
出典:「プリマ☆ドンナ?メモリアル!」/ Run Girls, Run!
コーラスを見ればわかるので説明するまでもないのですが、Aメロから歴代シリーズをリスペクトした歌詞がふんだんに。
しっかりと歌詞に合わせてあいら、みあ、なると歌い継いでいく姿だけでもう泣いてしまいます。
というかCGが綺麗すぎる…。
プロミス!交わす約束が
リズムになっていくんだ
パラダイス求めたなら
ライブがまた始まるんだ!
出典:「プリマ☆ドンナ?メモリアル!」/ Run Girls, Run!
言わずと知れた、頭文字をとると"プリパラ"になる素敵な歌詞は、らぁらとゆいが歌います。
そしてみらいが合流!!!
レジェンドたちと並び立っても違和感のない、むしろセンターが似合うと感じるほどみらいちゃんの成長を強く実感しました。
「未来のわたしがイチバン!」はしっかりとみあが歌い、そのポーズもしっかりと振付に反映されています。
次々と披露される特別演出
みらいが披露したのは「みらいときめくミリオンフラワー」。
エイプリルフールネタで、思わず「みらいときめくミリオンフラワーシュート」を思い出して笑いそうになってしまいました。
【キラッとイナズマイレブンACやってみた!】
— タカラトミーアーツ広報 (@tartsPR) March 31, 2019
『キラッとプリ☆チャン』からは、桃山みらい選手が参戦することが決定しました。
必殺技は「ミリオンフラワーシュート」♡
蹴ってみなくちゃわからない、わからないなら蹴ってみよう♪#イナズマイレブンAC #prichan #エイプリルフール #アーツフール pic.twitter.com/Rt17RdGnZR
らぁらとゆいが披露したのは「ブランニュー・ハピネス!」のメイキングドラマとしてお馴染み、「ガールミーツガール」。
仲良し二人の代名詞とも言えるメイキングドラマは何度見ても良いものです。
ガールミーツガールのハートから飛び出てくるように、今度はなるの「100%ピュアピュアアロー!」
恋愛と言えばやっぱり『プリティーリズム・レインボーライブ』。
アローと言えば彩瀬なる。
色々プリズムジャンプがある中でもやはりなるといえばこの技でしょう。
どんな壁をもぶち壊してきたみあの「きらめきフューチャースター」。
しっかりと目にはトゥインクルスタァ…が。
みあのまっすぐ負けない、いちばんを目指し続ける気持ちが素敵な『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』をぜひよろしくお願いします。
そしてやっぱり決めてくれるレジェンドオブレジェンド、あいらによる「オーロラライジング・ドリーム」。
みんなの想いを乗せた特別なオーロラライジングは、『プリティーリズム・オーロラドリーム』でも非常に重要な役割を担っていました。
そこにはプリズムワールドの使者・りんねの姿も。
オールスターも集結!
右からセレナ、かなめ、かのん、かりん、れいな、あやみ。
右からりずむ、みおん、ヘイン、ソミン、チェギョン、シユン、ジェウン。
左からあじみ、ちゃん子、そふぃ、コスモ、みれぃ、みかん、レオナ、ガァルル、シオン、あろま。
こんな時でもまともに映らないあじみ先生は流石です。
左の続きからドロシー、ペッパー、安藤、ちり、ひびき、のん、ふわり、なお、ファルル、栄子。
らぁらの友達であるなおや、らぁらのファン第1号である栄子まで登場させてくれるのは流石にファンサービスが過ぎますね。
左下からジュネ、いと、あん、べる、おとは、わかな、めが姉ぇ、にの、みちる、ミミ子、ファララ、しゅうか、ガァララ。
ジュリィとジャニスまで描かれます。
本当に一人一人のキャラクターを大切にしているのが伝わってきますね。
あいらのダンス失敗シーン
ダンス中につまずいて舌を出して誤魔化すあいらが可愛すぎますね…。
一番最初の主人公にして、もっとも運動音痴だったあいらは視聴者に希望を与えてくれた存在ですし、完璧じゃなくてもいいんだよというメッセージも伝わってきます。
6人のポージングが見事に決まって、この幸せな時間もついにおしまい。
10年の思い出が詰まった最高のライブでした。
現実に戻ってきたみらい
目を覚ますと目の前にはえもとりんかが。
えもちゃんが見つけてあげた迷いネコの飼い主はなんとみれぃのことが大好きな雨宮くん。
『プリパラ』時空と『キラッとプリ☆チャン』時空はつながっているのでしょうか。
キラッとは繋がってるんだよ!
全ては夢なのかと思いきや、みらいの手には授かったプリズムストーンが。
「キラッとは繋がってるんだよ!」
『プリティーシリーズ』の世界全体の優しさが伝わってくる素晴らしい終わり方でした。
おわりに
この回が放送されたのが2020年9月20日ということで既に半月の時間が経過しております。
本当はもっと早く見ようと思っていたんですが、大好きな作品であるが故になかなか再生ボタンが押せなくてこんな時期になってしまいました。
少し遅くなってしまいましたが、どうしても記事にして自分の思いをまとめたいと思って書くことにしました。
10周年本当におめでとうございます。
懐かしくて泣いちゃった!
『プリティーシリーズ』のこの話が好き!
など意見や感想があればコメントしていただけると幸いです。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。もし記事が良かったなと思ったらSNSへのシェア、Twitterのフォロー等、ぜひともよろしくお願いいたします。
今後もアニメに関する記事を毎日投稿していきますので、ぜひご覧ください。
また次の記事で!