アニメソング。
OPやEDももちろんですが、挿入歌としてアニメのシーンを盛り上げてくれる非常に大切な役割を担っています。
自分も挿入歌にはめっぽう弱く、"歌に泣かされている"こともしょっちゅうです。
今回はアニメの展開としても、挿入歌の使われ方としても素晴らしかった、
『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』第25話「僕が描く未来へ」について語っていきたいと思います。
『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』とは
©創通・サンライズ ©創通・サンライズ・テレビ東京
第1話|ガンダムビルドダイバーズRe:RISE【ガンチャン】
あらすじ
激戦の果てに静止衛星から放たれたひとすじの光は、ヒロト達が戦い続けてきた「惑星エルドラ」がネットワークゲーム「ガンプラバトル・ネクサスオンライン(GBN)」の世界ではなく、現実(リアル)の世界である可能性を突き付けるものであった。
その状況に一度は足を止めてしまうビルドダイバーズ。
しかし、共にヒトツメと戦ってきたフレディ達エルドラの民との絆が、ヒロト、カザミ、メイ、パルヴィーズを再び結集させる。
未だエルドラに意識を囚われたままのダイバー、シドー・マサキの行方。
そしてヒトツメを率いる謎の存在、アルスの正体。
なによりも、かけがえのない仲間であるフレディ達を救うため……そう、エルドラにはクリアするべき“ミッション”がまだ残されている。
新たにビルドした力(ガンプラ)を手に、もうひとつのビルドダイバーズの真の戦いは、ここから始まる。
スタッフ
企画:サンライズ
原作:矢立肇、富野由悠季
監督:綿田慎也『機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN』『ガンダムビルドファイターズトライ』『劇場版 アイカツスターズ!』
シリーズ構成:むとうやすゆき『バジリスク~甲賀忍法帖~』『戦国BASARA』『ローリング☆ガールズ』
キャラクターデザイン原案:ハラカズヒロ
キャラクターデザイン:戸井田珠里
メカニックデザイン:大河原邦男、海老川兼武、阿久津潤一、石垣純哉、形部一平、島田フミカネ、寺岡賢司、寺島慎也、森木靖泰、柳瀬敬之、鷲尾直広
アクション監督:大張正己『VIRUS』『超重神グラヴィオン』『スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター-』
チーフメカアニメーター:久壽米木信弥、宇田早輝子
美術:スタジオなや
音楽:木村秀彬『ランス・アンド・マスクス』『聖戦ケルベロス 竜刻のファタリテ』『ACTORS -Songs Connection-』
企画協力:BANDAI SPIRITS ホビー事業部
制作協力:ADKマーケティング・ソリューションズ
制作:SUNRISE BEYOND
製作:サンライズ・創通
キャスト
ヒロト(クガ・ヒロト):小林千晃
カザミ:水中雅章
メイ:渕上 舞
パルヴィーズ:南 真由
フレディ:加隈亜衣
イヴ:水瀬いのり
ムカイ・ヒナタ:若山詩音
第25話「僕が描く未来へ」
あらすじ
GBNでのリハーサルミッションを無事に終え、満を持してミラーグの山に集結するヒロト達ビルドダイバーズ。
だが、残された召喚台が光りだし、エルドリウム鏡砂がもう1人のダイバーを顕現させる。
スタッフ
脚本:むとうやすゆき
絵コンテ:大張正己、福田己津央、斎藤哲人、綿田慎也
演出:福田己津央、池野昭二
キャラクター作画監督:西田亜沙子、大貫健一、むらせまいこ
メカ作画監督:大張正己、宇田早輝子、平岡雅樹
ピックアップポイント
アルスとの決戦、顕現されるシドー・マサキ
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アルスとの決戦を控えたビルドダイバーズの一行。
カザミとマイヤ、フレディとストラ、山の民たちとの会話はまさに『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』の集大成を感じさせます。
そしてエルドリウム鏡砂より顕現されるシドことシドー・マサキと、"ガンダムアドバンスドテルティウム"。
心強い仲間も加わり、彼らの決戦が今、始まろうとしています。
推進力で宇宙へ飛び立つビルドダイバーズ
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『機動戦士ガンダムSEEDシリーズ』以降おなじみとなった推進システム、"ヴォワチュールリュミエール"にヴァルキランダーの"アヴァランチレックスバスター"をぶつけ、その推進力で宇宙へ飛び立つビルドダイバーズ。
地上では山の民たちがおとり作戦を用い、アルスの目を引いてくれています。
決してビルドダイバーズだけでは完遂できなかった作戦。
今まで紡いできた絆の力をひしひしと感じます。
大気圏突破まであと一歩、導くのは…
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思ったよりもエネルギー消費が激しく、エクスヴァルキランダーのガンドランザムを使っても大気圏突破まで届かないかと思われたその時。
ヒロトたちを導いてくれたのは一本の手。
「ありがとう…イブ。君のおかげでここまで来れた。」
卑怯すぎる演出に、決戦前から涙腺が緩みまくります。
ついにアルスの元へたどり着き、最終決戦の火蓋が切って落とされます。
待ち構えるアルスのガンダム
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ビルドダイバーズを迎え撃つのは、
アルケーガンダムを元にトランザムが発動できるようになった、デュビアスアルケーガンダム、
νガンダムの最大の特徴であるフィンファンネルを生かしつつ、機体性能を大幅に高めたフェイクνガンダム、
ターンXのアーマーパーツを"ヒロトが搭乗するコアガンダムを解析して作ったアルスコアガンダム"に搭載させたリバースターンXの三機とエルドラアーミー。
最終決戦にふさわしい最強の機体が揃い踏みです。
リハーサルミッションの経験を活かしつつ、それぞれの弱点を的確についていくビルドダイバーズ。
クアドルンに乗ったシドー・マサキも現れ、少しずつ敵を打ち倒していきます。
カザミは自分自身がファンネルになることでフェイクνガンダムを撃破しました。
色々な影響を受けやすいカザミならではの良さ・面白さが詰まった1シーンです。
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それぞれの戦場での戦い
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現実世界で弓神事に臨むヒナタ。
ヒロインでありながら、GBNにはほとんど関わらず、それでいてヒロトの精神的支柱でもあるという非常に大切な存在です。
自分のやるべきことを果たすことこそがヒロトの応援になると信じている。
そんな気持ちの籠った熱い表情に胸を撃たれます。
最高のタイミングで流れる「HATENA」
ガンダムビルドダイバーズRe:RISE 2nd Season オープニングノンテロップムービー /PENGUIN RESEARCH「HATENA」
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「「「「コアチェンジ!リライジング・ゴー!!」」」」
元はバラバラだったビルドダイバーズのメンバー。
様々な苦難を乗り越えていく中で育まれた絆を表すがごとく、4人の機体が1つになりリライジングガンダムへと合体。
「私もヒロトみたいに、みんなの気持ちを、夢を!」
「お前を生んだ想いを、願いを!」
「祈りを!」
「叶えるために!」
「「未来へ!」」
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もう裏で流れる「HATENA」の強いメロディと歌詞で涙が止まりません。
自分が生きる意味を問いかけ続ける「HATENA」。
アルスの境遇や、イヴのいない世界でも"終わらせないことを選んだ"ヒロトの心境にここまで寄り添った歌詞があるでしょうか。
そしてPENGUIN RESEARCHファンが大好きな「HATENA」の仕掛け。
Cメロに使われているフレーズは2ndアルバム表題曲「それでも闘う者達へ」の大切な一節です。
エルドラを守り続けるアルスと未来へ進み続けるビルドダイバーズという二つの立場の違いがしっかりと描かれます。
ラスサビ前には原曲にない間。
この少しの間の余韻と、今まで感情を表さなかったアルスを演じる石田彰さんの悲しい声が心に沁みます。
この間は『ゾイドワイルド』の「WILD BLUE」を想起したファンも多いのではないのでしょうか。
GBNでは衛星砲の破壊に成功するヒロト。
現実世界では弓神事で見事に的の中心を射抜くヒナタ。
違うところにいても、それぞれの道で闘い続ける二人の気持ちが強くつながったことが感じられる素晴らしい構成です。
GBNに攻め込むアルスと待ち受けるダイバー達
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衛星砲を破壊され、最後の手段としてヒトツメと共にGBNに攻め込むアルス。
ところがその作戦まで見越して歴戦のダイバー達がアルスを待ち受けます。
もはやいじめレベルの戦力差がある気がしますが、アルスとの戦いはどのような形で決着がつくのでしょうか。
山の民たちを傷つけたとはいえ、自分の信念を守り続けてきただけのアルス。
最終回はアルスも幸福になれるような終わり方になることを祈るばかりです。
おわりに
リライジングガンダムへの合体
「HATENA」の使われ方
ヒロトとヒナタのシンクロ
どこをとっても激熱過ぎた第25話「僕が描く未来へ」。
いよいよ来週は最終回。
2クールに渡って描かれた『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』にどんな決着がつくのか楽しみでなりません。
「HATENA」感動した!
アルスに報われて欲しい!
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