「ガンダムビルドシリーズ」。
アニメとしては『ガンプラビルダーズ』から、テレビアニメとしては『ガンダムビルドファイターズ』から始まったもう10年になるシリーズです。
『ガンダムビルドダイバーズ』とその2年後を描いた『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』、2つの物語がしっかりとつながった第24話。
「ガンダムビルドシリーズ」ならではの良さが詰まったこのお話について語っていきたいと思います。
『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』とは
©創通・サンライズ ©創通・サンライズ・テレビ東京
第1話|ガンダムビルドダイバーズRe:RISE【ガンチャン】
あらすじ
激戦の果てに静止衛星から放たれたひとすじの光は、ヒロト達が戦い続けてきた「惑星エルドラ」がネットワークゲーム「ガンプラバトル・ネクサスオンライン(GBN)」の世界ではなく、現実(リアル)の世界である可能性を突き付けるものであった。
その状況に一度は足を止めてしまうビルドダイバーズ。
しかし、共にヒトツメと戦ってきたフレディ達エルドラの民との絆が、ヒロト、カザミ、メイ、パルヴィーズを再び結集させる。
未だエルドラに意識を囚われたままのダイバー、シドー・マサキの行方。
そしてヒトツメを率いる謎の存在、アルスの正体。
なによりも、かけがえのない仲間であるフレディ達を救うため……そう、エルドラにはクリアするべき“ミッション”がまだ残されている。
新たにビルドした力(ガンプラ)を手に、もうひとつのビルドダイバーズの真の戦いは、ここから始まる。
スタッフ
企画:サンライズ
原作:矢立肇、富野由悠季
監督:綿田慎也『機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN』『ガンダムビルドファイターズトライ』『劇場版 アイカツスターズ!』
シリーズ構成:むとうやすゆき『バジリスク~甲賀忍法帖~』『戦国BASARA』『ローリング☆ガールズ』
キャラクターデザイン原案:ハラカズヒロ
キャラクターデザイン:戸井田珠里
メカニックデザイン:大河原邦男、海老川兼武、阿久津潤一、石垣純哉、形部一平、島田フミカネ、寺岡賢司、寺島慎也、森木靖泰、柳瀬敬之、鷲尾直広
アクション監督:大張正己『VIRUS』『超重神グラヴィオン』『スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター-』
チーフメカアニメーター:久壽米木信弥、宇田早輝子
美術:スタジオなや
音楽:木村秀彬『ランス・アンド・マスクス』『聖戦ケルベロス 竜刻のファタリテ』『ACTORS -Songs Connection-』
企画協力:BANDAI SPIRITS ホビー事業部
制作協力:ADKマーケティング・ソリューションズ
制作:SUNRISE BEYOND
製作:サンライズ・創通
キャスト
ヒロト(クガ・ヒロト):小林千晃
カザミ:水中雅章
メイ:渕上 舞
パルヴィーズ:南 真由
フレディ:加隈亜衣
イヴ:水瀬いのり
ムカイ・ヒナタ:若山詩音
第24話「ビルドダイバーズ」
あらすじ
アルスとの決戦に向けてマギーがプロデュースしたリハーサルミッション、それはGBNでも高難度を誇るロータスチャレンジだった。
挑戦者側のヒロト達ビルドダイバーズを待ち受ける強力な有名ダイバー達。
その中には、本家であるビルドダイバーズのフォースメンバーも参加していた。
スタッフ
脚本:ヤスカワショウゴ
絵コンテ:古田丈二、榎本明弘
演出:鳥羽聡
キャラクター作画監督:小暮昌広、中本尚子、大籠之仁
メカ作画監督:久壽米木信弥、高瀬健一
おすすめポイント
一堂に会する伝説のダイバーたち
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アルスとの決戦に向け、リハーサルのチャレンジを行うビルドダイバーズ。
行うミッションはなんと「ロータス・チャレンジ」。
難攻不落のクリエイトミッションとして『ガンダムビルドダイバーズ』第15話で描かれたミッションをまさかこんなところで再び拝める日が来るとは。
リクの"ガンダムダブルオースカイ"お披露目回だったということもあり、多くの視聴者にとっても思い出深いミッションです。
集まったメンバーも超豪華。
主催のロータス卿はもちろん、タイガーウルフさんにシャフリヤールさん、ロンメル隊、フォース・百鬼のメンバー、外伝作品『ガンダムビルドダイバーズ ブレイク』のZA-AZと魂太、
そしてかつてヒロトが所属していたAVALONのメンバーも。
『ガンダムビルドダイバーズ』の時の「ロータス・チャレンジ」は、AVALONもクリアできなかったという過去があります。
このミッションにAVALONが参加するのはちょっとサービスが過ぎますね…。
そして現れる、本家ビルドダイバーズ。
ついにビルドダイバーズとBUILD DiVERSが相まみえる日がやってきたのです。
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ロータスチャレンジ Ver.エルドラ
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途中で一機でも撃墜されたら最初からやり直しの厳しいルールで始まるロータスチャレンジ Ver.エルドラ。
そこには絶対4人でクリアしたいというBUILD DiVERSの熱い思いがありました。
パルヴィーズの新しいメカ、エクスヴァルキランダーもこのお話で初お披露目。
マサキ救出作戦でお世話になった聖獣クアドルンの姿をモチーフにした美しいフォルムです。
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メイさんもウォトムポッドにプラスアーマーを追加し準備万端。
BUILD DiVERSのこのミッション、そしてその先のアルスとの決戦への強い想いが伺えます。
1st AREA
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1st AREAでBUILD DiVERSを迎え撃つのはいきなりフォース・百鬼とビルドダイバーズのメンバー。
カザミとドージのパワー対決。
メイとローズのお姉さん対決。
ユッキーのジェガンブラストマスターなどいきなり白熱するぶつかりあい。
コーイチのハンマープライヤーでモモカプルを打ち出してからハイパーお腹ビームを撃ったり、何でもありな自由な戦闘スタイルも健在。
モモちゃんアバターも成長していてめちゃくちゃ可愛くなっていましたね…
そしてエクスヴァルキランダーを捕らえるアヤメさんのRX-零丸。
SDガンダム使いの二人がこうして戦うなんてまるで夢のよう。
アヤメさん大好きな自分は思わず変な声が出てしまいました。
2nd AREA
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2nd AREAで待ち構えるのはAVALONのカルナとエミリア。
ヒロトの仲間だったからこそ、ヒロトの癖を見抜いており苦戦を強いられます。
カザミとパルヴィーズを苦しめるのはZA-AZのアークとゼン。
外伝作品からもしっかりとキャラクターを登場させてくれるのは流石「ガンダムビルドシリーズ」だなあと改めて作品全体を愛するこのシリーズの良さを感じました。
3rd AREA
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何度もチャレンジ失敗しながらなんとかやってきた3rd AREA。
しかし、BUILD DiVERSの行方を阻むロンメル隊、タイガーウルフさんとシャフリヤールさん、さらにはオーガさんまで。
カザミとタイガーウルフさんのパワー対決。
メイとロンメル隊長の戦術対決。
パルヴィーズとシャフリヤールさんの兄弟対決。
ヒロトとオーガさんのリーダー対決。
どこを切り取っても最高のマッチアップです。
「さあ、お前を味わわせてみろ!」
オーガさんの決まり文句も炸裂。
ロンメル隊長に追い詰められるカザミのシーンでは、
「キャプテン・ジオンだったらこんなところで諦めたりしねえ!」
の発言に対し動揺する隊長の姿も。
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キャプテン・ジオンの正体とはいったい…
4th AREA
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なんとかオーガさんを足止めし、進んだ先に待つのはリクとその愛機・ガンダムダブルオースカイメビウス。
ヒロト vs. リクの構図は第20話「託された願い」を見た人すべてが待ち望んでいた光景でしょう。
互いに認め合いながら楽しそうに戦う二人の姿にはここだけで涙が出そうになります。
5th AREA
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終わらないボスラッシュ。
40回目の挑戦で辿り着いた5th AREAで待っていたのはAVALONのリーダー、クジョウ・キョウヤとその愛機・ガンダムTRYAGEマグナム。
ファンネルを駆使しBUILD DiVERSを圧倒する姿はまさにワンマンアーミー。
これぞチャンピオンだという圧倒的強さに痺れずにはいられません。
メイの戦略、パルヴィーズのガンドランザム、カザミのパワー、チームの力を結集し、ヒロトがついにキョウヤさんを捕らえる。
ワンマンアーミー vs. BUILD DiVERSのチームの力 の構図はかつて連携も何もあったもんじゃなかった頃からの成長を感じて感慨深さの極みです。
強くなりたいという思い、誰かを救いたい、支えたいという願いがクリア不可能と思われたロータスチャレンジ Ver.エルドラを成功へと導きました。
互いの想いを伝えるヒロトとリク
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サラを救うために失われたイヴ。
サラ救出の裏でそんなことが起こっていたなんて知る由もなかったリクは、ヒロトに深々と謝ります。
それに対しヒロトはリクとサラに感謝の気持ちを伝えます。
イヴの願いはサラが存在し続け、リクと共に幸せで居続けること。
その願いを叶えてくれてありがとう、と。
「またバトルしよう、ヒロト。」
「ああやろう、リク。」
互いを認め合い、呼び捨てで呼び合う2人。
どう解決するのかずっと心配に想っていたイヴを巡るお話が最高の形で締めくくられました。
おわりに
2nd Seasonからとんでもない勢いで面白くなっていった『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』。
実はこの記事を書いているタイミングでは既に最終回までガンダムチャンネルにて配信済。
感動の最終回にSNS等は大いに盛り上がっていますが、この話の記事を書かずして最終回の記事は書けないと思い、ちょっと遅いですが記事にしました。
早く25話と26話を見て記事にしたいです。
ここはこういう小ネタがあるんだよ!
ちゃんとマサキとヒナタの話に触れんかい!
など意見や感想などあればぜひコメントください。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。もし記事が良かったなと思ったらSNSへのシェア、Twitterのフォロー等、ぜひともよろしくお願いいたします。
今後もアニメに関する記事を毎日投稿していきますので、ぜひご覧ください。
また次の記事で!