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『ギャルと恐竜』何でも許容してくれるギャルに学ぶ、楽しい人生の生き方!アニメだけでなく実写やミニコーナーもあるこだわりの作品【感想・考察・評価】

 ギャル

 具体的に一般人ギャルを区別するラインがどこにあるのかは不明ですが、今風に言えば陽キャ女性を指す言葉。

 自己肯定感が強く、楽観的で、どんどん人とコミュニケーションをとっていく、太陽のような存在です。

 ということで今回は、そんなギャル恐竜の毎日を描く、

 一風変わった名作『ギャルと恐竜』について語っていきたいと思います。

『ギャルと恐竜』とは

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「ギャルと恐竜」アニメ版PV【毎週土曜25時〜放送中!】

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© 森もり子・トミムラコタ/講談社・キングレコード

あらすじ

 ギャルと恐竜が時代を越えたルームシェア。

 恐竜とかよくわかんないけど、なんとかなるっしょ。

 とりまアゲてこーー~~! 

 

引用元:『ギャルと恐竜』公式HP STORYより

スタッフ

原作:森もり子・トミムラコタ(講談社「ヤングマガジン」連載)
シリーズ構成・シリーズ監督:青木純(スペースネコカンパニー)『ポプテピピック』
音響監督:鐘江徹
音響効果:小山恭正
音響制作:グロービジョン
音楽:吟(BUSTED ROSE)『ポプテピピック』『ド級編隊エグゼロス』
音楽制作:キングレコード
プロデューサー:小荒井梨湖、米澤明
チーフプロデューサー:須藤孝太郎、古川慎
アニメーション制作:スペースネコカンパニー・神風動画
実写シリーズ構成:須藤孝太郎
実写制作:HALO

キャスト

楓:島袋美由利
山田:夏吉ゆうこ
先パイ:工藤夕希
翔太:山下誠一郎
実写版キャスト
楓:8467(やしろなな)

ピックアップポイント

ギャルという許容の塊の尊さ

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© 森もり子・トミムラコタ/講談社・キングレコード

 本作はただ、ギャル恐竜が同居するというお話。

 恐竜存在することも、同居することも、普通の人間なら大きな疑問を抱きますが、ギャル楽観的

 特に何の違和感もなく、普通の生活を送り始めます。

 後はひたすら、ギャル恐竜が送る毎日を楽しく見ているだけ。

 表情豊かな恐竜の可愛さもさることながら、やはり特筆すべきはギャルの生態。

 普段の自分であれば悩んだり考え込んでしまったりするような場面でも、ギャルは前向きに楽しく日々を過ごし続けます。


 考えすぎてしまう癖がある人や、今大きな悩みを抱えている人にはぜひ見ていただきたい、人生の価値観が変わるかも知れない作品です。

 問題は解決しないかもしれないけれど、辛い時でも、すっと肩を落として、目の前のことを楽しむ

 考える必要のないことは、考えない。

 このアニメを見終わった時、こうしなきゃいけないという固定観念に捕らわれることのない、本当の意味で自由な人生ギャル恐竜から学ぶことになるでしょう。

 

実写、3分動画など趣向を凝らした映像

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© 森もり子・トミムラコタ/講談社・キングレコード

 固定観念に捕らわれないのはギャルだけでなく、『ギャルと恐竜』という作品自体も。

 前半部分をアニメ、後半部分を実写で描きつつ、途中には「恐竜チャンネル」と題した3分間の動画や、「恐竜くんを探せ!」というミニコーナーも設けられています。

 そこまで中身が濃い作品ではありませんが、この様々な映像への取り組みのおかげで毎週毎週30分があっという間に終わってしまいました。


 何と言っても印象深いのは実写

 モデルの8467(やしろなな)さんがギャルとして出演しているのですが、好きになってしまうぐらい可愛らしい。

 この作品で求められているギャルの見た目と、何でも許容してくれる懐の広さが画面越しにも伝わってきます。

 普段ギャルと関わらない人生を送っているからこそ、改めてギャルの素晴らしさを強く実感する貴重な機会にもなりました。

 ギャル好きな人はもちろん、ギャルってどんな生活を送っているんだろうと興味がある人にも是非見ていただきたい作品です。

 

オープニングテーマ「恐竜あげみざわ☆」/ 恐竜フレンズ


【ギャルと恐竜】「恐竜あげみざわ☆」恐竜が踊ってみた!

 歌うのは(島袋美由利)、山田(夏吉ゆうこ)、先パイ(工藤夕希)、翔太(山下誠一郎)で構成される"恐竜フレンズ"

 作詞・作曲・編曲を務めるのは『なんでここに先生が!?』の「りんご色メモリーズ」や、上坂すみれさんの楽曲に携わっているさん。

 

 タイトルからもわかる通り、今時の若者言葉がふんだんに使われたナウい楽曲です。

 

あげあげあげ あげみざわ
やるときゃやるから
ノリでいいじゃん マジ卍 wow
わろわろわろわろたにえん
マジうけぴモード
君と一緒 お、おけまる水産
水産

 

出典:「恐竜あげみざわ☆」/ 恐竜フレンズ

 

 もはや自分も今時の若者ではない気もしているので、この歌詞に出てくるワードが今最先端のワードなのかはわかりませんが、10年前の自分が見たら間違いなく意味不明だったことでしょう。

 流行語をおさえつつ、オープニングテーマとしても楽しむことが出来る、聴いていてリズムが耳に心地よい楽曲です。

 

エンディングテーマ「Peaceful Days」/ 高橋竜子
Peaceful Days

Peaceful Days

  • 高橋竜子
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

  歌うのは『残酷な天使のテーゼ』、『魂のルフラン』などでお馴染み、超一流アーティストの高橋洋子さんの文字をいじった高橋竜子さん。

 作詞・作曲・編曲はオープニングテーマと同じくさんが担当しています。

 

 エンディングはオープニングと打って変わって、暖かいピースフルソング

 ギャル視点での恐竜への想いが描かれます。

 映像も非常に暖かみがあって、本編がどんな内容だったとしても、心休まる気持ちになれます。

 

柄でもない 分かってるけど

晩御飯は 何が良いかな

気づいたら 早足の帰り道

 

出典:「Peaceful Days」/ 高橋竜子

 

 晩御飯と言うと、手作りの家庭の味みたいな固定観念を持ちがちですが、本作では結構インスタントラーメンやお弁当のような、買ってきたものが多め。

 何を食べるかではなく、誰と食べるかが大事というメッセージが伝わってきます。

 一人で住んでいたギャルが、同じ部屋に住む恐竜の為に、ちょっと早く帰ろうとか、何か買って帰ってあげようとか、そういう気持ちが非常に嬉しい。

 楽曲はちっともギャルっぽくないのに、しっかりとギャルの心象が描かれた非常に素敵な1曲です。

 

配信情報

 各種見放題サービスにて絶賛配信中です。

おわりに

 2020年の春から始まり、途中で放送中止になり、なんとかこの秋に放送再開にこぎつけた本作。

 実は第1話から非常に大好きな作品だったので、無事に最終回まで放送してくれて非常に嬉しい気持ちです。

 見ているだけで気持ちが軽くなるので、ぜひ毎週毎週ずっとずっと続いていってほしいと思える素晴らしい作品でした。

 

 西武園ゆうえんちの回がめちゃくちゃ良かった!

 

 『ポプテピピック』より全然面白かった!

 

 など意見や感想があればコメントしていただけると幸いです。

 

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