2021年冬アニメも、まもなく終わりを迎えようとしています。
今期も色々な名作が放送されており、毎日毎日楽しい日々を送らせてもらいました。
ということで今回は、自分が実際に見て泣いた名エピソードを紹介していこうと思います。
泣いた理由を書く都合上、絶対にネタバレは避けて通れないので、内容を知らずに本編を楽しみたい方はご注意ください。
- 『ブラッククローバー』
- 『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』
- 『ログ・ホライズン 円卓崩壊』
- 『シャドウバース』
- 『ベイブレードバースト スパーキング』
- 『トミカ絆合体 アースグランナー』
- 『七つの大罪 憤怒の審判』
- おわりに
『ブラッククローバー』
あらすじ
人間は、魔神に滅ぼされるかに見えた
それを救ったのは、たった一人の魔道士だった
彼は『魔法帝』と呼ばれ、伝説になった――
魔法がすべての、とある世界――。
生まれながらに魔法が使えない少年アスタは、
己の力を証明するため、そして友との約束を果たすために、
魔道士の頂点『魔法帝』を目指す!
引用元:『ブラッククローバー』公式サイト
第166話「団長 ヤミ・スケヒロ」
3年越しにたどり着いた信頼の名前呼び
「漆黒の三極性(ダークトライアド)」のひとりで、
最上位の悪魔の一体“ルチフェロ”の力を宿す悪魔憑き、
CV:小山力也さんで、
"重力魔法"と"肉体魔法"を使い、どんな傷を受けても再生できるという今まで出てきたストーリーの中でもまさに"最強"と呼ぶにふさわしいダンテ。
普段は全くやる気を出さないヤミ団長も、限界を超えて戦い、ダンテと渡り合いますが、無限に再生を続けるダンテの前にジリ貧状態。
そんな中、ヤミ団長がアスタに声をかけるのです。
「おい、お前がいねぇと勝てねえぞ、アスタ。」
ここまで一貫して、ヤミ団長には"小僧"と呼ばれ続けてきて1年以上(アニメの放送期間で言うと3年以上)、ここで渾身の名前呼び。
もう指一本動かない程に全てを出し切っていたアスタですが、限界を超えてヤミ団長と並び立ちます。
「諦めないのが俺の魔法だ!」
「今ここで限界を超えろ!」
心を燃え上がらせてくれる『ブラッククローバー』の名言が自然と脳裏に浮かぶと共に、涙が止まりません。
小柄で筋肉が詰まったアスタと、大柄でムキムキのヤミ団長、
太くてずっしりしたアスタが使う断魔の剣と、細くて長いヤミ団長が使う刀という対比関係が非常に美しい。
第167話「黒の誓い」の圧倒的な共闘ぶりと併せて、全人類に見て欲しい最高のエピソードです。
第170話「ハルカミライ」
「お前が戦っているのは、ただの魔法が使えないヤツじゃない!たくさんの猛者と戦ってきた魔法が使えないヤツだ!」
約3年半続いた『ブラッククローバー』もいよいよ最終回。
アスタの前に立ちはだかるのは、アスタ自身に取り憑いていた悪魔・リーベ。
幼少時代、凄惨な日々を過ごし、強い呪いの気持ちで悪魔になった彼にアスタが全力で立ち向かいます。
魔法が使えないアスタが悪魔に勝つなんて、普通では考えられません。
どんなに不利な状況でも一歩も引かないアスタ。
ここまで限界を超え、どんな逆境にも決して諦めず鍛錬を続けてきた今までの道のりがアスタの背中を押します。
一人で人を呪う気持ちを増幅させてきたリーベに対し、色々な人と出会って成長したアスタ。
パトリ、マルス、キアト、ファンゼル、そしてヤミ団長。
黒の暴牛のメンバーはもちろん、生涯のライバル・ユノ。
「お前が戦っているのは、ただの魔法が使えないヤツじゃない!たくさんの猛者と戦ってきた魔法が使えないヤツだ!」
これまでの全ての出会いと、努力が実り、ついにリーベを打破するのでした。
流れる挿入歌は第1クールオープニングテーマ「ハルカミライ」。
こんなの泣かないはずがないですね。
激しい戦いの末、リーベを従属させる契約も出来るところ、あくまで対等な関係を結ぼうとするアスタ。
これまた非常にアスタらしい選択でした。
リーベを支えたリチタとアスタの関係も明らかになり、どう考えてもまた胸アツな展開。
今から劇場版が楽しみでなりません。
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『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』
あらすじ
ボルトと同じ謎の印、「楔(カーマ)」を持つカワキがナルトの家で暮らすことになった。
現在、木ノ葉隠れの里の周囲で怪しい動きを見せる「殻」という組織とカワキは大きく関係しており、ナルトが常にカワキの傍で監視をするためである。
誰にも心を開かず、乱暴な振る舞いをするカワキに対して、一緒に暮らすことに断固反対するボルト。
しかし、二人は常に衝突し言い争いが絶えない日々を送りながらも、徐々に互いを知り、存在を認め合っていくのだった。
そんなある日、カワキのことを「器」と呼ぶ「殻」の内陣(インナー)の一人、デルタがカワキを連れ帰るためにボルトたちの前に現れる。
ついに直接的な行動を開始した「殻」。
掌に「楔」を持つボルトとカワキを中心に、ナルト達、木ノ葉の忍と「殻」との激しい戦いが始まろうとしている――
第186話「使い方」
忍として戦うボルト、『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』のアンサー
『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』を見ている方は全員『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』を見ているはずでしょう。
『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』では、ボルトが父親であるナルトに認めてもらいたいという気持ちのあまり、
科学の力でチャクラを発生させる科学忍具を、忍者の実力を試すための中忍試験で使ってしまい、ナルトに
「お前は忍者失格だ。」
と言われるトラウマ級の展開があります。
それ以降ボルトにとっては、科学忍具は受け入れがたいものであり、拒絶の対象となっていました。
そんな中、様々な人々との出会いや、「殻」と関わっていく過程で、ボルト自身が科学忍具の存在を受け入れ、その上であくまで"忍"として戦うことを選択していくという成長を見せてくれるのです。
この戦闘で青は、"忍"であった己を捨て、”科学忍具”を使い、道具として第7班に挑んできます。
その一方でボルトは、科学忍具の恩恵をしっかりと活用しつつ、最後まで"忍"としての己を貫いて青に勝利するんですね。
そういったボルトのこれまで辿ってきた道のりや、青のそうならざるを得なかった人生を考えると非常にエモーショナル。
ここまでのお話をしっかり楽しんでいれば楽しんでいるほど、思わず涙がこぼれてしまうはずです。
ナルト対ネジ戦リスペクトの戦い方や、父親譲りのボルトの優しさ、劇場版顔負けの素晴らしい作画も相まって、新章突入前ラストにふさわしい素晴らしいエピソードでした。
『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』のアンサーとしての側面も非常に強いので、改めて映画を見直したい気持ちでいっぱいです。
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『ログ・ホライズン 円卓崩壊』
あらすじ
ある日突然、人気オンラインゲーム『エルダー・テイル』の世界に、数万人のプレーヤー『冒険者』が閉じ込められた!
モンスターや魔法がリアルに存在する異世界で人々は混乱し、冒険者の街『アキバ』は秩序を失っていた―
人づきあいの苦手な青年・シロエもそんな冒険者のひとりだったが、意を決したシロエは盟友の直継、アカツキ、にゃん太らとギルド 『ログ・ホライズン』 を結成。
さらに、持ち前の知略を武器に冒険者の結束を呼びかけ、自治組織『円卓会議』を立ち上げ、街に平和と安定を取り戻す。この『円卓会議』を中心に、ゲーム世界のもともとの住人である『大地人』との交流も進み、筆頭貴族コーウェン家の令嬢・レイネシアがアキバに赴任するなど、冒険者と貴族や商人、一般市民などとの外交や取引も活発化していく。
しかし、冒険者たちが異世界に飛ばされた『大災害』から1年が過ぎ、つかの間の繁栄を享受していたアキバの街には、新種のモンスター『典災』の襲来や東西の貴族どうしの権力闘争、冒険者間の格差・思惑の違いなど、多くの火種がくすぶり続けていた。
そして、ついに冒険者の結束の象徴『円卓会議』に決定的な危機が訪れる…
第12話「夜啼鳥(ナイチンゲール)の唄」
ミノリからシロエへの告白とシロエらしい解答
典災エレイヌスとの戦いの中で失われていくシロエへの想いや、シロエとアカツキの絶対的な信頼関係を目にして、ついにシロエに想いを告げることにしたミノリ。
最初は憧れから始まった気持ちがどんどんと膨らんでいく過程や、想いの強さを言葉にして一生懸命伝えるミノリの姿は非常に健気で可愛らしい。
第3シリーズまでを通してミノリの成長をずっと見てきたからこそ、この決意には思わず涙が。
ところがその告白をスッと断るシロエ。
「ごめん。好きな子がいるんだ。」
「別に付き合っているわけじゃないけれど、好きなんだと思う。一緒にいるといいなって思うんだ。町が綺麗に見える、時間がゆっくりになる。」
「この先どうなるかわからないけど、僕は多分その子が好きなんだ。だから、ごめん。」
普段理詰めで話すシロエだからこそ、こういった感覚的な表現は新鮮で強烈。
シロエにとってのアカツキという存在の大きさを改めて実感し、ミノリも引き下がるしかありませんでした。
ボロボロ泣きはらすミノリと共に多くの視聴者が涙を流したことでしょう。
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あらすじ
天青学園に通う少年、竜ヶ崎ヒイロ。
世間で大流行中のデジタルカードゲーム『Shadowverse(シャドウバース)』、
通称・シャドバをプレイしたいヒイロだったが、祖父であるシゲフミにスマホを買ってもらえないでいた。
ある日の朝、いつものように登校しようとしたヒイロは、自分を呼ぶ謎の声を聞く。
その声に導かれ、自宅の蔵に入るヒイロ。蔵の中には、真新しいスマホが置かれていた……。
引用元:『シャドウバース』公式サイト
第48話「バトル!シャドウバース!」
1年の集大成たる最終戦、流れる挿入歌「キリフダ」
本当の本当に色々あった4クール。
強大な組織や、自分自身の闇の気持ち、最強のラスボスを倒してついに迎えた、平和な世界。
最終戦は最高のライバル関係であるヒイロ vs. ルシア。
長い戦いの中でお互いを認め合いながら、高め合いながら、ついにここまでたどり着きました。
使用するカードも《インフィニットフレイムドラゴン》や《アビスドゥームロード》などストーリーを大いに盛り上げてくれた最強カードたち。
そんな最高の試合で流れる挿入歌は第1・2クールオープニングテーマ「キリフダ」。
「新世界」や「心誰にも」も高い頻度で挿入歌として使われていましたが、最終戦で「キリフダ」を持ってくるのは本当に熱かった。
強く優しく生きてみるよ
上手くはやれない 僕だとしても
惨めな心もキリフダなら いいさ いいさ
最高の一枚だ
出典:「キリフダ」/ PENGUIN RESEARCH
一応キッズ向け枠に入るアニメながらも、一人一人のキャラクター性や精神性もしっかりと描いた本作。
弱い自分を受け入れて前に進んだり、自分の想いをどこまでも貫いたり、それぞれのキャラが持つ「キリフダ」を1年間見てきたからこそ、最後の挿入歌起用は鳥肌と涙が止まりませんでした。
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『ベイブレードバースト スパーキング』
あらすじ
レジェンドの中でも最強と言われる蒼井バルトが、ベイの革命と呼ばれる「スパーキングベイ」のレジェンドバトルマッチを開催する。
そんな中、無名の兄弟ブレーダー、朝日ヒュウガとヒカルが、バルトに挑戦状を叩きつける。
太陽のスパーキングベイ「ハイペリオン」と「ヘリオス」を開発した二人は、世界のレジェンドたちを倒して見せると言い放つ!
太陽のベイを握りしめるヒュウガとヒカルの、冒険と成長の物語が始まる。
第52話「限界突破!俺たちの太陽(フレア)!!」
5年間の集大成、歴代一の神回
たった12分しかないので、今までのシリーズを見たことがない人もぜひ見て欲しい最高の1話。
第1期~第4期でその成長が描かれ、レジェンドブレーダーになっていったキャラクター達がこの第5期で大集合。
そんなレジェンドブレーダー達をもなぎ倒す最強のブレーダー、レーン・ヴァルハラ&紅シュウペアと本作主人公である、朝日ヒュウガ&朝日ヒカルペアの決勝戦が最終話では描かれます。
この決勝戦、次元が違う。
レジェンドブレーダー達から様々なことを学んできたヒュウガとヒカルの全てが発揮され、最強であるために自分以外の全てを否定したレーンの改心も描かれる。
レーンを改心させたのはかつてレッドアイとして、同じ道をたどってしまった紅シュウ。
全身全霊のベイバトル、第1期からずっと盛り上げ続けてきてくれた穴見運太による名実況、『ベイブレードバースト スパーキング』だからこそのギミックがふんだんに盛り込まれた試合展開と、もう言うことなし。
今までのシリーズを楽しんできた人はもちろん、初見で見ても必ず魂が震えるはず。
正直これ以上の試合が生まれる気がしませんが、次のシリーズにも期待で胸が高鳴ります。
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『トミカ絆合体 アースグランナー』
あらすじ
地球の自転エネルギーから放たれるアースエナジーを狙って、宇宙から謎の敵ダークスピナーが現れた!
彼らの野望を食い止めるべく立ち向かうのが、
双子の兄弟――ライガとクウガ、そして地球防衛隊『アースグランナー』
――果たして彼らは地球を守ることができるのか!?
ゆけ!少年たちよ!ゆけ!アースグランナー!
第50話「デッドヒート! キズナレベル無限大!」
ラスボス撃破!進化を続けてきたアースグランナー
こちらも丸1年、全51話のお話に幕が下りました。
同じタカラトミー社の『新幹線変形ロボ シンカリオン』と比較すると、より子供向けに特化した非常にわかりやすい内容で、双子のライガ・クウガを筆頭に可愛いキャラクター達がダークスピナーとの戦いの中で成長していく姿が描かれます。
敵側であるダークスピナー自体も非常に可愛らしく描かれており、終盤はアースグランナーとダークスピナーが手を取り合って戦う熱い展開も。
グランナーの進化も目覚ましく、最終戦では大人も子供も熱くなれる程、追加パーツが盛りに盛られ、キラキラ輝く本当にかっこいい機体が縦横無尽に暴れまわっていました。
そして挿入歌では第1話からオープニングテーマとして使われていた、「世界が君を必要とする時が来たんだ」が流れる視聴者サービス。
心が躍る最後の戦闘と、この作品が終わってしまうという切なさとが詰まった第50話は涙なしには見れません。
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『七つの大罪 憤怒の審判』
あらすじ
いまだ人と、人ならざるものの世界が、分かたれてはいなかった古の物語。
リュドシエル率いる〈光の聖痕(スティグマ)〉と魔神族による聖戦は、ブリタニア全土を巻き込み激化。
3つの戒禁を取り込んだエスタロッサは暴走し、エリザベスを連れ去った。
キング、ゴウセル、ホーク、そしてサリエルとタルミエルはその後を追い、天空演舞場跡へとたどり着く。一方、キャメロット城では、新たなる魔神王になると決めたメリオダスが、暗黒領域の繭の中で着々と戒禁を取り込み続けていた。
メリオダスの魂を救うために自ら煉獄へと身を投じたバンは、常人では決して生きられない瘴気の中を彷徨う。
明かされるエスタロッサの正体。
決壊するゴウセルの禁呪。
数多に絡み合う思惑の行く先は。
真の敵は誰なのか。討つべき者は何なのか。"永遠の生"と"永劫の輪廻"という運命に抗い、
3000年の旅を続けてきた、メリオダスとエリザベス。
二人の旅路は、どのような結末を迎えるのか―――。
第12話「みんながキミの力になる」
団長への思い思いの語りと「Perfect Time」
『七つの大罪 』も第1期の放送から6年半が経ちました。
様々なキャラクターの裏切りや別れ、逆らえない宿命等々、描かれれば描かれるほど重厚感を増すストーリー。
大人気原作であるが故に、制作会社の変更により大不評を買った作画。
人気な時も、不人気な時も、『七つの大罪 』と共に人生を歩んできたといっても過言ではない程長い時を一緒に過ごしてきたような気がします。
そんな『七つの大罪 』もついに終幕。
最後の最後を飾るのは、やはり〈七つの大罪〉団長・メリオダス。
一人一人が団長に対する熱い思いを吐露する中、最高のBGMが流れてきます。
『七つの大罪 』を代表する1曲、「Perfect Time」。
澤野弘之さんのアニソン及び劇伴の作曲家としての輝かしい地位を確立した1曲と言っても過言ではありません。
長い物語の終幕と、様々な思い出を蘇らせてくれる「Perfect Time」、これさえあれば他にはもう何もいりません。
ありがとう、『七つの大罪 』。
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おわりに
今回は「2021年冬アニメ泣ける名エピソード 朝・夕方アニメ編」を書いてきました。
超大作が何本も終わりを迎え、なかなかな喪失感を味わっています。
やっぱり1年以上放送している作品に対しては涙腺がゆるくなりがちですね。
「2021年冬アニメ泣ける名エピソード 深夜アニメ編」も書くので、そちらもぜひよろしくお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
また次の記事で!