昨日、『パズドラ』のあらすじ・感想の記事を書いたので今日はその前作にあたる、『パズドラクロス』について語っていきたいと思います。
『パズドラクロス』は、パズドラプレイヤーの成長を描いた『パズドラ』とは異なり、ドロップの力で絆を結んだモンスターの力を行使する"龍喚士"を目指し、世界を救う大冒険ファンタジーとなっています。
『パズドラクロス』とは
©ガンホー・オンライン・エンターテイメント/パズドラクロスプロジェクト2017・テレビ東京
あらすじ
そこは、人とさまざまなモンスターが共存する世界――。
ビエナシティに住む少年・エースは、ある日、自分の名前を呼ぶ不思議なタマゴを拾う。
そのタマゴから生まれたのは、食いしん坊のモンスター・タマゾー。
このタマゾーとの出会いがエースを「龍喚士」の道へと導く。
天才龍喚士・ランスをはじめ、たくさんの仲間やライバルたちと切磋琢磨し、一人前の龍喚士を目指すエースは、選ばれし者たちが集う龍喚士ギルドの一員となれるのか?
万物の根源にして星の息吹である「ドロップ」の力が乱れるとき、兇猛なる敵が解き放たれる!
迫る脅威のドロップ・インパクトに対抗するため、龍喚士たちが立ち上がる!
スタッフ
監督:亀垣 一『ふしぎ遊戯』『史上最強の弟子ケンイチ』『パズドラ』
シリーズ構成:佐藤 大とストーリーライダーズ『交響詩篇エウレカセブン』『超速変形ジャイロゼッター』『怪盗ジョーカー』
キャラクターデザイン:秋山 由樹子『BLACK CAT』『夢色パティシエール』
モンスターデザイン:岩永 悦宜、遠藤 正明、桝田 浩史、田中 比呂人
美術デザイン:天田 俊貴
プロップデザイン:宮川 治雄
色彩設計:北沢 希実子
美術監督:野村 正信、扇山 秋仁
音楽:山下 康介『魔法戦隊マジレンジャー』『ちはやふる』『それでも世界は美しい』
音響監督(AR):浦上 慶子
音響監督(DB):浦上 靖之
音響制作:オーディオ・プランニングユー
撮影監督:生田 幸那
キャスト
エース:吉永拓斗
ランス:柿原徹也
チャロ:寺崎裕香
タマゾー:金田朋子
デビ:坂本千夏
ソニア:雨宮 天
おすすめポイント
配信サイトでの全世界累計再生数が配信開始1か月で400万再生を突破している本作、『パズドラクロス』。
ちなみに内訳は日本国内で100万再生、中国、アメリカ、カナダ、英国、アイルランドの世界5ヵ国で300万再生だそうです。
上に無料配信の第1話がYoutubeにアップされているので掲載しておりますが、改めてみると最終盤への伏線がしっかり貼られていたなあという印象です。
『パズドラ』に比べると中盤以降はかなり本格的なファンタジーになっており、子供よりも大人が楽しめるお話になっています。
『パズドラ』のあらすじ・感想の記事はこちら。
そんな『パズドラクロス』を3つのポイントから紹介していきます。
・ギルド龍喚士を目指す序盤から世界を救う終盤までの話の広がり
・ゲーム『パズル&ドラゴンズ』をプレイしていればより楽しめる細かい設定
・目を疑うほどの圧倒的な主題歌たち
ギルド龍喚士を目指す序盤から世界を救う終盤までの話の広がり
ドロップの力で絆を結んだモンスターの力を行使する"龍喚士"が自然を守るため、日夜活動をしているドラゴーザ島。
主人公のエースもある日ドロップを見る力を身に着け、一流の龍喚士を目指し、冒険を始めます。
序盤は、龍喚士として実力を付けるため、龍喚士必須のアイテム、ソウルアーマーを手に入れギルド龍喚士を目指して切磋琢磨します。
龍喚士がただ正義を行使する人だとしたら、ギルド龍喚士は国に認められた正義を行使する人、そんな感じのイメージです。
大気中に無数にあるドロップをコンボし、エネルギーに変換して闘いあうという、正直よくわからない設定なのですが、当たり前のようにそれで闘っているので見ているうちになんとなく納得できるようになってきます。
ギルド龍喚士を目指す中で、かけがえのない仲間、めちゃくちゃかわいいショタのチャロ、熱血ムードメーカーのタイガー、売れないアイドル、ガーネットたちと出会います。
また、冷静で寡黙な、プライドの高い龍喚士、ランスとも出会い、バチバチのライバル関係を育んでいきます。
ここは『パズドラ』のタイガと龍二の関係性に近いところがありますね。
中盤は、最強の龍喚士を決める「バトルカップ」が開催され、仲間同士でもお互いを高めあいながら戦い、龍喚士本来の戦い方「古龍戦法・ソウルブレイブ」を身に着けていきます。
ソウルブレイブから一気に戦闘が派手になり、各キャラクターの成長や、龍喚士としての想いの強さがより実感できるようになります。
決勝戦のエースvsランスは作画も演出も劇伴も非常に高いクオリティで3話に渡って描かれるので必見です。
「バトルカップ」終了後はそれぞれの目標のため、一度みんな解散して旅を始めるのですが、龍喚士が次々と行方不明になる事件が発生します。
そこには、竜人と呼ばれる竜の力を持つ人々が、ただの人間を支配しようとする大きな思惑が働いており、竜人vs人間の構図に、龍喚士とモンスターがどのように関わるか、という民族的、格差的な差別を描く、かなり重厚なストーリーが始まります。
30分のうち、半分は重厚なストーリーを描き、半分は新たな大会「グランド・バトルカップ」が描かれるようになります。
「グランド・バトルカップ」は、今後起こりうる世界の脅威に立ち向かう精鋭部隊、「ガーディアンズ」を結成するための大会ということで、再び再会したエース、タイガー、ガーネットは優勝を目指して、覇を競い合います。
終盤は、
・竜人だけの力でドラゴーザ島を支配することを目的とした組織"ドミニオン"との対決
・竜人vs人間の構図の影響で発生したドロップの乱れによる災害"ドロップ・インパクト"
・"ほしのかけら"による原始化
・究極存在である"ジェスト"との壮絶な戦い
・星の意志「テラドラゴン」との最終決戦
などなど、世界を救う壮大なお話のラッシュです。
まさに、RPG最終盤というようなワクワク感で、世界の無事を祈りつつ、アニメを再生する手が止まらないこと間違いなしです。
ゲーム『パズル&ドラゴンズ』をプレイしていればより楽しめる細かい設定
人間、モンスター、龍喚士、竜人が共存する世界なので、ゲーム内のキャラクターや用語が頻出します。
『パズル&ドラゴンズ』をプレイしていない人でもアニメを楽しむことができる構成になっていますが、プレイしたことのある人ならより楽しめるでしょう。
出てくるモンスターの一例をあげるとこんな感じです。
数多くのモンスターたちが大活躍しますので、『パズル&ドラゴンズ』が大好きな人はぜひその目でご確認ください。
火、水、木、光、闇のドロップのバランスがそのまま世界のバランスに直結しているというような、ゲームの設定がそのままアニメに生きている設定も多数あります。
目を疑うほどの圧倒的なオープニングたち
第1クール~第2クールはUVERworldさんの「WE ARE GO」。
第3クール~第4クールはLenny code fictionさんの「Colors」。
Lenny code fiction 『Colors』(Short Ver.)
第5クール~第7クールはポルノグラフィティさんの「Montage」。
ポルノグラフィティ 『キング&クイーン/Montage』(YouTube ver.)
さすが、大人気コンテンツ『パズル&ドラゴンズ』さんだなあと驚いたのを覚えています。
きっと、それぞれのアーティストのファンもこの曲がアニソンのタイアップだと知らない人が多いでしょう。
「WE ARE GO」はそこまでアニメに寄り添った歌詞ではないですが、圧倒的なインパクトが凄いですね。
特に第1クール~第2クールのOP映像はかなり「WE ARE GO」に寄せた形になっていて、明るい序盤のアニメ本編とのギャップが凄く、良い意味で詐欺OP感が凄いです。
最終盤まで見ると納得の映像に変わるという仕掛けになっています。
「Colors」はタイトル通り、歌詞にも「茜色」「太陽」「雨」「水溜り色」「虹」「青」など色にまつわる単語がたくさん出てきて、火、水、木、光、闇のドロップや、かなり派手な色が多用される今作の明るい雰囲気にぴったりな楽曲です。
「Montage」は終盤以降の暗いストーリーにぴったりなダークな雰囲気が素晴らしいです。
「不安」、「後悔」といった負のワードが危機に瀕したドラゴーザ島を的確に表しており、「繋ぎ合わせ」「色を重ねた」という『パズドラクロス』らしい歌詞も素晴らしい味を出しています。
どれもアニメ本編を見るとより味が増す素晴らしい主題歌たちなので、ぜひアニメとともにお楽しみください。
配信情報
現在、hulu他一部の見放題サービスにて配信中です。
『パズドラ』の記事でも書きましたが、『パズドラクロス』、『パズドラ』の両方を見ることで相乗的にどちらも楽しむことができますので、ぜひお試しください。2週間の無料お試し期間ありです。
おわりに
こちらの作品も『パズドラ』同様、そんなに自分の知り合いでは見ている人がいない印象です。
どちらも本当に面白い長尺少年向けアニメなのでぜひご覧になって、コメントやリプライ送っていただければと思います。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。もし記事が良かったなと思ったらSNSへのシェア、Twitterのフォロー等、ぜひともよろしくお願いいたします。
今後もアニメに関する記事を毎日投稿していきますので、ぜひご覧ください。
また次の記事で!