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『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』第3話「大好きを叫ぶ」優木せつ菜の正体が明らかに!神曲「DIVE!」の演出も相まって心動かされまくりな30分【感想・考察・評価】

 生徒会長

 アニメにおいては絶大な権力を握り、お堅く、主人公たちの行動を邪魔することが多い存在です。

 誰もが生徒会長の権力がそんなにないことは知っているのに、それが当然となっている文化はちょっと面白いですよね。

 ということで、今回はアニメ界一の生徒会長といっても過言ではない、素晴らしい生徒会長が描かれた、

 『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』第3話「大好きを叫ぶ」について語っていきたいと思います。

『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』とは

www.lovelive-anime.jp


TVアニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」PV ロングVer.

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©2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

あらすじ

 東京・お台場にある、自由な校風と専攻の多様さで人気の高校「虹ヶ咲学園」。
 スクールアイドルの魅力にときめいた普通科2年の高咲侑は、
 幼馴染の上原歩夢とともに「スクールアイドル同好会」の門を叩く。

 時にライバルとして、時に仲間として、
 それぞれの想いを胸に日々活動するメンバーたち。

 「夢を追いかけている人を応援できたら……。」

 9人と1人の少女たちが紡ぐ、初めての「みんなで叶える物語スクールアイドルプロジェクト」。

 届け!ときめき――。

 いままた夢を、追いかけていこう!

 

引用元:『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』公式HP ストーリーより

スタッフ

原作:矢立肇
原案:公野櫻子『シスター・プリンセス』『Strawberry Panic!』
監督:河村智之『三ツ星カラーズ』
シリーズ構成:田中仁『あんハピ♪』『ゆるキャン△』『八月のシンデレラナイン』
キャラクターデザイン:横田拓己『三ツ星カラーズ』『波よ聞いてくれ』『戦翼のシグルドリーヴァ』
デザインワークス:めばち『推しが武道館いってくれたら死ぬ』
美術監督:西倉力
セットデザイン:片岡一巳
色彩設計:赤間三佐子
CGディレクター:飯沼佑樹
撮影監督:杉山大樹
編集:小口理菜
音響監督:長崎行男
音楽:遠藤ナオキ
音楽制作:ランティス、サンライズミュージック
アニメーション制作:サンライズ
製作:2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会、サンライズ、バンダイナムコアーツ、ブシロード、KADOKAWA、アスキー・メディアワークス

キャスト

高咲 侑:矢野妃菜喜
上原歩夢:大西亜玖璃
中須かすみ:相良茉優
桜坂しずく:前田佳織里
朝香果林:久保田未夢
宮下 愛:村上奈津実
近江彼方:鬼頭明里
優木せつ菜:楠木ともり
エマ・ヴェルデ:指出毬亜
天王寺璃奈:田中ちえ美

第3話「大好きを叫ぶ」

あらすじ

 生徒会長・中川菜々の正体はスクールアイドル・優木せつ菜だった?!

押しかけた果林たちによって正体がばれてしまった菜々。

 かつてのスクールアイドル同好会のメンバーはせつ菜としての真意を問いただすが、菜々は無言を貫き、「優木せつ菜はもういません」とだけ伝える。

 自分の気持ちごとせつ菜を封印し、生徒会長として過ごすことで、全てを忘れようとしていた菜々。

 そこに聞こえてきたのは侑がピアノで弾く『CHASE!』のつたないメロディだった。

 

引用元:『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』公式HP ストーリーより

スタッフ

脚本:田中仁
絵コンテ・演出:長友孝和
作画監督:神谷美也子、ハンミンギ、吉山隆士
ダンスパート絵コンテ・演出:京極尚彦
ダンスパート作画監督:吉山隆士
総作画監督:横田拓己、冨岡寛、吉岡毅

ピックアップポイント

優木せつ菜の正体は生徒会長・中川菜々

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©2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

 第1話で優木せつ菜はもういない、そしてスクールアイドル同好会は廃部になったとに告げた生徒会長・中川菜々の正体は実は優木せつ菜

 何故活動を辞めてしまったのか、何故同好会を廃部にしてしまったのか、真意を問いただそうとする元スクールアイドル同好会のメンバーですが、菜々は口をつぐんでしまいます。

 「ラブライブ!を目指すつもりなら、皆さんだけで続けてください。」

 

「虹色Passions!」/ 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会


【限定公開】虹色Passions! / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 【TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』オープニング映像】

 作詞は本作で生まれた新曲を続々と担当しているAyaka Miyakeさん。

 作曲・編曲は『爆丸バトルプラネット』の「サヨナラの方程式」や、『ラブライブ!サンシャイン!!』の「Future flight」で知られるKeisuke Koyamaさんが担当しています。

 

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©2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

 一人一人のキャラクターの魅力個性が溢れた映像と、をテーマにした歌詞が印象的なオープニングテーマです。

 今までの『ラブライブ!シリーズ』でも度々「虹」をテーマにした曲は出てきましたが、何と言っても今回は「虹ヶ咲学園」

 加えて、今までの2作は"μ's"、"Aqours"というグループでの活躍を重視していましたが、今回はより一人一人の個性を大事にする作品。

 虹のそれぞれの色の様に、全員が自分のカラーを全開にして輝くであろう本作の展開にぴったりな内容です。

 

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©2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

 可愛い女の子たちがスーツでびしっと決めるの、本当にカッコよくて好きです。

 

 虹のイメージにある、"未来へ繋がる橋""それぞれの色が一緒に弧を描いて一つに見える""希望"といったニュアンスが、歌詞からも曲調からも歌声からも伝わってきて、聴くだけで元気になれます。

 『ラブライブ!シリーズ』は毎作主題歌の制作陣を変えてきて、それぞれの個性がありつつも、つながりを感じられるのがとても不思議です。

 

自分の"大好き"と他人の"大好き"

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©2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

 「大好きを叫びたかった私が、他の人の大好きを傷付けた。」

 

 スクールアイドルの衣装はクローゼットにしまい、母親の前では勉強をしているふり

 学校では生徒会長として、威厳のある態度を取る。

 菜々は、自分の大好きを表に出さないようにして日々を過ごしていました。

 

音楽室で侑と再会

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©2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

 菜々が校舎内を歩いていると、せつ菜の楽曲「CHASE!」をピアノで弾くに遭遇。

 からせつ菜に対する大好きな気持ちを強く聞かされます。

 

 「なんでやめちゃったのかな、せつ菜ちゃん。」

 「あのライブが最後じゃなくて、始まりだったら最高だろうなって。」

 

 スクールアイドルが大好きな、スクールアイドル同好会のメンバー。

 菜々ももちろんスクールアイドルが大好きですが、菜々にとってスクールアイドルは「ラブライブ!」を目指すもの

 勝つためにグループとして一つの色にまとまらないといけないという思いは、他のメンバーの"可愛くアイドルしたい"という気持ちや、"仲良くアイドルしたい"という気持ちとぶつかり合い、傷付けあってしまいました。

 だからこそ菜々は、他の人の大好きを傷付けないよう、優木せつ菜であることを辞め、スクールアイドル同好会を廃部にしたのです。

 

スクールアイドル同好会に優木せつ菜は絶対必要

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©2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

 生徒会長が優木せつ菜であることを知った、スクールアイドル同好会一同。

 新たに同好会を作ることは校則上何の問題もなく、せつ菜が入っても入らなくても、活動は可能。

 それでも、同好会メンバーたちは、せつ菜絶対にスクールアイドル同好会に必要だと意見が一致します。

 また傷つけあうのは嫌だけれど、みんなで一つのステージを作り上げたい

 せつ菜の説得にが立ち上がります。

 

ラブライブなんて出なくていい!

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©2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

 菜々にスクールアイドル同好会に戻ってほしい旨を伝える

 他の同好会メンバーのことを考えると、菜々はその想いを受け取ることが出来ません。

 「私が同好会にいたら、みんなのためにならないんです!私がいたらラブライブに出られないんですよ!」

 

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©2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

 「だったら、ラブライブなんて出なくていい!」

 

 どうして、そこまでの想いをぶつけてきてくれるのかと疑問に思う菜々

 は満面の笑みで答えます。

 

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©2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

 「言ったでしょ、大好きだって。こんなに好きにさせたのはせつ菜ちゃんだよ。」

 

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©2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

 大好きを貫いてもいい。

 その一言が、菜々の背中を強く押しました。

 おさげにしていた髪をほどき、菜々優木せつ菜に。

 雲間から挿す天使のはしごを浴びながら、せつ菜のステージが始まります。

 

 「これは、始まりの歌です!」

 

「DIVE!」/ 優木せつ菜(楠木ともり)


【限定公開】DIVE! / 優木せつ菜(CV.楠木ともり)【TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』第3話ダンスシーン映像】

 作詞は「虹色Passions!」と同じくAyaka Miyakeさん。

 作曲はあのSPYAIRのベーシスト、MOMIKENさん。

 編曲は「CHASE!」と同じ、tasukuさんが担当しています。

 

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©2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

 ここまでの展開だけで泣いているのに、MOMIKENさんのカッコ良いゴリゴリのロックチューン。

 そして映像が反則級

 Youtubeのサムネイルや、こちらの画像もそうですが、3DCG作画絶妙なバランスが素晴らしい。

 キレのある動きを3DCGで表現しつつ、溢れる感情を、表情指先までしっかりと描いた作画で表現。

 特にこういった険しい表情はライブシーンで描かれることは珍しく、自分は『涼宮ハルヒの憂鬱』の「God knows…」を思い出さずにはいられませんでした。

 

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©2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

 象徴的に描かれるのは

 第1話の「CHASE!」ではのみが描かれたせつ菜のライブですが、今回はかなりの要素を多めに描いています。

 もちろんお気づきだとは思いますが、この中川菜々の象徴。

 優木せつ菜としての自分も、中川菜々としての自分も受け入れた、新しい自分がここから始まるんだというメッセージがひしひしと伝わってきて、心が熱くなります。

 Aメロで厳しい表情を見せているからこそ、サビの開放感満面の笑顔がたまりません。

 大好きを叫ぶように歌う、本当に素晴らしい楽曲でした。

 

新たな物語の予感

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©2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

 大好きな気持ちは、また新しい大好きを生む。

 感情に乏しそうな天王寺璃奈さんが目をキラキラさせているのが非常に印象的でした。

 新しい物語を予感させるのと同時に、せつ菜がこだわっていた「大好きを伝えたい」という想いが成就していることもしっかりと描いていて非常にエモーショナル

 

自分らしさを貫くせつ菜

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©2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

 ライブで盛り上がりすぎて、学校はちょっとしたパニック。

 このままでは先生に怒られかねません。

 

 「今の私は優木せつ菜ですよ!見つかる前に退散しましょう!」

 

 生徒会長として期待されているものを守り続けるのではなく、自分らしさを大切にするせつ菜

 お堅いだけじゃなく、融通も利き、ユーモアもあって、こんなにカッコよくてかわいい

 こんな女の子、好きにならないはずがありません

 

配信情報

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おわりに

 ラブライブなんて出なくていい!

 という発言は非常に印象的でしたね。

 強い言葉ではありますが、昔からのファンを怒らせないようにしっかりとちゃんがすぐにフォローを入れているバランス感覚は流石だなと思いました。

 ラブライブには出場せず、一人一人の個性のお話がもっと描かれるであろうこれからの展開も非常に楽しみです。

 

 「DIVE!」名曲だった!

 

 侑ちゃんあざとい!

 

 など意見や感想があればコメントしていただけると嬉しいです。

 

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 今後もアニメに関する記事を毎日投稿していきますので、ぜひご覧ください。

 また次の記事で!