スクールアイドルフェスティバル。
『ラブライブ!』シリーズを一躍有名にした、大人気ソーシャルゲームのタイトルであり、本作で描く"みんなの夢を叶える場所"。
シリーズのファンにとってはかけがえのないキーワードです。
ということで今回は、『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の集大成、全てが詰まった最終回、
第13話「みんなの夢を叶える場所」について語っていきたいと思います。
- 『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』とは
- 第12話「みんなの夢を叶える場所」
- あらすじ
- スタッフ
- ピックアップポイント
- サブタイトルとユニコーンガンダム
- 侑に内緒で回されるノート
- 「Dream with You」/ 上原歩夢(大西亜玖璃)
- 「サイコーハート」/ 宮下愛(村上奈津実)
- 「Butterfly」/ 近江彼方(鬼頭明里)
- 「ツナガルコネクト」/ 天王寺璃奈(田中ちえ美)
- 「VIVID WORLD」/ 朝香果林(久保田未夢)
- 「La Bella Patria」/ エマ・ヴェルデ(指出毬亜)
- 「Poppin' Up!」/ 中須かすみ(相良茉優)
- 「Solitude Rain」/ 桜坂しずく(前田佳織里)
- 「DIVE!」/ 優木せつ菜(楠木ともり)
- 宮下愛×天王寺璃奈
- 桜坂しずく×中須かすみ
- 振り出す雨
- 待ち続けてくれるお客さん
- 挿入歌「夢がここからはじまるよ」/ 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
- 次につながるラスト
- 配信情報
- おわりに
『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』とは
TVアニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」PV ロングVer.
あらすじ
東京・お台場にある、自由な校風と専攻の多様さで人気の高校「虹ヶ咲学園」。
スクールアイドルの魅力にときめいた普通科2年の高咲侑は、
幼馴染の上原歩夢とともに「スクールアイドル同好会」の門を叩く。時にライバルとして、時に仲間として、
それぞれの想いを胸に日々活動するメンバーたち。「夢を追いかけている人を応援できたら……。」
9人と1人の少女たちが紡ぐ、初めての「みんなで叶える物語スクールアイドルプロジェクト」。
届け!ときめき――。
いままた夢を、追いかけていこう!
スタッフ
原作:矢立肇
原案:公野櫻子『シスター・プリンセス』『Strawberry Panic!』
監督:河村智之『三ツ星カラーズ』
シリーズ構成:田中仁『あんハピ♪』『ゆるキャン△』『八月のシンデレラナイン』
キャラクターデザイン:横田拓己『三ツ星カラーズ』『波よ聞いてくれ』『戦翼のシグルドリーヴァ』
デザインワークス:めばち『推しが武道館いってくれたら死ぬ』
美術監督:西倉力
セットデザイン:片岡一巳
色彩設計:赤間三佐子
CGディレクター:飯沼佑樹
撮影監督:杉山大樹
編集:小口理菜
音響監督:長崎行男
音楽:遠藤ナオキ
音楽制作:ランティス、サンライズミュージック
アニメーション制作:サンライズ
製作:2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会、サンライズ、バンダイナムコアーツ、ブシロード、KADOKAWA、アスキー・メディアワークス
キャスト
高咲 侑:矢野妃菜喜
上原歩夢:大西亜玖璃
中須かすみ:相良茉優
桜坂しずく:前田佳織里
朝香果林:久保田未夢
宮下 愛:村上奈津実
近江彼方:鬼頭明里
優木せつ菜:楠木ともり
エマ・ヴェルデ:指出毬亜
天王寺璃奈:田中ちえ美
第12話「みんなの夢を叶える場所」
あらすじ
スクールアイドル同好会での活動を経て見つけた、初めての夢――。
音楽。
そのために音楽科へ転科したいという気持ちをみんなに伝えた侑。
同好会の一同も侑の想いを応援する気持ちはひとつだ。
スクールアイドルフェスティバルのようなすごいことがうまくいけば、自分も夢への一歩を自信を持って踏み出せるかもしれない――そう侑は思う。
そしてやってきたフェス当日。ライブステージがお台場の至る所に設置され、みんなのカウントダウンの掛け声と共に、スクールアイドルとファンたちを巻き込んだお祭りがついに始まった。
各所で盛り上がる中、街中に響きわたる歌声を聞きながら空を見上げる侑。
しかしその時、侑の頬に一滴の雨粒が落ちてくる。
スタッフ
脚本:田中仁
絵コンテ・演出:河村智之、ほりうちゆうや
作画監督:市原圭子、井元一彰、伊礼えり、尾尻進矢、加藤明日美、北島勇樹、木村文香、工藤ゆき、合田真さ美、清水文乃、とみながまり、冨吉幸希
ダンスパート絵コンテ・演出:河村智之
ダンスパート作画監督:佐藤浩一
総作画監督:横田拓己、冨岡寛、渡邊敬介
ピックアップポイント
サブタイトルとユニコーンガンダム
過去の記事でも触れていますが、通常はサブタイトルカラーが単色で描かれる本作。第11話「みんなの夢、私の夢」のみ、一部がピンク色になる演出がされましたが、今回は虹色。
個性豊かなスクールアイドルとそのファンが輝く最終回にぴったりです。
背景に映るのはお台場の象徴、ユニコーンガンダム。
このタイミングでは通常カラーのレッドでの登場となっています。
侑に内緒で回されるノート
スクールアイドルフェスティバル当日、忙しそうに準備する同好会一同。
そんな裏で、侑に内緒で一冊のノートが周っていきます。
このシーンでは歩夢からせつ菜への手渡し。
これまでの話で描かれてきた恋敵的側面から、同じ方向を向いて進む仲間という方向に大きく舵が切られたように感じます。
果たして侑に内緒のこのノートにはいったい何が書かれているのでしょうか。
「Dream with You」/ 上原歩夢(大西亜玖璃)
いよいよ、スクールアイドルフェスティバルが開催。
最初に流れたのは第1話挿入歌でもある「Dream with You」。
辛い時期も乗り越えて、可愛さ全開で周りを魅了する素晴らしいステージです。
近くを通る女の子も歩夢にご執心。
いつかあの女の子も歩夢を目標にスクールアイドルを目指したりするのかなと思うと、エモーショナルな「SHINING LINE*」を感じずにはいられません。
「サイコーハート」/ 宮下愛(村上奈津実)
次に流れたのは第4話挿入歌でもある「サイコーハート」。
お客さんと一緒にタオルを振り回す、元気いっぱいな姿が非常に眩しいです。
早くライブに行ってタオル回したいですね。
近くでは特製のもんじゃ棒も販売し、お得意のダジャレも披露。
宮下愛にしかできない、オンリーワンなステージは見ているこっちも自然と笑顔になります。
「Butterfly」/ 近江彼方(鬼頭明里)
次に流れたのは第7話挿入歌でもある「Butterfly」。
ライブ中にお客さんと一緒に寝るという、前代未聞のステージを披露。
自分の大好きなものを貫いて、それに共感する人が集まるという圧倒的な個性の強みが感じられます。
加えて単純にビジュアルが最強すぎますね。
「ツナガルコネクト」/ 天王寺璃奈(田中ちえ美)
次に流れたのは第6話挿入歌でもある「ツナガルコネクト」。
ライブステージはもちろんのこと、お客さん参加型の格闘ゲーム大会を行う自由っぷり。
自分の苦手な感情表現を出来る形で克服して、こうやって楽しそうにしている璃奈を見ていると非常に心が温かくなります。
作品に触れる前と触れる後で、本当に大きく印象が変わった女の子です。
「VIVID WORLD」/ 朝香果林(久保田未夢)
次に流れたのは第9話挿入歌でもある「VIVID WORLD」。
抜群のルックスとパフォーマンスが合わさった圧巻のステージを披露します。
作品に触れる前は久保田未夢さんが声優を務めているということで、他のキャラクターとの人気差が凄い出てしまうのではないかと思っていましたが、一歩先を行くアイドルとして、非常に作品を盛り上げてくれました。
その一方でちゃんとポンコツな部分もあったりして、目が離せない本当に素敵なアイドルです。
「La Bella Patria」/ エマ・ヴェルデ(指出毬亜)
次に流れたのは第5話挿入歌でもある「La Bella Patria」。
自然いっぱいのステージで子供たちと一緒に、満面の笑顔で踊ります。
果林を中心に様々なスクールアイドルの面倒を見てきたエマのお母さん感が満載。
エマにしかない魅力がたっぷり詰まったステージでした。
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会にいなくてはならないキャラクターです。
「Poppin' Up!」/ 中須かすみ(相良茉優)
次に流れたのは第2話挿入歌でもある「Poppin' Up!」。
"どこでもかすみん"と共に、誰よりも目立つために暗躍しました。
普通のアニメでもあれば、自分のことを一番かわいいと思っているキャラクターを好きになることはほぼ無いのですが、かすみんは別格。
憎めない可愛さが詰まったキャラクターで、終始目が離せない女の子ですが、最後までぶっ飛んだ自分らしいステージを見せてくれました。
「Solitude Rain」/ 桜坂しずく(前田佳織里)
次に流れたのは第8話挿入歌でもある「Solitude Rain」。
暗躍するかすみんを止めるヒーローとして登場しました。
演劇に懸ける思いが強く、第8話は大好きなお話だったなあと感慨深い想いです。
一応ステージではなかった、かすみんとしずくですが、この後非常に素晴らしい出番があるのもたまりません。
「DIVE!」/ 優木せつ菜(楠木ともり)
次に流れたのは第3話挿入歌でもある「DIVE!」。
第1話の「CHASE!」の頃からドハマりしている、個人的な最推しキャラクターです。
滾る熱い想いはもちろん、生徒会長としての真面目な部分との二面性もたまらない、本当に素敵な女性。
侑と歩夢の関係を描く展開にも大きく絡み、ストーリーに欠かせない存在でした。
早くライブで生のパフォーマンスを見たいものです。
宮下愛×天王寺璃奈
機材トラブルに見舞われる愛のステージ。
そんなピンチを救ったのは璃奈でした。
感謝のハグをする愛に璃奈が放った一言、
「もしかしたら、今はじめて愛さんの役に立てた?」
愛についていく形で、スクールアイドルに出会った璃奈。
ここまでずっとそのことを気にしていたのかなと思うと、目頭が熱くなる想いです。
自分の感情を表現するのが苦手な璃奈と、周りに元気を振りまく愛。
正反対の二人だからこその、尊い関係です。
桜坂しずく×中須かすみ
ステージを終えた二人。
その後、なんとしずくからかすみんへ、ヘアピンのプレゼント。
ゲーム版では付けていたヘアピンの出所が明らかになりました。
この二人の関係も非常に素晴らしい。
最終回にしてこういう演出はズルいですね。
様々なカップリングが楽しめるのも本作の大きな魅力。
振り出す雨
全てが順風満帆に回っているかと思いきや、お台場を突然の雨が襲います。
全てのステージが中止、お客さんも雨宿りの為に散ってしまい、状況は絶望的。
ユニコーンガンダムもその光を失っています。
みんなを笑顔にするスクールアイドルフェスティバルもこんな形で幕切れとなってしまうのか、最終回Aパート最後にして最大のピンチを迎えてしまいました。
待ち続けてくれるお客さん
その後も19時まで雨は降り続き、ステージの続行が不可能になったかと思われたスクールアイドルフェスティバル。
しかし、雨が止んだ後の無人ステージでは多くのお客さんが次のライブを待ちわびていました。
これもここまで素晴らしい時間を届けてきたからこそ。
一同は観客の期待に応えるため、ステージに走り出します。
ユニコーンガンダムも思わず覚醒状態に。
作中では一度も言及されることはありませんでしたが、お台場の象徴として圧倒的な存在感を背景で語ってくれました。
サイコフレームの光に導かれ、ラストステージの幕が上がろうとしています。
挿入歌「夢がここからはじまるよ」/ 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
【限定公開】夢がここからはじまるよ / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会【TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』第13話ダンスシーン映像】
作詞はここまでの『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の全挿入歌を担当しているAyaka Miyakeさん。
作曲・編曲はHOVER BOARDの中村歩さん、野口大志さんペアが担当しています。
本楽曲は夢を追う人へのエールソング。
スクールアイドルと一緒に夢を見てきた人はもちろん、今まで全力でみんなを支えてくれ、自分の道を進むことを決めた侑への想いが詰まった1曲です。
映像は侑との思い出が詰まったシーンがたっぷり。
見る人によって刺さるカットは異なると思いますが、個人的にはこのせつ菜のカットは特別。
この物語の始まり、第1話の「CHASE!」を思い出さずにはいられない、最高の一枚です。
はじまるんだ New Stories あの日芽生えた勇気
時を超えて今 大きく咲いていくよ
遠く響け届け 君の想い
ほら夢で開く 新しいページ
踏み出そうよ New Stage きっと大丈夫だよ
誰より知ってる 願いは叶うよ
新しい明日へと
さあ夢がここからはじまるよ
出典:「夢がここからはじまるよ」/ 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
同好会一同がノートに紡いだ想いが詰まった歌詞。
"ページ"というフレーズも、みんなでノートに書いたからこそ。
雨が止んで虹が架かるのではなく、みんなで虹を架ける本作らしい素晴らしい展開です。
次につながるラスト
スクールアイドルフェスティバルは各所で大きな話題に。
色々な学校からメールや手紙が届き、 これだけでは終わらない予感。
また、侑の音楽科への転科試験の様子も。
同好会みんなの想いを受け、自分だけの道を進み始める姿は、まさに"夢がここからはじまるよ"。
1クールかけて描かれた素晴らしいストーリーは、ここからさらに多くの物語を生み出すに違いありません。
配信情報
各種見放題サービスにて絶賛配信中です。