ポニーテール。
それは活発な女性の象徴。
サイドの残し方や、襟足の有無、結ぶ高さなど、好きな人ほどこだわりが多い、魅惑の髪型です。
今回は、100年に1人のポニーテール使い・宮下愛さんを中心に、団体ではなく、ソロでのステージについて描かれた神回、
第4話「未知なるミチ」について語っていきたいと思います。
ちなみに何にでも寛容な自分ですが、ただ低い位置で結んだだけの髪型をポニーテールと呼称することは許容できません。
『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』とは
TVアニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」PV ロングVer.
あらすじ
東京・お台場にある、自由な校風と専攻の多様さで人気の高校「虹ヶ咲学園」。
スクールアイドルの魅力にときめいた普通科2年の高咲侑は、
幼馴染の上原歩夢とともに「スクールアイドル同好会」の門を叩く。時にライバルとして、時に仲間として、
それぞれの想いを胸に日々活動するメンバーたち。「夢を追いかけている人を応援できたら……。」
9人と1人の少女たちが紡ぐ、初めての「みんなで叶える物語スクールアイドルプロジェクト」。
届け!ときめき――。
いままた夢を、追いかけていこう!
スタッフ
原作:矢立肇
原案:公野櫻子『シスター・プリンセス』『Strawberry Panic!』
監督:河村智之『三ツ星カラーズ』
シリーズ構成:田中仁『あんハピ♪』『ゆるキャン△』『八月のシンデレラナイン』
キャラクターデザイン:横田拓己『三ツ星カラーズ』『波よ聞いてくれ』『戦翼のシグルドリーヴァ』
デザインワークス:めばち『推しが武道館いってくれたら死ぬ』
美術監督:西倉力
セットデザイン:片岡一巳
色彩設計:赤間三佐子
CGディレクター:飯沼佑樹
撮影監督:杉山大樹
編集:小口理菜
音響監督:長崎行男
音楽:遠藤ナオキ
音楽制作:ランティス、サンライズミュージック
アニメーション制作:サンライズ
製作:2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会、サンライズ、バンダイナムコアーツ、ブシロード、KADOKAWA、アスキー・メディアワークス
キャスト
高咲 侑:矢野妃菜喜
上原歩夢:大西亜玖璃
中須かすみ:相良茉優
桜坂しずく:前田佳織里
朝香果林:久保田未夢
宮下 愛:村上奈津実
近江彼方:鬼頭明里
優木せつ菜:楠木ともり
エマ・ヴェルデ:指出毬亜
天王寺璃奈:田中ちえ美
第4話「未知なるミチ」
あらすじ
せつ菜のライブを見ていた宮下 愛と天王寺璃奈は、その姿に惹かれてスクールアイドル同好会への入部を決める。
ところが、結成されたばかりの同好会は、それぞれのやる気があるものの目指す方向はバラバラだった。
それでもスクールアイドルには練習が欠かせない。
初めての経験を楽しんでいた愛だったが、同好会のメンバーはどこか不安を抱えていた。
グループではない、新たな活動の形――、ソロアイドル。同好会の新たな道が見えようとしていた。
スタッフ
脚本:田中仁
絵コンテ・演出:堀部周
作画監督: 市原圭子、鎌田均、冨吉幸希
ダンスパート絵コンテ・演出:ほりゆちゆうや
ダンスパート作画監督:市原圭子、冨吉幸希
総作画監督:横田拓己、渡邊敬介
ピックアップポイント
スクールアイドル同好会への入部を決めた宮下愛と天王寺璃奈
第3話のせつ菜のライブを見て、スクールアイドル同好会への入部を決めた宮下愛と天王寺璃奈。
今回も侑ちゃんはしっかりと手を握っています。
「ところで、スクールアイドル同好会って何するの?」
実はスクールアイドル同好会の他のメンバーも、何をすればいいのかわかっていない様子。
今回のお話は"スクールアイドル同好会がすべきことは何か"がテーマになりそうです。
これ、過去の『ラブライブ!シリーズ』を見てる人ならわかると思うんですが、そもそもここに疑問を持つこと自体が面白いですよね。
ラブライブに出演したい、μ'sのように輝きたい、そこが前提として始まっているストーリーでは、何をすればいいかなんて疑問は湧いてきません。
ラブライブに出なくてもいいという新しい発想があるからこそ出てきた疑問は、これまでの作品との大きな違いを感じます。
どんなライブにしたいか会議
全国ツアーがやりたい。
輪になって踊りたい。
曲の間にお芝居がやりたい。
お昼寝タイムが欲しい。
火薬を派手にドーンと使ってみんなの大好きを爆発させたい。
可愛いのが良い。
楽しいのが良い。
一人一人出てくる意見はバラバラですが、それぞれのやる気を持っています。
ライブに向けての練習課題もみんなそれぞれ。
ダンス、歌、講義のチームに分かれて特訓が始まります。
特訓
ダンスチームの柔軟では愛が大活躍。
色々な運動部に助っ人として参加するほど、運動センスには恵まれているようです。
果林さんは同好会には参加しないと言いつつも、エマと非常に仲の良さそうな様子でした。
講義チームでは、スクールアイドルに必要なものは何かという議題。
自分の気持ちを表現すること。
ファンの人と気持ちを繋げること。
わからない。
この3つどれもが正解。
ファンが喜んでくれることなら、なんだって正解足りえるという考え方は、なんとなく認識はしていましたが、言葉にして聞くと確かにそうかもと思える説得力があります。
歌チームでは、せつ菜のオタクな一面が暴露。
自分の大好きを貫くことを決めたせつ菜さんは、本当に魅力的なキャラクターです。
上の画像の愛さんの横顔には要注目。
整った鼻筋から顔・首筋のライン、ちょうどよく垂れたサイドに高い位置でまとめつつも長すぎないポニーテール。
百年に一度見れるか見れないかの本当に美しいポニーテールの横顔です。
名称がある髪型の中ではポニーテールが一番好きな自分でも、ここまで美しいポニーテールはほとんど見たことがありません。
ソロアイドルとしてのステージ
ラブライブに出ないと決めた以上、否応なく上がってくるのはソロアイドルとしてのステージという選択肢。
個性豊かではあるけれど、自分にそれだけの魅力があるのか不安に思う面々。
そんな中愛は何かに気付いた様子。
答えのないアイドルにとっての正解とは
勉強もスポーツ、決まった答えやルールがあるもの、チームで行うものに関しては、何でもこなせる天才肌の愛。
でもアイドルにはルールも答えもなく、これから待っているのはソロ活動。
自分だけの正解、自分らしさとは何なのか、今まで抱いたことも無かった疑問に愛は頭を悩ませます。
みんなを笑顔にする愛
ランニングの途中、愛はエマに遭遇。
エマは愛が同好会に入ってくれてよかったと語り始めます。
いつも楽しそうにしていて、無意識にみんなを前向きに、笑顔にしてくれる。
愛は、言われたことで自分の個性に初めて気づきます。
楽しいことが好き、人に楽しんでもらうのが好き、そんな楽しいをみんなと分かち合えるアイドルになりたい。
それができたら、きっと「未知なるミチ」に駆け出していける。
星屑との握手<スターダストシェイクハンド>から、軽快なギャグを飛ばし、愛のステージが始まります。
「サイコーハート」/ 宮下愛(村上奈津実)
【限定公開】サイコーハート / 宮下 愛(CV.村上奈津実)【TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』第4話ダンスシーン映像】
作詞はここまでの『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の全挿入歌を担当しているAyaka Miyakeさん。
作曲・編曲は本作で作曲家デビューしたと思われるPASSiON KiNGさんが担当されています。
『らんま1/2』のうっちゃんのころから、お好み焼き・もんじゃ焼きのお店で働く女の子が好きな自分にはたまらない一枚。
元気溢れる、太陽のように眩しい愛さんの魅力が詰まった1曲です。
愛さんの笑顔に思わずこちらまで笑顔になってしまいます。
ちなみに、歌詞の"High five"はハイタッチの意味。
LiSAさんや大橋彩香さんを筆頭に、このワードに関する楽曲は多くあるので、オタクならおさえておかないといけない英語ですね。
百年に一度見れるか見れないかの本当に美しいポニーテールの横顔が再び登場。
目も大きくて本当に美人です。
前髪にもサイドにもポニーテールにも、一本遊んでる毛があるのが可愛らしいですね。
健康的な肩によって、その魅力も800割増し。
あまりに楽しそうな楽曲に子供たちも振りコピ。
以前、『Re:ステージ! ドリームデイズ♪』の「Yes, We Are!!!」という楽曲の時にも書いたのですが、ライブの一番良いところは、みんなが楽しめること。
ファンがサイリウムを振っている描写より、シンプルに子供が楽しんでいる描写のほうが自分は心を打たれます。
心からライブを楽しむ愛さんの姿に、我々も非常に楽しい気持ちでいっぱいになりました。
ステージは一人じゃない
ステージに立っているのは一人だけれど、ステージはアイドルとファンみんなで作るもの。
自分も楽しみながら、ファンも楽しませる愛のステージは、他のメンバーの一人でライブすることの恐怖心も打ち払ってくれました。
一人一人だからこそ、その個性を生かして何でもできる気がする。
これからの展開に大きな期待を抱ける、素晴らしい締めくくりでした。
配信情報
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