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『アイドルマスター』アイドルアニメの頂点!ストーリーも作画も楽曲も超次元のハイクオリティ【あらすじ・感想】

 アイドルアニメの頂点。

 2005年のアーケードゲームから始まった『アイドルマスター』シリーズ。

 今もなおシリーズは拡大し続け、増え続けていくアイドルプロデューサー

 先日15周年を迎えた本作を大きく飛躍させたのが、2011年のアニメ『アイドルマスター』

 今回はアニメ『アイドルマスター』の魅力をまだ見たことがない人にもわかりやすくお伝えできればなと思います。

 

『アイドルマスター』とは

www.idolmaster-anime.jp

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©BNEI/PROJECT iM@S


【1~3話】TVアニメ「アイドルマスター」【公式アニメ全話】【アイドルマスター】

あらすじ

 芸能事務所『765プロダクション』に所属する個性豊かな13人の女の子たち。
 それぞれの夢に向かって頑張る彼女たちの活躍と成長を描いた物語。

 夢は大きく、めざせトップアイドル!!

引用元:TBS『アイドルマスター』公式HP ストーリーより

スタッフ

原作:バンダイナムコゲームス
キャラクター原案:窪岡俊之『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』『彼女が漢字を好きな理由。』『はるかなレシーブ』
監督・キャラクターデザイン:錦織敦史『ダーリン・イン・ザ・フランキス』
シリーズ構成:待田堂子・錦織敦史『らき☆すた』『Wake Up, Girls!』『球詠』
シリーズ演出:高雄統子『アイドルマスター シンデレラガールズ』
総作画監督:飯塚晴子・髙田 晃
色彩設計:中島和子
美術監督:薄井久代
撮影監督:那須信司
音響監督:菊田浩巳
音楽:高田龍一(MONACA)『電波教師』
音楽プロデューサー:中川浩二(NBGI)
編集:三島章紀
制作:A-1 Pictures

キャスト

天海春香:中村繪里子
星井美希:長谷川明子
如月千早:今井麻美
高槻やよい:仁後真耶子
萩原雪歩:浅倉杏美
菊地 真:平田宏美
双海亜美・双海真美:下田麻美
水瀬伊織:釘宮理恵
三浦あずさ:たかはし智秋
四条貴音:原 由実
我那覇 響:沼倉愛美
秋月律子:若林直美

おすすめポイント

 先日、『アイドルマスター』シリーズ15周年ということで、Youtubeにて「アイドルマスターチャンネル」が開設され、記念の生放送が行われるなど大きな盛り上がりを見せました。

 

 自分もそれに併せて、自分と『アイドルマスター』シリーズの出会いと別れを記事にしました。

 詳しくはこちらの記事をご覧ください。

www.tadahome.info

 記事内で、アニメ『アイドルマスター』に触れている部分もあるのですが、かなり簡潔にまとめています。

 

 今回は、アニメ『アイドルマスター』についてしっかり語る記事ということで3つのポイントからお話していきたいと思います。

 

・13人の個性豊かなアイドルの成長、失敗や苦難を乗り越えトップアイドルを目指す物語

・ダンスからアイドルの気持ちが伝わってくる迫力満点な作画によるライブシーン

・1曲1曲全てが名曲 アニメ『アイドルマスター』を象徴する3曲

 

13人の個性豊かなアイドルの成長、失敗や苦難を乗り越えトップアイドルを目指す物語

 弱小アイドル事務所、765プロに所属する12人のアイドルたちを何とかして売り出そうとするところからこの物語は始まります。

 

 宣材写真を撮りなおしたり、

 田舎の夏祭りに参加したり、

 マイナー局のバラエティ番組に出演したり、

 まだ何者でもない彼女たちは、目の前の仕事を精一杯こなしていきます。

 

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©BNEI/PROJECT iM@S

 

 事務所の名前を間違えられたり

 やりたい仕事をやらせてもらえなかったり

 それぞれ不満を持ちながらも笑顔で、全力でアイドルをする彼女たちの健気で前向きな姿を見ると応援したくなる気持ちがどんどんと湧き上がってきます。

 

 そんな時、12人のうちの3人、伊織亜美あずさのユニット『竜宮小町』が鮮烈なデビューを飾ります。

 デビュー曲のリリーステレビ出演握手会など『竜宮小町』は大忙し。

 

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 一方で残りの9人は相変わらず暇なまま

 みんな一緒に頑張ってきた765プロの中でも、人気や実力に大きな差が生まれてしまい、事務所を挙げての大イベント「765プロ感謝祭ライブ」を前に、事務所には大きな不破が広がります。

 

 それでも、1人1人のアイドルを親身に考えるプロデューサーの想いや、紡いできた765プロ全体の絆で「765プロ感謝祭ライブ」は大成功を迎えます。

 

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 「765プロ感謝祭ライブ」大きな評判を呼び、今まで仕事がなかった9人も含め、765プロの世界は大きく変わっていきます

 1人1人のアイドルが世間から注目され、人気を得ていく。

 そんな過程をそれぞれのアイドルにスポットを当てて、キャラクターを深ぼっていく構成の中できっとあなたが大好きなアイドルが見つかるはず。

 

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 しかし、アイドル業界において出る杭は打たれるもの。

 絶好調の765プロをなんとかして陥れようとライバルの961プロが様々な策略を巡らせます。

 ひどく心を傷つけられた千早は歌を歌うことが出来なくなってしまいます

 

 そんな千早が仲間の声援に救われ自分の過去を改めて見つめなおし決意を新たに堂々と歌うライブステージが描かれる、

 第21話「まるで花が咲くように」

 は、涙なしに見ることはできません。

 

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 人気と共にどんどん忙しくなり、みんなで集まる時間も減っていく765プロ。

 765プロのみんなで一緒に前に進んでいければと思っていたはずの春香は、本当にこれが自分の目指していたものだろうかと戸惑います。

 稽古に身が入らない春香が、ステージの迫(舞台の昇降に使う穴)に落ちそうになるところをプロデューサーがかばい、プロデューサーは大けが

 春香は765プロの現状と、プロデューサーにケガをさせてしまった責任感失意のどん底にまで落ちていきます。

 

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 春香にとって、一人一人のキャラクターにとって、

 

 「アイドル」とは何なのか。

 

 その答えを見つけながら再び集う765プロ。

 それぞれがそれぞれの道で歩いてきて成長していったからこそ、メンバー全員が揃った最終回のニューイヤーライブは圧巻です。

 

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 1人1人のアイドルを深く掘り下げながらも、765プロ全体を描いていく構成。

 のんびり癒されるシーンもあれば、深い絶望に堕とされるシーンもあるメリハリ

 2クール25話を惜しみなく使って、『アイドルマスター』という1つの物語を完成させた素晴らしい名作です。

 

ダンスからアイドルの気持ちが伝わってくる迫力満点な作画によるライブシーン

 激しいダンスシーンCGで描くことの多い昨今のアイドルアニメ。

 2011年のアニメ『アイドルマスター』は、作画カロリーが非常に高く、技術力や時間が必要なダンスシーン作画で真正面から挑んでいます

 

 765プロブレイクのきっかけとなった、『竜宮小町』

 第6話で描かれた「SMOKY THRILL」のMVは他の765プロのアイドルとの圧倒的な差を見せつけるためにも、とんでもない作画になっています。

 

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 Aメロは『アイドルマスター シンデレラガールズ』や『アイドルマスター SideM』でも腕を振るった田中裕介さんが担当。

 あずささんの流し目や、他のアニメのライブシーンでは見られない俯瞰から引いていく視点の描き方が気持ち良いです。

 

 Bメロ~サビは河野恵美さん。

 女性ならではの優しい表情しなやかな体の動きが非常に魅力的です。

 「射止めるなら 覚悟に酔いどれ」の矢を構えて打つカットは3人の個性もしっかりと表現されていて何百回でもリピートして見たくなってしまいます

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©BNEI/PROJECT iM@S

 

 Cメロ「夜更かしの~」のあたりは小松勇輝さんが担当。

 亜美のおへそから、伊織の猫ポーズまでのタイミングがばっちり。

 

 ラストの一連のダンスは林勇雄さん。

 伊織が正面に出てきて、亜美あずささんが後ろに回る立体的な動きが見事に表現されています。

 あと伊織が可愛すぎる。

 

 全編に渡って活躍されたのが浅賀和行さん。

 ライブシーンはもちろんのこと、事務所でMVを見ている765プロメンバーの表情や所作も素晴らしく、この第6話のダンスシーンで一気に引き込まれたファンも多いかと思います。

 

 1クール目の集大成、「765プロ感謝祭ライブ」

 

 美希の圧倒的なセンスを見せつける「マリオネットの心」は曲の強さも相まって多くの美希Pを誕生させたステージでしょう。

 自分だけを見て欲しいという美希強くて切ない気持ちがダンスにも表情にも鮮明に表れています。

 765プロを代表するダンスが得意な美希の3人だからこその"ダンサブル"なカメラワークの描き方。

 美希だからこそステージを盛り上げられたという演出にぴったりな素晴らしいダンス作画でした。

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©BNEI/PROJECT iM@S

 

 9人のフォーメーションが見事な「自分REST@RT」

 一人一人異なる衣装に、特徴的な髪形

 9人同時にステージに立たせるだけでも大変なのに、ダンスしっぱなしの数分間

 どれだけの苦労があったのでしょうか。

 

 Aメロの陰影のつけ方は凄い特徴的。

 のダンスシーンは河野恵美さんが担当したことが明らかになっています。

 自然な髪の揺れ方も、こんなに大きなステージで歌えるという喜びの表情も本当に素晴らしい。

 「765プロ感謝祭ライブ」の後に765プロがブレイクするのも頷ける最高のステージです。

 

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©BNEI/PROJECT iM@S

 

 一番語りたいのは最終回のあの曲のダンスなんですが、一応見たことない人向けに書いている記事なのでさすがに曲名すら書けません

 ぜひ、あの素晴らしい楽曲の素晴らしいダンスを目に焼き付けて、

 『アイドルマスター』を見てよかったという気持ちに包まれて欲しいです。

 

 どのカットを誰が担当したか確認しながら見るのも楽しいですが、ただただ見ていて動きが気持ち良いなと感じる瞬間が無限にあるアニメです。

 1人1人の表情や動きに注目して、日本一の作画アイドルアニメを堪能してください。

 

1曲1曲全てが名曲 アニメ『アイドルマスター』を象徴する3曲

 全26話で70曲以上もの楽曲が流れたアニメ『アイドルマスター』

 アニメ化前からある既存曲も、アニメのために書き下ろされた新規曲も本当に素晴らしい曲ばっかりです。

 本当は全ての曲を紹介したいんですが、流石に不可能なのでアニメ『アイドルマスター』を語るうえで外せない3曲をピックアップして紹介していきます。

 

 1曲目は第1クールOPテーマ

「READY!!」/ 765PRO ALLSTARS(作詞:yura 作曲・編曲:神前暁)

READY!! (M@STER VERSION)

READY!! (M@STER VERSION)

  • 765PRO ALLSTARS
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 作詞は『アイドルマスター』シリーズにて数多くの楽曲を提供しているyuraさん。

 作曲は『らき☆すた』、『化物語』を筆頭に『アイドルマスター』シリーズでも多くの楽曲を手掛ける、日本トップクラスのアニソン作曲家神前暁さん。

 

 「GO MY WAY!!」、「キラメキラリ」などアニメ化前からの既存曲も担当している黄金コンビであり、この二人だからこそ生まれた、

 アニメ『アイドルマスター』の代名詞的な楽曲です

 

 歌詞は「始まり」を感じさせる、前向きすぎる程に前向きな歌詞です。

 

 "やれば出来る きっと 絶対 私No.1"

 

 は流石に前向きの度を越えていて、「始まり」だからこそ恐れを知らずにどんどんと進んでいける765プロの勢いを感じさせてくれます。

 自分に自信がないときや、元気がないとき、これほどまでに活力をもらえる楽曲もそうないでしょう。

 

 OP映像もストーリー仕立てになっており、ライブが始まる前のワクワク感緊張感ステージの高揚感など『アイドルマスター』の醍醐味がつまっています。

 「↑」という記号も良く出てきていて、「READY!!」といえば「↑」という認識がプロデューサーの中でも広く広まっています。

 

 最初は失敗続きの765プロが本編で描かれるからこそ、大きな舞台でのライブが描かれるOP映像は毎週の展開を非常に楽しみにしてくれます。

 「始まり」ドキドキとワクワクが詰まった、『アイドルマスター』シリーズを代表する1曲です。

 

 2曲目は第2クールOPテーマ

「CHANGE!!!!」/ 765PRO ALLSTARS(作詞:yura 作曲:NBGI(内田哲也) 編曲:橋本由香利、NBGI(内田哲也))

CHANGE!!!! (M@STER VERSION)

CHANGE!!!! (M@STER VERSION)

  • 765PRO ALLSTARS
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 作詞は「READY!!」と同様yuraさん。

 作曲は後に「お願い!シンデレラ」や「TOKIMEKIエスカレート」を提供するなどシリーズに大きくかかわっている内田哲也さん。

 編曲はアニメの劇伴から声優アーティストへの楽曲提供まで幅広くこなす橋本由香利さんと内田哲也さんが担当しています。

 

 「765プロ感謝祭ライブ」をきっかけに大きく「CHANGE!!!!」した765プロの忙しい日々が感じられる疾走感が強めな楽曲になっています。

 

 "私No.1"というほど無知ゆえの前向きさから、現実や失敗を知ってそれでも前に進んでいこうという大人の前向きさへ。

 765プロの成長心情の変化が端的に表現されていて素敵です。

 1人1人が自分らしさをもって、そのままアイドルとして成長していく本編のストーリーは、「CHANGE!!!!」で描く自分が世界を変えるんだという表現にもぴったりですね。

 

 1クール目の名シーンからAメロに入るOP映像は、彼女たちの努力が世界を変えたということを端的に表しています。

 仕事の幅も広がって、どこかで見たことがあるような番組の収録をしている姿も見られます。

 そして疾走感溢れるサビの映像。

 初見で見た時はあまりの映像の気持ちよさにその後すぐに何十回もリピートして見てしまいました。

 何と言っても飛んでるやよいがかわいい。

 

 一部アニメの展開に応じて映像が変わる部分もあるのでそこにも是非注目してご覧ください。

 そのカットは植村淳さんが担当しています。

 

 3曲目は第13話挿入歌

「自分REST@RT」/ 天海春香、星井美希、如月千早、高槻やよい、萩原雪歩、菊地真、双海真美、四条貴音、我那覇響(作詞:佐々木宏人 作曲・編曲:田中秀和)

自分REST@RT (M@STER VERSION)

自分REST@RT (M@STER VERSION)

  • 天海春香 (CV: 中村繪里子) & 星井美希 (CV: 長谷川明子)
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

  作詞は『アイドルマスター』の数々の楽曲を"作曲してきた"作曲家、佐々木宏人さん。

 作曲・編曲は前述の神前暁さんの弟子的な存在、『アイカツ!』や『Wake Up, Girls!』などでも活躍する田中秀和さん。

 

 今まで大きな成果を出せなかった765プロメンバーがまさに、

 

自分たちはここからリスタートするんだ!

 

という宣言をするような楽曲になっています。

 

 失敗ばかりで『竜宮小町』を頼ることしかできなかった彼女たちが、この楽曲を披露した「765プロ感謝祭ライブ」を皮切りにどんどんと成長していきます。

 そんな物語にぴったりなこの曲はひたすらにエモいとしかいいようがありません。

 

 輝いたステージの裏側の、ひたむきな努力苦労も感じられる歌詞で、中の人たちからの共感度も非常に高い楽曲です。

 

 劇中では、ファンから非常に大きなコールが聴こえてきており、「765プロ感謝祭ライブ」序盤の盛り上がらない感じが嘘のよう。

 UO(すごい明るいオレンジ色のサイリウム)が観客席いっぱいに広がる光景はリアルライブでも体感することができ、そのたびに第13話を思い出して泣いてしまいます。

 

 変わろうと頑張っている時や、辛い気持ちを抱えながらも「前だけを見て生きろ」と決意した時、背中を押してくれる素晴らしい楽曲です。

 

配信情報

 現在、Youtube公式の「アイドルマスターチャンネル」にて、1話~3話が好評配信中です。

 4話~6話もこの記事が公開されている頃にはプレミア公開されているとのこと。

 一度見たことがある方も、まだ見たことがない方もぜひこの機会にご覧になってみてください。


【1~3話】TVアニメ「アイドルマスター」【公式アニメ全話】【アイドルマスター】

おわりに

 自分自身も大好きで特に思い入れがある作品ということで、かなり力の入った記事になってしまいました。

 ぜひあなたの『アイドルマスター』への思い入れも、コメントやリプライなどでお聞かせください。

 

 最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。もし記事が良かったなと思ったらSNSへのシェア、Twitterのフォロー等、ぜひともよろしくお願いいたします。

 今後もアニメに関する記事を毎日投稿していきますので、ぜひご覧ください。

 また次の記事で!