街中でふと耳にするネットスラング。
SNSが普及した現在、口で話す言葉とネットで使う言葉の境界線が日々あやふやになってきています。
皆さんも知らず知らずのうちにネットスラングを口に出していませんか?
今回は、友だちと喋る時はいいけれど、他人も聴いているような場では使うべきではないネットスラングを5つ選んだので、語っていきたいと思います。
はじめに
これはあくまで個人の感想です。
人によっては、
そんな言葉日常的に使ってるやつ見たことないんだけど。
という意見もあれば、
僕の周りのみんなも毎日使ってるし、今時使わない方がおかしいでしょ。
という意見もあるかも知れません。
周りにオタク友達が多い、20代一般オタクから見た世界の視点なのでよろしくお願いします。
ちなみに、
聴きたくないならずっとイヤホンしてればいいじゃん。
という意見は飲めません。
僕は一人で外出するとき基本ずっとイヤホンをしてますが、それでも聴いている曲の曲間や、どうしても外さなきゃいけない時に聴こえてくることがあるからです。
評価項目は、耳にする頻度、気持ち悪さの2項目です。
第5位
「ぴえん」
悲しいことや、泣くほど嬉しいことがあったときの感情を表すネットスラング。
🥺←こちらの絵文字と共に使われることが多いです。
この記事の中でも唯一の、女子中高生の間での流行がオタク側にも浸透してきた珍しい例です。
最近は"ぴえんこえてぱおん"という派生形を目にすることも多く、世間での流行ぶりが伺えます。
女子中高生が、ついいつもの癖で口に出してしまうなら、可愛いなと思うぐらいでしょう。
でも我々オタクが、真顔で"ぴえん"と言っているの、
本当に気持ち悪くないですか?
間違いなくこの単語は若い女の子だけに許された特権的なワードであり、オタクが口に出していい単語ではありません。
インターネット上で知名度が広がってきたのは2020年。
新型コロナウイルスの関係でライブなど大勢のオタクが集まるところにいくことがなくなったので耳にする頻度は低め。
もしライブに頻繁に行くようになって耳にすることが増えたら、その不快さからより上位に食い込むポテンシャルを秘めています。
第4位
「すこ」
「すき」のタイプミス、あるいは「おれ」→「もれ」、「おまえら」→「ぽまいら」のように少し強いワードを直接表記しないインターネット文化から生まれた単語です。
「すこれ」、「すこだ」のような派生形も最近ではよく目にします。
いや、「好き」って言えばいいじゃん。
そもそもポジティブなワードであり、ネット上で見る分にはそこまで何も思わないですが、口にした途端異様に気持ち悪さが上昇します。
「好き」であれば口角が上がった、自分の好きなものを主張する素晴らしいオタクスマイルで好印象です。
「すこ」になると、急に口を開けた魚みたいな顔で気持ち悪さが倍増してしまい、最悪です。
そんな気持ち悪い顔で「すこれ」とかいう命令をするオタクは一体何様なのか。
何かを好きと主張するのは非常に素晴らしいことです。
「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!」です。
せっかく好きなものを語るなら、ちゃんとした正しい日本語で語りましょう。
第3位
「114514(いわゆる淫夢語録全般)」
「真夏の夜の淫夢」という作品で使われる言葉の一つ。
「いいよ!来いよ!」から派生し、数字の羅列「114514」と表記されるようになり、「114514倍」など物事の大小を表す際に使われることもあります。
淫夢語録がそもそもインターネット上に広まりすぎてしまったせいで、もはやどれが語録で、どれが語録じゃないのかさえかなりわかりづらくなっています。
もはや語録という枠を超えて、一般的な単語・文法になってしまったものを使ってしまうのは仕方ないかなと思います。
そんな中でも明らかに語録とわかる、この"114514"。
「AよりBの方がいい。」という比較をする際に、
「AよりBの方が114514倍いい。」
口に出して"いいよこいよばいいい"と表現するの、
さすがに頭を毒され過ぎではないですか?
2つのものを比較する手法なんていくらでもあるのにわざわざ、この単語を選んで口にするのが気持ち悪すぎる。
「114514」を口に出してるのを聴いたことがあるのは10回ぐらいしかありませんが、その他の語録も含めるととんでもない頻度で聴いています。
元ネタの性質まで考えて、絶対に口に出さないようにしましょう。
第2位
「草」
文章中に笑いを表現する(笑)の表現がどんどんと進化(退化?)していき、「w」へ。
「w」を付けることを「草をはやす」と言っていたところから、ついに笑うこと、面白いことを「草」と表現するようになってしまいました。
笑えばいいと思うよ。
「w」よりも笑っている・面白いと思っている印象が薄く、とても面白いことに対しても「大草原」と全く面白くなさそうなこの表記。
「(藁」や、「w」で生きてきたインターネット老人にとっては、かなり嫌いなネットスラングです。
ちなみに約38万5千ツイートをしている自分ですが、笑うことを「草」と表現したことは一度もなく、最後に「草」を含むツイートをしたのは2018年8月。
まあでもこれが主流になってきてしまったし、利便性も確かに高いので仕方ないかなと広い心で受け入れようと常に努力をしています。
でも、口に出すのは違うでしょ。
文章中で笑っていることを表現するために生み出された苦肉の策、(笑)から派生した「草」をどうして口に出してしまうのか。
しかも真顔で。
「コーヒー吹いたwwwww」と入力している時の99%の人が真顔であることは証明されていますが、「草」と口に出している人もほぼほぼ同じ確率で真顔です。
笑えばいいだけなのに、何故真顔で「草」と言ってしまうのか。
いっそのこと、真顔で「コーヒー吹いたwwwww」と口にしてくれた方がよっぽど気持ち良いです。
電車内や街中でさえ耳にする圧倒的使用頻度。
お願いだから、面白いときはしっかり笑ってください。
第1位
「優勝」
とても良いこと、自分が高揚感に包まれていることなどに使われる単語。
もはやどこに語源があるのかわからない単語ですが、2015年頃から使われています。
「優勝」が優勝。
この単語を口に出している人を見る気持ち悪さは、伝わる人には良く伝わるし、伝わらない人には一切伝わらないような気がします。
先に言っておくと、スラングとしての、特に高揚感に包まれている方の「優勝」は結構好きです。
"お酒とごはんで優勝"みたいな表現は、得ている快楽を端的に表している素晴らしい単語だと思います。
気持ち悪い理由の1つ目は、この言葉を口に出している人が大抵理解が浅いまま「優勝」と言っていると感じるからです。
色々な事象を勘案して、網羅的に全体を把握したうえで、それが最も優れている、素晴らしいと判断した時に「優勝」と言うなら納得できます。
でも大抵一時の感情で「優勝」という人は的を射ていない、浅はかさを感じるタイミングで言うんですよね。
気持ち悪い理由の2つ目は、言う人が大体の場合、「優勝!!」と叫んでいるということです。
浅はかな人が別に素晴らしくないタイミングで叫んだとしても、それを否定する術はありません。
しかも、まるでその場にいる全員が「優勝」と思っているに違いないという空気感が生まれてしまいます。
ちゃんと物事の全体を把握している賢い人は「優勝」と叫ぶことも無いので、大抵悪い印象しか残らないんですよね。
気持ち悪い理由の3つ目は、「優勝」という単語が既に流行遅れな単語であるということです。
ここまでさんざん「優勝」の悪口を言ってきましたが、もう使っているオタクもそんなにはいないでしょう。
しかし近年、オタクの影響を受けてなのか「優勝」という単語を使う声優やアーティストなどをかなりの頻度で見ます。
親近感を得られるという意見もあるかも知れませんが、正直気持ち悪いので発言を聴いた瞬間そっとブラウザを閉じますね。
この既に流行を過ぎ去った単語を使われる気持ち悪さは一体どう表現すればいいのか…。
いわゆる「死語」であれば笑って受け入れられるのですが、微妙に生きているワードなので今後もしばらくは使われそうです。
おわりに
皆さんの思う、ネットスラング5選とは一致しましたでしょうか。
自分はこう思うとか、このスラングが入っていない!とか、お前の方が気持ち悪いとか、意見がありましたらぜひコメントやリプライにいただければと思います。
とりあえず言いたいことは、
口に出して喋る時は正しい日本語を使いましょうということ、
当たり前に使っている言葉が人を不快にさせる可能性を考えましょうということです。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。もし記事が良かったなと思ったらSNSへのシェア、Twitterのフォロー等、ぜひともよろしくお願いいたします。
今後もアニメに関する記事を毎日投稿していきますので、ぜひご覧ください。
また次の記事で!