女性にからかわれる。
全ての男性が抱くビッグドリームです。
『からかい上手の高木さん』、『イジらないで、長瀞さん』、そして本作『宇崎ちゃんは遊びたい!』と女性にからかわれる系ジャンルがぐんぐん伸びているのは確定的に明らか。
今回はウザ可愛い宇崎ちゃんにひたすらウザ絡みされて幸せになれる名作『宇崎ちゃんは遊びたい!』について語っていきたいと思います。
『宇崎ちゃんは遊びたい!』とは
あらすじ
静かなキャンパスライフを満喫する大学3年生・桜井真一。
一人で過ごしたいだけなのに、"ぼっち"扱いしてくれる後輩・宇崎花に絡まれ平穏な生活は一変!
いじられ、けなされ、からかわれ……。
毎日毎日、宇崎ちゃんのウザ絡みに振り回されることに!
騒がしい日常はうんざりだけど、でも、一緒に過ごす時間はなんだか退屈しなくて――。
ぼっちより、2人のほうが絶対楽しいッスよ!
生意気なのに、どこか憎めない"ウザカワ系"後輩との青春ドタバタラブコメ
ついにスタート!
スタッフ
原作:丈(ドラゴンコミックスエイジ『宇崎ちゃんは遊びたい!』/KADOKAWA 刊)
監督:三浦和也 『DRAMAtical Murder』『旗揚!けものみち』
シリーズ構成:あおしまたかし『みなみけ』『恋愛ラボ』『くまクマ熊ベアー』
キャラクターデザイン・総作画監督:栗原 学
美術設定・美術監督:渡邊 聡
色彩設計:相原彩子
撮影監督:松向 寿
編集:小口理菜(IMAGICA Lab.)
音響監督:えびなやすのり
音響効果:川田清貴
音楽:五十嵐 聡
音楽制作:インクストゥエンター
アニメーション制作:ENGI
製作:宇崎ちゃん製作委員会
キャスト
宇崎 花:大空直美
桜井真一:赤羽根健治
亜細亜実:竹達彩奈
榊󠄀 逸仁:髙木朋弥
亜細亜紀彦:秋元羊介
宇崎 月:早見沙織
ピックアップポイント
とにかくウザくて可愛い宇崎ちゃん
細かい要素はあれども、とにもかくにも宇崎ちゃんのウザ可愛さが全ての中心にあるこの作品。
宇崎ちゃんは大学2年生で桜井は大学3年生。
まさに人生の夏休みともいえる一番時間が余っている時期。
そんな時期をウザ絡みしつつされつつ進んでいく、ラブコメ作品です。
大学生をモチーフにしたアニメはそれほど多くないので、いわゆる大学生あるあるみたいなネタと、宇崎ちゃんのウザ可愛さ、その両方が楽しめると思います。
お互いの家で看病したり、ゲームを一緒にプレイする日々。
海でスイカ割りや肝試しを楽しんだ夏休み。
20歳の誕生日に初めて一緒にお酒を飲んだ居酒屋。
空に広がる大きな花火を一緒に見た夏祭り。
『名探偵コナン』、『ゲゲゲの鬼太郎』とのコラボをしていた鳥取。
二人の過去の話にもつながる、身体を目いっぱい使ったボルダリング。
人によっては、
自分もこんな大学生活過ごしたな~懐かしい~
という感想を持つ人や、
こんな大学生活をしてみたかった…
と後悔する人、
大学生活ってこんなことが起こるんだ!楽しみ!
と期待に胸を膨らませる人もいるかもしれません。
愛おしい灰色の髪、ちらっと見える可愛い八重歯、SUGOI DEKAIお胸、守りたくなる低身長、大空直美さんのハスキーな後輩ボイス。
どこを切り取っても可愛いが詰まった至高の存在です。
頭に来ないぐらいなギリギリのウザさもちょうど良く、見れば見る程宇崎ちゃんが好きになること間違いなしです。
宇崎ちゃんを取り巻く周囲の人の人柄の良さ
宇崎ちゃんがウザ可愛いのはもちろんですが、その周囲の人間一人一人も非常に魅力的でした。
宇崎ちゃんがウザ絡みし続ける桜井は非常に紳士的。
並みの男性だったら一瞬で宇崎ちゃんに陥落しているようなところでも、しっかりと一線を引いて絶妙な立場を貫きました。
それでいて初々しい反応も見せてくれて、視聴者にとっても非常に感情移入しやすい人物だったと思います。
ツッコミのバリエーションも非常に豊富で、宇崎ちゃんと桜井の絡みは本当にずっと見ていたいなあというほど幸せな時間でした。
亜美、榊、亜紀彦の3人は宇崎ちゃんと桜井を見守るポジション。
絶妙に二人の関係の進捗を手助けしたり、我々視聴者と同じ目線で二人の掛け合いを見ながらホクホクご飯を食べていました。
亜美自身も非常に可愛いのに凄く残念な姿がまた良いところです。
喫茶店の名前が「喫茶アジア」で、キャラクターボイスを担当するのが秋元羊介さんな亜紀彦。
"アジア"つながりということで、『機動武闘伝Gガンダム』のストーカーをパロったナレーションが流れた第6話は大爆笑してしまいました。
宇崎ちゃんの母、宇崎月はもう一人のヒロインポジション。
43歳とは思えぬ美しい見た目をしていますが、終始桜井が自分のことを好きだと勘違い。
勘違いしているからこそのやり取りは非常に面白く、絶妙に勘違いが続くセリフ回しにも要注目です。
他にもリアクションだけしにくる神出鬼没のKUSO CATなど小ネタも満載。
一人一人魅力的な少数精鋭の登場人物で、宇崎ちゃんと桜井のやり取りを最大限楽しむことが出来ました。
一度聴いたら癖になる田代智一によるウザカワナンバー
オープニングテーマは、
「なだめスかし Negotiation」/ 鹿乃と宇崎ちゃん(大空直美)
鹿乃「なだめスかし Negotiation」【OFFICIAL】
作詞・作曲:田代智一 編曲:伊藤翼
歌うのは『放課後のプレアデス』の「Stella-rium」や、『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』の「nameless」など透明感のある声に定評のある鹿乃さんと宇崎ちゃん。
作詞・作曲は『涼宮ハルヒの憂鬱』の「ハレ晴レユカイ」や『さくら荘のペットな彼女 』の「PRIME NUMBER〜君と出会える日〜」など数々の名曲を送り出してきた作曲家、田代智一さん。
編曲は『Re:ステージ! ドリームデイズ♪』の「Don’t think, スマイル!!」や、『ウルトラマンR/B』の「Hands」など今最も熱い作曲家、伊藤翼さんが担当しています。
バンドサウンドとブラスが良い感じに混ざって、シンセやピアノの遊び心も詰まった聴いているだけで心がウキウキしてくるテンションの高い楽曲です。
テレビサイズよりもその先の方がやりたい放題やっているので、ぜひMVを見ていただければと思います。
歌詞は宇崎ちゃんのウザ可愛いまっすぐな想いがそのまま言葉になった、シンプルなワードが多め。
ちなみに、"なだめすかす"は「機嫌を取ったり慰めたりして気持ちを落ち着かせること。」
"Negotiation"は「交渉」という意味です。
タイトルの"ス"がカタカナなのは言うまでもなく、宇崎ちゃんの口癖となっている語尾から来ており、その特徴はしっかりと歌詞にも反映されています。
本編ではこの"ッス!"についても、とあるエピソードが語られており、それを見てからこの曲を聴くとよりこの曲が大好きになること間違いなしです。
エンディングテーマは、
「ココロノック」/ YuNi
作詞・作曲・編曲:YUC'e
歌うのは2018年から活動をしているバーチャルYouTuber、YuNiさん。
作詞・作曲・編曲、全てを担当するのは『化物語』や『アイカツ!』の公式リミックスも担当したことがあるYUC'eさんです。
オープニングテーマとは打って変わって優しい曲調のラブソング。
女性が歌う優しいラブソングは女性視点のものが多い印象ですが、この曲は1番は桜井視点、2番は宇崎ちゃん視点で描かれています。
最初は宇崎ちゃんのことをウザいとしか思ってなかった桜井。
その気持ちが少しずつ変わっていく様子が、歌詞にしっかりと描かれており、二人の過ごす日常の愛おしさを感じさせてくれます。
耳をそっとかたむけたら
小さく震える音
胸の奥に増えていくよ
波打つ鼓動の足跡
出典:「ココロノック」/ YuNi
2番の歌詞には少しずつ桜井への想いを恋心だと気付いていく宇崎ちゃんの気持ちが込められており、ニヤニヤが止まりません。
オープニングもエンディングも非常に作品に寄り添った楽曲で、末永く名曲として語り継がれていくと思います。
おわりに
大学時代はひたすら男友達と遊んでいた自分。
それはそれで楽しい毎日でしたが、宇崎ちゃんのような女性と出会えていたらまた別方向の幸せを感じることが出来たことでしょう。
女性にからかわれたい願望が強い自分にとっては夢のような1クールでした。
自分も宇崎ちゃんにウザ絡みされたい!
逆にウザすぎて見るのきつかった!
など意見や感想があればコメントしていただけると嬉しいです。
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今後もアニメに関する記事を毎日投稿していきますので、ぜひご覧ください。
また次の記事で!