キリト、復活ッッ!!
2019年10月より始まった『ソードアート・オンライン アリシゼーション編』第3期第2部・第3部。
ユージオを失ったショックで廃人となってしまったキリトくん。
ついについについについにキリトくんが目を覚ましました!
焦らしに焦らされたキリトくんの復活。
その過程は、今までの物語の積み上げがあったからこその全視聴者が納得できる素晴らしいものでした。
『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld』とは
「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld」最終章第2弾PV
あらすじ
《最終負荷実験》という名の、アンダーワールド全土を巻き込んだ《人界》軍と闇の軍勢の戦争。
戦局は、《光の巫女》アリスの奪取を目論む《ダークテリトリー》軍ガブリエル一派と、
アンダーワールドを守ろうとする《人界》軍アスナたちとの戦いへと様相を変えつつあった。未だキリトが精神世界の奥深くで眠り続ける中、《暗黒神ベクタ》ことガブリエルは、
現実世界から幾万もの米国プレイヤーたちをログインさせ、《人界》軍の一挙殲滅を狙う。
対するアスナたちは、アンダーワールド創世の神の名を冠する3つのスーパーアカウントで抗戦する。《創世神ステイシア》のスーパーアカウントを得たアスナは、
《人界》軍とともに米国プレイヤーと死闘を繰り広げ、
《太陽神ソルス》のスーパーアカウントを得たシノンは、アリスを拉致したガブリエルを追う。
そして、《地神テラリア》のスーパーアカウントを得たリーファも、アンダーワールドへとたどり着く。それだけではない。リズベットの気迫こもった檄に応じた《ALO》のプレイヤーたちが、
鍛えあげたキャラクターを、コンバートし《人界》軍側へ参戦する!この大戦はアンダーワールドの存続だけではない。
究極のAIであるボトムアップ型人工知能、さらには人類の未来をかけた戦いでもある。
そしてその行く末は、 今は深く眠る一人の少年――《黒の剣士》が握っている。
《アリシゼーション》編 、ここに完結!
スタッフ
原作:川原 礫(「電撃文庫」刊)
原作イラスト・キャラクターデザイン原案:abec
監督:小野 学『咲-Saki-』『魔法科高校の劣等生』『学戦都市アスタリスク』
助監督:佐久間貴史
キャラクターデザイン:足立慎吾、鈴木 豪、西口智也、山本由美子、戸谷賢都
総作画監督:鈴木 豪、山本由美子、戸谷賢都
プロップデザイン:早川麻美、伊藤公規
モンスターデザイン:河野敏弥
アクション作画監督:菅野芳弘、丸山大勝
美術監督:小川友佳子、渡辺佳人
美術設定:森岡賢一、谷内優穂
色彩設計:中野尚美、
撮影監督:脇 顯太朗
モーショングラフィックス:大城丈宗
CG監督:織田健吾
編集:近藤勇二
音響監督:岩浪美和
効果:小山恭正
音響制作:ソニルード
音楽:梶浦由記『魔法少女まどか☆マギカ』『Fate/Zero』『鬼滅の刃』
プロデュース:EGG FIRM、ストレートエッジ
制作:A-1 Pictures
製作:SAO-A Project
第18話「記憶」
「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld」#18放送直前PV
あらすじ
かつてのキリトの仇敵だったエイジの善戦も虚しく、ヴァサゴに敗れる。
《アンダーワールド》のはるか南では、シノンがガブリエルに重傷を負わせはしたものの、力尽きる。
《アンダーワールド》中央部で死闘を繰り広げるリーファは、米国人プレイヤー軍を全滅させたあと倒れてしまう。
そしてアスナは絶望的な状況下で、地面に横たわるキリトを見つめ……。
誰もが彼に最後の望みを託す。
しかし《黒の剣士》は、いまだ夢の中を彷徨い続けていた。
スタッフ
脚本:中本宗応
絵コンテ:佐久間貴史、菅野芳弘
演出:ほりうちゆうや
総作画監督:戸谷賢都、山本由美子
作画監督:みうらたけひろ、横松雄馬、武佐友紀子、TOMATO、秋月彩、山本由美子
アクション作画監督:菅野芳弘
ピックアップポイント
アバンの本川越
©2017 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO-A Project
東京都立田無工業高等学校をモチーフにした高校に通うキリト。
夢の中で何かしないといけないことがあるとわかりつつ、それがわからないまま彷徨い歩いています。
第2クールのOP映像では、
所 沢 駅
の大きな文字が映っていましたが、今回は西武新宿線に乗って本川越駅に帰ってきました。
さすがキリトくん、駅前を歩いているだけでカッコいい。
埼玉県民であり、高校時代本川越駅が学校の最寄だった自分にとっていきなり嬉しいカットです。
そんなキリトが思い出すのは、救えなかった初恋の女の子サチの姿でした。
ヴァサゴ・カザルスの強烈な悪意
©2017 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO-A Project
キリトに並々ならぬ強い執着を抱くヴァサゴ。
キリトが起きるまで人を殺し続けると宣言し、その悪意で戦場の勢いはより激しさを増します。
すでに満身創痍のアスナや《ALO》増援軍。
このままなすすべもなくアスナやキリトはやられてしまうのか。
ユウキに背中を押されるアスナ
©2017 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO-A Project
「大丈夫、立てるよアスナなら。さあ立ってアスナ、大切なものを守るために。」
マザーズ・ロザリオ編で描かれたキリトとアスナとユウキの関係性。
ユウキの姿を見るたびにその最期を思い出し、色々な思いが胸にこみあげてきます。
最後の力を振り絞り、ヴァサゴに立ち向かうアスナ。
しかし、ヴァサゴが使う《友切包丁(メイト・チョッパー)》には流れた血や命がそのままパワーとなって注ぎ込まれます。
多くの命が失われたこのアンダーワールドでどんどん強くなっていく《友切包丁(メイト・チョッパー)》に敗れそうになるアスナ。
そんなアスナの背中を押すユウキ。
©2017 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO-A Project
翼が生えたアスナとユウキは、二人の力を一つに鋭い剣捌きでヴァサゴを圧倒します。
その姿はまさに"閃光のアスナ"。
濃い陰影に飛び散る破片、はじけるエフェクトは見所満載。
壁に衝突したヴァサゴと、その衝撃で崩壊した石の破片の描写は非常に丁寧に描かれました。
しかし倒したと思ったのも束の間、神聖力を吸収した《友切包丁(メイト・チョッパー)》は、再び軍勢を指揮し、アスナたちは再度窮地に追い込まれるのです。
キリト、トラウマとの戦い
©2017 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO-A Project
守れなかったキリトの初恋の人、「月夜の黒猫団」のサチ。
全滅した「月夜の黒猫団」の現状を知り、キリトに重い言葉を残して自害したケイタ。
キリトからポーションを受け取れず目の前で消滅したディアベル。
SAOで仕方なかったとはいえ、キリトが殺してしまったクラディール。
あまりにも酷い行いに、ついつい切り刻んでしまったオベイロン。
GGOでシノンとキリト二人で決着をつけたデス・ガン。
そして唯一無二の関係であったが故に最大のトラウマとなった親友・ユージオ。
©2017 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO-A Project
「俺が…俺が死ぬべきだった…」
深い絶望の底にいるキリトを演じる、松岡禎丞さんの悲痛な叫びに胸を打たれます。
全て仕方のない死だった。
キリト1人の力でどうにかなる問題ではなかったし、キリトなりの最善を尽くしてきた。
それでも、前に一歩踏み出していいという救いの手を受け取れないキリト。
そんなキリトに、アスナ、シノン、リーファ、そしてユージオ、ヒロイン4人が手を差し伸べます。
©2017 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO-A Project
「いいのか、ユージオ…俺はもう一度歩き始めても…いいのかな…」
「そうとも、キリト。たくさんの人達が君を待ってるよ。さあ、いこう一緒に、どこまでも。」
バラの香りと共にキリト、復活ッッ!!
©2017 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO-A Project
「《武装完全支配術(エンハンス・アーマメント)》」
一帯の全ての兵士を一瞬で凍らせるキリト。
しかしヴァサゴだけはすぐに氷を破壊し、一直線にアスナへ向かってきます。
その攻撃をもキリトはバリアで難なくしのぎます。
その絶対的な存在感、圧倒的な力、黒の剣士キリトがついに復活したのです。
「おかえり、キリトくん。」
涙を浮かべながら語り掛けるアスナ。
「ただいま、アスナ。」
©2017 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO-A Project
頼もしすぎる背中と生気を取り戻した眼。
来週はキリト君がどれだけ無双してくれるのか楽しみでなりません。
おわりに
サブタイトルの「記憶」の通り、過去をいかに乗り越えるかというところが焦点になったこのお話。
やっぱりユージオがメインヒロインすぎますね…
そして『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』でもそうでしたが、不意に出てくるユウキは本当に涙腺に直撃。
第1期から8年かけて描いてきた『ソードアート・オンライン』の世界の魅力がたっぷりつまった回でした。
自分はここに感動した!
来週はきっとこんな展開になりそう!
など、意見や感想などあればコメントしていただけると幸いです。
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また次の記事で!