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『劇場版 ひみつ×戦士 ファントミラージュ! ~映画になってちょーだいします~』歌って踊って応援できる!ちょんまげから次回作へのバトンまで ※ネタバレ注意【あらすじ・感想】

 「ガールズ×戦士シリーズ」、三作目にしてついに映画化!

 『アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず!』の頃から応援している一人のファンとして非常に嬉しかったです。

 

 見た人の心をファンファンさせてくれる。

 『ファントミ』の魅力がいっぱい詰まっている。

 

 歌って・踊って・応援できる素晴らしい構成で、あっという間の1時間20分だった本作の魅力について語っていきたいと思います。

 ネタバレ込みで語りたいシーンをピックアップして語るので、映画未視聴の方はお気を付けください。

『劇場版 ひみつ×戦士 ファントミラージュ! ~映画になってちょーだいします~』とは

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© TOMY・OLM/劇場版ファントミラージュ!製作委員会


『劇場版 ひみつ×戦士 ファントミラージュ! ~映画になってちょーだいします~』予告【7月23日(木・祝)公開】

あらすじ

イケない心をちょーだいして平和を守る!

 

キラキラ大活躍中のファントミに、

ある日イケてる監督の黒沢ピヨシから映画のオファーが!

よーし、それならみんなのハートがファンファンする映画にしよう!

 

でも、逆逆警察のサカサーマに見つかって、

撮影にはげむ監督がイケナイヤーにされちゃった!

このままではイケてない映画になってしまうのだ!

 

みんなの応援で、ファントミたちのイケてる映画を完成させよう!

引用元:『劇場版 ひみつ×戦士 ファントミラージュ! ~映画になってちょーだいします~』公式HP

スタッフ

原作:タカラトミー、OLM
監督:三池崇史
脚本:加藤陽一
音楽:遠藤浩二
主題歌:Girls2『ABCDEFガール』
撮影:松本貴之
照明:佐藤宗史
録音:治田敏秀
美術:中川理仁
編集:神谷朗
助監督:平野勝利
制作担当:柄本かのこ
VFXプロデューサー:徳重実
VFXスーパーバイザー:中島征隆
キャラクタースーパーバイザー:前田勇弥
スーパーサポーター:倉橋龍介
ラインプロデューサー:善田真也
掲載:ぷっちぐみ、幼稚園、めばえ(小学館)
配給:KADOKAWA、イオンエンターテイメント
制作プロダクション:OLM
制作協力:楽咲舎
撮影協力:東映京都撮影所
製作:劇場版ファントミラージュ!制作委員会

キャスト

桜衣ココミ:菱田未渚美
明日海サキ:山口綺羅
紫月ヨツバ:原田都愛
紅羽セイラ:石井蘭
くまちぃ:本田翼 (CV)
ファンディー:関口メンディー(EXILE/GENERATIONS)
サライ:山口莉愛
梅野実:今井隆文
坂上文秋:南出凌嘉
ギャンヌ署長:石田ニコル
マギャク巡査:黒石高大
アベコベ刑事:ぺえ
サカサーマ様:ダンディ坂野
黒沢ピヨシ:中尾明慶
山野井龍一郎:大鶴佐助
小浦一優(芋洗坂係長):オシリプリプリヤー
橘フウカ:小田柚葉(Girls2)
白雪リン:隅谷百花(Girls2)
花守ミツキ:鶴屋美咲(Girls2)
星奈シオリ:小川桜花(Girls2)
虹色ユリア:増田來亜(Girls2)
桜衣慎一:斎藤工
ナレーション:豊永利行

ピックアップポイント

 テレビシリーズについて、復習したい方は全体の感想をこちらの記事でまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください。

www.tadahome.info

タイトルコールからの主題歌「ABCDEFガール」


オープニング映像『劇場版 ひみつ×戦士 ファントミラージュ! ~映画になってちょーだいします~』【限定公開】

歌:Girls2 作詞・作曲:永野小織、水永ここ、ペンギンス 編曲:TomoLow

 作詞・作曲はClariSさんの「Butterfly Regret」や、22/7さんの「シャンプーの匂いがした」で知られる永野小織さんと、

 作曲系Vtuber水永ここさんと、

 「Catch Me!」や「恋するカモ」でおなじみペンギンスさんが担当。

 編曲は『波よ聞いてくれ』主題歌「Pride」を手掛けたTomoLowさん。

 

 こんな素晴らしい映像がYoutubeで見られるなんて本当に凄い

 歌唱名義は「Girls2」になっていますが、踊るのはもちろん『ファントミ』の4人。

 本当にダンスが上手くなったし、笑顔も魅力的になったなあと大画面で歌って踊る4人を見てしみじみ感慨にふけりました。

 

 こんな狭いスペースで問題なく踊れる4人の息の合いっぷり。

 特にヨツバを演じる原田都愛さん、めっちゃ顔小さくて腕と脚がスラっとしたモデル体型になったなあと1年3ヶ月での成長を凄く感じました。

 完全にお父さん目線。

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© TOMY・OLM/劇場版ファントミラージュ!製作委員会

 踊っている場所も『ファントミ』の基地メンディーさんの空間逆逆警察のアジトと今までの『ファントミ』の思い出がたくさんつまった場所ばかり。

 この4人で録る新曲はこれで最後なのかなあと思うと、色々なこと思い出しちゃいますね。

 タイトルの「ABCDEFガール」の通り、一歩一歩成長してきた『ファントミ』4人の明るく眩しい笑顔・歌声と共に、映画制作のお話に入っていきます。

 

ネタいっぱいの"どんな映画にしたいか"のお話

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© TOMY・OLM/劇場版ファントミラージュ!製作委員会

 黒沢ピヨシ監督の温泉をモチーフにした事務所で行われた映画制作会議。

 『ファン沢直樹』『家政婦はファントミタ』は大人も子供も笑える絶妙なギャグで、思わず自分も笑ってしまいました。

 そして登場する、「週刊文秋」でおなじみ、坂上文秋君。

 劇場版でしっかり文秋君出してくれたのは本当に嬉しかったです。

 

 『ファントミ』オタクの文秋君と、

 『アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず!』・『魔法×戦士 マジマジョピュアーズ!』でもコジロー役で出演していた皆勤賞大鶴佐助さんが演じる山野井龍一郎副監督。

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© TOMY・OLM/劇場版ファントミラージュ!製作委員会

 この二人が、

 

『ファントミ』以外にも「ガールズ×戦士シリーズ」がいる!

 

 という話を持ち出し、流れる『アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず!』・『魔法×戦士 マジマジョピュアーズ!』の変身バンク。


「ミラクルちゅーんず!」ミラちゅーダンス〜変身(カノン・マイ・フウカver.)

 このファンサービスは本当に嬉しかった。

 特に『ミラちゅー』メンバーの顔は、フウカ以外見る機会がもうほとんどないですからね…

 

 Youtubeで見ると過去作も結構キラキラしているように見えるんですが、

 『ファントミ』で一気にカラフルキラキラが増したんだなと改めて実感するほど大きな差を感じました。

 『ミラちゅー』・『マジョピュア』の映像がもはや白に見えるレベル。

 3年と言う月日の中で、より魅力的に見せるためどんどんと進化していった映像の演出にスタッフの強い熱意を感じました。

 

黒沢ピヨシ監督を奮い立たせる「ダイジョウブ」


Girls² - ダイジョウブ(Daijoubu) YouTube ver.(MV/Commentary)

歌:Girls2 作詞:松井麻維 作曲:わたるスペシャル 編曲:わたるスペシャル、中西ゆういちろう

 T's Corporation所属の3人が手掛けた楽曲。

 皆さんお馴染み、第1話から第13話まで使われていた初代OPですね。

 

 映画の方向性は決まったものの、凄い映画を作らないといけないと緊張する黒沢ピヨシ監督を奮い立たせるため、「ダイジョウブ」の映像が劇中にて使われました。

 

 本当にたくさん元気をもらえて前に進む活力になる1曲。

 "音符""ハーモニー"というワードや

 "魔法""おまじない"というワードから、

 『ミラちゅー』・『マジョピュア』のことも想起させる素晴らしい歌詞です。

 "大丈夫"という漢字表記ではなく、"ダイジョウブ"としたことで、より魔法・おまじない感が増していて、根拠が無くてもどんどんと前に進んでいける気がします。

 

 第15話で『ファントミ』の一員となったセイラは、OP映像にいないのでどうするのかなあと思ったところ、

 なんとワイプでペンライトを振るセイラの姿が。

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© TOMY・OLM/劇場版ファントミラージュ!製作委員会

 そんなセイラの姿を見て、映画館の女の子たちも一緒になって体を動かして盛り上がっていました。

 しっかりとセイラも"『ファントミ』の一員なんだよ"と示しつつ、映画館での盛り上がり方を子供たちに教えてあげられる素晴らしい映像です。

 

 それにしても、黒沢ピヨシ監督役・中尾明慶さんのはっちゃけた演技が素晴らしかった。

 まさかサキとシンクロしてあんなに「完全に始まってる!」を連呼するとは思ってもいませんでした。

 時には変身バンクに混ざってみたり、やりたい放題黒沢ピヨシ監督からずっと目が離せなかったです。

 

撮影開始とともに流れる「恋するカモ」


Girls² - 恋するカモ Dance Performance Video YouTube ver.

歌:Girls2 作詞:PENGUINS,、Sorato、 Gratia  作曲:PENGUINS、 Sorato、 Gratia 編曲:Sorato

 「ダイジョウブ」をやってくれたので、この曲も来るかなと思っていたらやっぱり来てくれた、第14話から第39話まで使われた2代目OP、「恋するカモ」

 

 「カモ」の部分が非常にわかりやすいので、劇場でも多くの女の子が踊っていました。

 全体的なダンス難易度としては『プリキュアシリーズ』のEDテーマより難しい『ガールズ×戦士シリーズ』のダンス。

 キャッチ―な『プリキュアシリーズ』と難しいけどカッコいい『ガールズ×戦士シリーズ』で、

 どちらのダンスの方が人気があるのかはちょっと興味を惹かれるところです。

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© TOMY・OLM/劇場版ファントミラージュ!製作委員会

 撮影現場の京都にある"東映太秦映画村"は非常に雰囲気があり、楽しそうに遊ぶ『ファントミ』メンバーが非常に可愛らしかったです。

 巨大な送風機の圧倒的な風圧の前に、とんでもない変顔になっているシーンは素直に面白いシーンでもあるのですが、

 一般社会人男性が直視していいものではない気がして、正直ちょっと目のやり場に困りましたね。

 

ファントミ侍

 「ヘンナエイガトルヤー」にさせられてしまった黒沢ピヨシ監督。

 ちょんまげ姿になった『ファントミ侍』が、

 「ファントミリスティ」の代わりに「ファントミリスザル」を取り出したり、

 「ファントミディアル」の代わりに「ファントミダイコン」を出して折ったり、

 カオスすぎるネタのラッシュに笑いが止まりません。

 ちょんまげ姿になっても全員可愛いのはさすがに顔の作りが良すぎるなあと感じる部分でした。

 本人たちも非常にノリノリで、楽しそうな撮影現場の雰囲気が伝わってくる、この映画の大きな見どころです。

 

キズナパフュームでキズナスタイルへ

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© TOMY・OLM/劇場版ファントミラージュ!製作委員会

 色々あってピンチな『ファントミ』。

 入場者特典のキズナパフュームを持ってみんなで『ファントミ』を応援します。

 長い『プリキュア』映画の歴史で育まれてきた文化を第一作目からしっかりと踏襲する素晴らしい演出でした。

 そして結構レアなキズナスタイル変身のフル尺バンク。

 ちょっと自分が映画を見に行くのが遅れてしまったこともありますが、かなり久々にフル尺のバンクを見たような気がします。

 

 先輩であるフウカちゃんたち「Girls2」のメンバーも『ファントミ』に力を送る演出。

 いつか、「ガールズ×戦士シリーズ」オールスターみたいな映画もぜひとも見たいなあなんて希望を持ってしまいます。

 でも女の子の成長は非常に速い

 5年も経ったらきっと今とは全然違っているから、そのあたりは難しそうですよね。

 

幕引きは「チュワパネ」とともに流れるメイキング映像


Girls² - チュワパネ!(Chuwapane!) Dance Performance Video YouTube ver.

歌:Girls2 作詞、作・編曲:NIYA、TETTA

 最後を飾るのはやっぱりこの曲

 第40話から第64話まで使われた3代目OP、「チュワパネ」

 

 とにかくたくさんの「好き」が詰まった歌詞は、劇場版のEDで流れると涙腺に来るものがあります。

 『ファントミ』4人の絆はもちろん、出会ってきた町の人たちへの好き、町の人たちが抱く『ファントミ』への好き、色々な好きの気持ちが一杯です。

 改めて自分も『ファントミ』が"好きで好きでどうしようもない"と感じました。

 

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© TOMY・OLM/劇場版ファントミラージュ!製作委員会

 そして卑怯なのがEDのメイキング映像

 本当に出演者全員仲良しな姿が非常に眩しいですね。

 劇中の笑顔とはまた違った素の笑顔も非常に可愛らしい。

 ココミ役の菱田未渚美さんは、素の状態からココミみたいなテンションなのかなと思えるほどメイキング映像でも元気いっぱい

 作品シリーズ全体としても個人としても応援したくなってしまう素晴らしいエンディングの映像です。

 

『ファントミ』から『ラブパト』へのバトン

 本来であれば、2020年5月1日放映予定であった本作。

 新型コロナウイルスの影響を受け、公開日が7月23日へと延期されました。

 そして、「ガールズ×戦士シリーズ」第4作

『ポリス×戦士 ラブパトリーナ!』

 が7月26日から放送開始。

 今では『スーパー戦隊シリーズ』・『仮面ライダーシリーズ』・『プリキュア』でもおなじみ、次回作へのバトン演出がエンディングの後にされました。

 

 しかも今回は、『ファントミ』でセミレギュラーでありながら、圧倒的な人気を誇ったサライちゃんが『ラブパト』にてレギュラーに。

 『ファントミ』とのコラボも予定されており、サライちゃんの立ち位置をどう上手く生かしてくるのか非常に楽しみです。

 映画館でもサライちゃんが出るたび、女の子から

サライちゃんだ!

 の声が出る程の人気ぶり。

 『ファントミ』の劇中でのお話も素晴らしかったですし、やっぱりめちゃくちゃ可愛いですよね。

 

新型コロナウイルスが無ければもっともっと大ヒットしていたんじゃないか

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© TOMY・OLM/劇場版ファントミラージュ!製作委員会

 本当にお客さんと一体になって盛り上がれるよう作られていた本作。

 「ダイジョウブ」「恋するカモ」の時はもちろん、フル尺の変身バンクの時もワイプで他のキャラクター達ペンライトを振っていました。

 それに合わせて踊る女の子も非常に多く、お話と併せて一切飽きることなく楽しめる作品です。

 物販でもキャラクターのペンライトと、大きなアクリルペンライトが売っているほど。

 

 しかし、新型コロナウイルス感染防止のため、大きな声を出すこと座席を離れること禁止

 席の間隔は一つ開けられ、女の子たちも心からはしゃぐことは、きっとできなかったでしょう。

 

 映画本編にも、この状況を鑑みて録り直しをしたと考えられるシーンがたくさん。

 

 「心の中で応援してね!」

 

 と呼び掛けてくる様子には、感染防止のため仕方ないと思いつつも残念な気持ちは拭いきれませんでした。

 

 これに負けず、劇場版第2弾というような形でリベンジしてくれることを強く願っています。

 これからもずっと「ガールズ×戦士シリーズ」を応援していきます。

おわりに

 『ファントミ』の集大成ともいえるこの映画。

 劇中劇として、"心がファンファンする映画"を作りたいという話でしたが、きっと見た人すべての心をファンファンさせてくれました

 『ポリス×戦士 ラブパトリーナ!』も全力で楽しんでいきましょう!

 

 最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。もし記事が良かったなと思ったらSNSへのシェア、Twitterのフォロー等、ぜひともよろしくお願いいたします。

 今後もアニメに関する記事を毎日投稿していきますので、ぜひご覧ください。

 また次の記事で!