ライブに行ってみたいけど雰囲気もマナーもわからなくて不安。
せっかく高いお金払ってライブに行くんだから失敗したくない。
そんな人のために、月に4,5回、年に60回ほどアニソンライブに行く自分が、
・コロナウイルスの影響下だからこその新しいマナー
・ライブでの禁止行為
・明記はされていないけど気を付けたいこと
・迷惑を受けた人や傍観者がやってしまいがちなダメなこと
について、動画や自分の体験談も交えつつ解説していこうと思います。
ブシロード公式さんの動画
『BanG Dream!』、『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』、『D4DJ』など、多くのメディアミックスプロジェクトを手掛けるブシロードさん。
特に現在大躍進中の『BanG Dream!』はライブイベントを中心に大きな盛り上がりを見せています。
10代~30代を中心に比較的若い層が多く、中学生や高校生がライブ会場にもたくさんいて、本当に幅広い層に愛されているんだなあと実感します。
だからこそ、現在のアニソンシーンの中で、
もっともライブマナーの問題が頻発しているコンテンツ
といっても過言ではないほど、よくない話を耳にすることが多いです。
もちろん、そんな迷惑行為をしている人は本当に少数で、ライブに行けば絶対に楽しい、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれます。
そんなブシロード公式さんから2本の動画がアップされました。
どちらのライブマナーも全てのイベントに共通と言うわけではありませんが、今後のライブイベントの基本的な指針になると考えられますのでおさえておきましょう。
新型コロナウイルス感染防止対策について
【ご来場予定の皆様へ】新型コロナウイルス感染防止対策について大切なお願い
動画の内容を簡単にまとめると以下の通りです。
アニソンライブに限定せず、外出するならどれも当然のマナーであると言えることが多くありますが、この2点は要注意です。
・声出しはせず、拍手にて応援をする。
・スタンド花などの祝い花の禁止。
声出しはせず、拍手にて応援をする
明確に声出しを禁止しているルールを初めて見ましたが、公式が禁止と言えば禁止です。
これからもコロナ禍が続くことも考えつつ、安全にライブを楽しもうと思ったら致し方ないルールです。
出演者のためを思って、"声を出して応援しよう"とするその行為も迷惑行為にあたる可能性があるということは認識しておきましょう。
ぜひ、チケットを購入する際にはそのイベントが声出しOKなのか、声出しNGなのかはチェックして購入するようにしましょう。
スタンド花などの祝い花の禁止
プレゼントやファンレターのお渡しは禁止だと思っていましたが、祝い花も禁止となっています。
ライブに始めていく人にはそこまで重要ではない内容なので、あまり気にしなくて大丈夫です。
"出演者を応援しよう"という気持ちで、ファンで少しずつお金を出して祝い花を送ろうと思っても、公式が禁止している物は受け取ってくれません。
どのアニソンライブイベントにおいても企画する段階で祝い花が禁止されていないかどうかはチェックするようにしましょう。
ライブマナー講習会
動画の内容を簡単にまとめると以下の通りです。
ライブに行ったことのない人からすると、
この程度のこと注意されないと守れないの?
と思うかもしれませんが、結構守られていないのが現実。
これらの事項について、公式からは流石に発信できないだろうという、
ライブ参加者の視点だからこその体験や意見を交えつつ深ぼっていこうと思います。
禁止行為の深堀り
イスにのぼる&過激な応援&通路妨害等の迷惑行為
イスにのぼる行為は深ぼるまでもなく、ただただ迷惑なので言うことはありません。
過激な応援
非常にざっくりな説明をするなら、いわゆる"オタ芸"のことをさします。
アーティストが出演して歌うタイプのアニソンイベントは基本的に、
"オタ芸"は禁止行為です。
普段ライブに行かない人と話をすると、
オタ芸できないからライブに行けない!
とたまに言われることがありますが、基本禁止だということは覚えておきましょう。
逆に言えば"オタ芸"できなくても一切の問題がないのでそこは安心してください。
"オタ芸"をしなければ何をしてもいいのかと言われるとそうでもありません。
とりあえず、"他人の迷惑になる行為"はしないよう気を付けましょう。
通路妨害と間隔の思いやり
自分の席から離れて通路で応援・観賞することは禁止です。
たまにテンションが上がり過ぎて通路を走り回っている人もいますが論外です。
では、
自分の席の前から一歩たりとも動いてはいけないのか。
と言われるとそれも違います。
基本的にライブ会場の座席は全員が立って並ぶと横幅が足らず、非常に窮屈になるぐらいの幅しかありません。
ライブ中は身体を動かしたり、跳んだり跳ねたりすることもあるので横の人と肩や腕が当たることが結構あります。
それを避けるため、通路に面した座席・いわゆる通路席の人は、
間隔を空けるために半歩ぐらい通路に出た方がいいという暗黙の了解があったりなかったりします。
もちろんこれがマナーとは言わないですが、通路妨害にならない範囲で思いやりを持って間隔を空けることによって付近の参加者のライブ満足度が大幅に向上します。
自分が通路席になった場合は周りの様子を見ながら、通路妨害にならない程度に間隔を空けてあげるのも思いやりのある行動だと思います。
飲酒及びアルコール類の持込みは禁止
これはまあ、守られていないことが多くあります。
よほどベロベロに酔っていない限りはアルコール検査もされませんし、お酒も缶から別の容器に移してしまえば発見は困難です。
自分は基本的にお酒を飲まないので飲酒・持込みをする人の気持ちは1mmもわからないのですが、素面だとテンションが上がらないという人もいるらしいです。
禁止と言うルールになっている場合は当然禁止なので、モラルをもって遵守しましょう。
そもそもなんで飲酒が禁止なのかと言うと、
ライブの進行を妨げるような大きな問題を起こす人が大抵酔っぱらって気が大きくなってしまった人だから
です。
飲酒・持込みを根絶することは難しいと思いますが、少なくとも他人に迷惑をかけないように気を付けましょう。
ペンライトのルール
改造したペンライトは大抵のライブで禁止ですが、
『アイドルマスターシリーズ』ではボタン電池を使用するタイプのペンライトしか認めていなかったり、
オールスタンディングでのライブはそもそもペンライトが禁止だったり、
ライブイベントごとに大きくルールが異なります。
片手で同時に持っていい本数がルールになっていることもあります。
ライブに初めていく方向けの間違いのない対策法はこの2つ。
大体7~8割以上の人がライブ中にペンライトを使用しているので、初めて行くライブで一体感を感じたいのであれば公式で売られているペンライトを買いましょう。
きっといい思い出にもなるはずです。
演出の妨げになる1人だけ目立つ掛け声
これは曲中の静寂の間に「イエッタイガー!」と叫ぶ行為をやめてくださいと言う意味です。
「イエッタイガー!」と叫ぶ行為が演出の妨げになるかどうかは諸説ありますが、
公式から"演出の妨げになる1人だけ目立つ掛け声の禁止"と明言されているのであれば、しない方が良いのではないかなと思います。
初めてライブに行く人は、そういう人もいるんだなあと言うぐらいの認識で問題ないかと思います。
ライブ中に歌う行為
みんなで歌って!
というところで歌うのは全然問題ないのですが、たまにライブ中ずっと歌っている人がいます。
自分も今まで4人ぐらい見かけたことがありますね。
ライブ会場はあなたのカラオケボックスではないし、あなたの歌を聴きに来たわけではないので、歌わないでくれると嬉しいなと思います。
ただし、国内でのライブは歌わないのが常識なんですが、国外でのライブではめちゃくちゃお客さんが歌っている姿が見受けられます。
アーティストも、
"日本語で歌ってくれてとても嬉しい!"
とよく言っているので海外ではむしろ歌うのが常識的な行為かもしれません。
公式が発表したルールを遵守しつつ、周りの様子に合わせて一番ライブを楽しめる方法を模索していきましょう。
会場内での無断撮影・録音の禁止
最近このマナーは非常に守られていないことが多くて、
開演前とか開演後なら撮ってもいいでしょ。
とバシャバシャ写真を撮っている姿がよく見受けられます。
禁止行為です。
それをTwitterにアップロードするのは問題外ですが、LINEだったら公の目には触れないから大丈夫だと思っている人もいるかもしれません。
もちろんアウトです。
見かけてもわざわざ注意したりはしませんが、もしこの記事を読んでいる人で知らずに撮っている人がいたら改めましょう。
迷惑を受けた人や傍観者がしてはいけないこと
高圧的な態度で迷惑行為をしている人に対して注意する
改造したペンライトが邪魔で見えないんだよ!消せよ!
いきなり肩をつかんでこんな感じで注意する人がいますが、
絶対にやめましょう。
最悪殴り合いなどになる可能性もあり、ライブの進行が中断され出演者に迷惑がかかることも考えられます。
すべき行動はたった一つ、
近くのスタッフに報告すること。
会場を見回るライブスタッフの多くが派遣として一日限りで働いている人です。
中には正義感が強くプロ意識の高い人もいるかもしれません。
それでも、迷惑行為をしている人を捕まえたからと言って給料が上がるわけでもないし、余計なトラブルを起こしたくないと考えるのは必定。
お客さんからの報告や指摘が無ければ見て見ぬふりをしてしまうこともきっとあるでしょう。
大体どのあたりかで迷惑行為が行われているかはわかるけれど、具体的に誰が該当者なのかわからなくて注意できないこともあります。
あなたが、
"あそこにいる人が迷惑行為をしていました。"
と報告すれば、スタッフも動かざるを得ませんし、誰が該当者かもわかるので注意できます。
どうしても周りの人の迷惑行為が耐えられない場合は、直接注意するのではなくスタッフを通して注意するよう気を付けましょう。
迷惑行為をSNSなどで愚痴る&それを拡散する
〇ブロック〇列〇番のあたりの人がめちゃくちゃ迷惑でライブに集中できなかったなあ…
絶対にやめましょう。
迷惑行為をしている人は、自分が人と違うことをして目立っていることに生きがいを感じる、小学生のようなメンタルのまま成長してしまった人です。
ライブが終わってからTwitterに張り付きエゴサーチをして、自分のことが話題になっていないか血眼になって探しています。
もし話題になっていたらそれをさも武勇伝かのように語り、次はもっと迷惑なことをしようと企んでしまいます。
そういったツイートを拡散するのも同罪です。
そもそもそのツイート自体が自作自演で、自分がやった行為を派手に盛って呟いているだけかもしれません。
誰も話題にしていなかったら、きっといつか改心してまともな道を歩んでくれるはずです。
迷惑行為をしてしまう未熟な人の今後の将来のためにも、迷惑行為をする人を一人でも減らすためにも、SNSで愚痴ったりそれを拡散することはやめましょう。
どうしても人に言わないと気が済まないのなら、そのライブを取り仕切っている会社に報告しましょう。
もしかすると、何か対応をしてくれるかもしれません。
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もっと初めてライブに行く人にフォーカスした記事も書いております。
興味ありましたらこちらも読んでいただければと思います。
おわりに
これはやっちゃいけない、これもやっちゃいけないと書いてきましたがライブは本来楽しいもの。
新型コロナウイルスの影響できっとチケット代も高くなるし、イベントの頻度もそこまで一気には回復しないはず。
1つ1つのライブ・イベントを大切に、しっかりマナーを守って全力で楽しみましょう!
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。もし記事が良かったなと思ったらSNSへのシェア、Twitterのフォロー等、ぜひともよろしくお願いいたします。
今後もアニメに関する記事を毎日投稿していきますので、ぜひご覧ください。
また次の記事で!