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『カードファイト!! ヴァンガード外伝 イフ-if-』ヴァンガード好きにはたまらないネタが盛りだくさん!可愛いヒロインやアドリブなど濃厚すぎる2クール【感想・考察・評価】

 『カードファイト!! ヴァンガードシリーズ』

 放送が始まった当初は、カッコいい男性キャラクター達想いが乗ったカードファイト、そしてJAM Projectによる熱い主題歌と、どちらかと言えば男らしさ熱血系が売りの作品だったように感じていました。

 約10年の時を経た本作は可愛い特化

 ヒロインはもちろんのこと男性陣まで可愛い

 そんな過去作とは大きく路線が異なりながらも、過去作の良いところをしっかりと活かした名作『カードファイト!! ヴァンガード外伝 イフ-if-』について語っていきたいと思います。

『カードファイト!! ヴァンガード外伝 イフ-if-』とは

anime.cf-vanguard.com


【アニメ イフ1】「先導者は魔法少女!?」 カードファイト!! ヴァンガード外伝 イフ-if-

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©Project Vanguard if/Aichi Television

あらすじ

 伊吹コウジはヴァンガードファイター!
 立凪邸に呼び出された伊吹は、なんとifの世界に飛ばされてしまいました!
 ifの世界は歴史が歪み、カードファイトが通用しない世界!?

 伊吹は、ifの世界で不思議な美少女コンビに出会います。
 それが、魔法少女・先導エミ!カードの妖精・シュカ!
 2人はカードからユニットを召喚して、悪の手先ジャマーと戦うブラスター・ペア!

 伊吹、エミ、シュカ、そして巻き込まれてしまった立凪スイコ!
 4人による本当の歴史を取り戻す旅が始まるのです……!

 

引用元:『カードファイト!! ヴァンガード外伝 イフ-if-』公式HP イントロダクションより

スタッフ

製作総指揮・原案:木谷高明
原作:ブシロード/伊藤彰
監督・構成:川崎逸朗『戦国BASARA』『幕末Rock』『真・中華一番!』
キャラクターデザイン:磯野智『大魔法峠』『おまもりひまり』『いつか天魔の黒ウサギ』
総作画監督:磯野智、一居一平
美術監督:飯田葉月
撮影監督:堀野大輔
音響監督:今泉雄一
アニメーションプロデューサー:阿部勇
アニメーション制作:オー・エル・エム
製作:Project Vanguard if

キャスト

先導エミ:榎本温子
シュカ:吉田有里
伊吹コウジ:宮野真守
立凪スイコ:愛美

おすすめポイント

『カードファイト!! ヴァンガードシリーズ』の集大成

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©Project Vanguard if/Aichi Television

 2011年から始まった『カードファイト!! ヴァンガードシリーズ』。

 実はほぼとめどなく放送を続けており、

 

 2011年版『カードファイト!! ヴァンガードシリーズ』全196話

 『カードファイト!! ヴァンガードGシリーズ』全174話

 2018年版『カードファイト!! ヴァンガードシリーズ』が本作前までで全97話

 

 合計467話という膨大な話数になっています。

 一応、2011年版2018年版は重複する内容もあるのですが、両方を見た人は間違いなく「どっちか見れば大丈夫」とは言わないでしょう。

 2011年版には2011年版の良さが、2018年版には2018年版の良さがあるからです。

 

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©Project Vanguard if/Aichi Television

 その膨大な話数を全て見たうえで楽しめるのが本作・『カードファイト!! ヴァンガード外伝 イフ-if-』。

 初見でも、もしかすると面白いのかもしれませんが、"もしもの世界"をテーマに、今までとは違うキャラクターの様子が描かれます。

 先に過去作を見ていないと、そのキャラクターの通常状態の様子がわからないので、多分面白さ半減

 また、過去作では絡みのなかったキャラクター達の絡みが見られたり、公式・非公式問わずネタになってる要素で笑わせにきたり、とんでもないメタネタがあったり。

 常に再放送を続けている『カードファイト!! ヴァンガードシリーズ』だからこそブシロードだからこそ作れた作品です。

 

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©Project Vanguard if/Aichi Television

 今までのアニメを見たという前提がある、ハイコンテクストな内容だからこその面白さはピカイチ。

 各キャラクターのギャグパートはもちろん、アイチレン伊吹の出会いというこのシリーズの根幹部分を扱うシリアスパートも非常に見ごたえがありました。

 まさかこの時代にあのキャラクターが見られるとは、というようなキャラクターの出番もあり、昔『カードファイト!! ヴァンガードシリーズ』が好きだった人にも見て欲しい1本です。

 

可愛いキャラクター、そしてカードファイトはほぼなし

  『カードファイト!! ヴァンガードシリーズ』が好きな人なら一度は抱いたことがあるであろう感想。

 これを地で行くのが『カードファイト!! ヴァンガード外伝 イフ-if-』。

 ヴァンガードが無くなった世界を描いているので、全25話中、カードファイトをしている時間は本当に数分程度

 その分の尺が全てギャグシリアスのストーリーに詰め込まれており、非常に濃厚な2クールでした。

 特に伊吹は、ヴァンガードは強いけれど、それ以外は結構ポンコツという魅力が最大限に引き出されていたと思います。

 宮野さんのアドリブも凄まじく、ほとんど台本が無いんじゃないかというほどやりたい放題していて非常に面白い。

 宮野さんのファンは間違いなく必見の作品です。

 

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©Project Vanguard if/Aichi Television

 そして本作の大きな特徴が可愛いヒロインたち。

 

 2011年版の頃から根強い人気を誇っていたアイチの妹、エミ

 本作が初登場の"カードの妖精"でストーリーの根幹を担う女の子、シュカ

 ウルトラレアの中では最も影が薄く、おばさ(ry扱いを受けてきた、スイコ

 

 特にエミシュカ魔法少女「ブラスター・ペア」として闘う、可愛らしい大活躍を見せてくれます。

 変身バンクは特徴的なエフェクトでファンも多い、よしやまゆうさんと、『Go!プリンセスプリキュア』でおなじみ中谷友紀子さんが担当しており、毎週見ごたえ抜群。

 

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©Project Vanguard if/Aichi Television

 スイコさんも過去作品に比べると非常にコミカルに描かれており、知的でクールな要素はっちゃけた要素のバランスが素晴らしく、本作を通じて大好きなキャラクターになりました。

 『カードファイト!! ヴァンガードシリーズ』であるということを忘れて、単に魔法少女ラブコメものの作品として楽しむこともきっとできるはず。

 榎本温子さんはいくつになっても本当に可愛らしい声で、吉田有里さんの特徴的な声も耳に気持ち良いです。

 

オープニングテーマ「What-if Wonderland!!」/  Argonavis


【PV】カードファイト!! ヴァンガード外伝 イフ-if- 紹介PV

 歌うのは『ARGONAVIS from BanG Dream!』よりArgonavis

 作詞・作曲は『えんどろ~!』の「えんどろ~る!」で頭角を現したF.M.Fの栁舘周平さんと、UNISON SQUARE GARDENのベーシスト・作曲家としてもお馴染みの田淵智也さん。

 編曲は同じく栁舘周平さんが担当しています。

 

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©Project Vanguard if/Aichi Television

 タイトルのおとぎの国を連想させるような、とにかく聴いていて楽しい楽曲

 初めて聴いた時、このピンク基調のロゴと相まって、これまでの作品とは全く違う方向性のアニメにしたいんだなという想いがヒシヒシと伝わってきました。

 ちょっとメルヘンに感じさせるところもありながら、締めるところは締めるハイテンポなバンドサウンドは、聴いてて踊りだしたくなるほど。

 テレビサイズも素晴らしいですが、フル尺はより多くの仕掛けがそこかしこにあって、おもちゃ箱を開けたような展開にワクワクしてしまう1曲となっています。

 

 "スタンドアップ""先導者(ヴァンガード)""ギフト"などなど『カードファイト!! ヴァンガードシリーズ』にまつわる単語が盛りだくさんなのは、ブシロードミュージックならでは。

 ブシロードが生み出した、アニメから生まれたユニットを別作品の主題歌に起用する手法は本当に凄いなあと感心していて、まさにこの楽曲はその良さが如実に表れています。

 ”世界が始まる音”"心のナビゲート""航海の道のり"、といった歌詞はArgonavis寄りのセンテンス。

 アニメ作品の主題歌としてはもちろん、アーティストの良さもしっかりアピールできているこのバランス感覚は素晴らしい。

 魔法という本作だけのテーマにもぴったり合致していて、どんな観点から見ても2020年のアニメソングを代表する1曲です。

 

エンディングテーマ「Gonna be right」/ Peaky P-key


【LIVE映像公開】Peaky P-key「Gonna be right」/ D4DJ D4 FES. -Departure- (2020/1/31)

 歌うのは『D4DJ』よりPeaky P-key

 作詞はブシロードコンテンツでは引っ張りだこ、Elements Gardenの織田あすかさん。

 作曲はアニソン界を代表する作曲家、Peaky P-keyの音楽プロデューサーでもあるElements Gardenの上松範康さん。

 編曲は2017年にElements Gardenに所属した期待の新人・竹田祐介さんが担当しています。

 

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©Project Vanguard if/Aichi Television

 世の中にこんなカッコいい曲があっていいのかと思うほどカッコよくて、一瞬でこの曲の虜になりました。

 ちなみに上の画像のエンディングのカットは、おそらくPeaky P-keyの振り付けのセルフオマージュであって、修業シーンではありません。

 『D4DJ』の楽曲で一番最初に触れた曲がおそらくこの曲なので、これからどんな凄い楽曲が生み出されるコンテンツになるのか凄いワクワクしたのを覚えています。

 実際『D4DJ』のアニメが始まって、Peaky P-keyりんく達のライバルとして本当にかっこいいパフォーマンスを見せてくれました。

 愛美さんから溢れ出るオーラ、そして気持ち良すぎる電子音の繋がり、何度も繰り返して聞きたくなる圧倒的な中毒性があります。

 

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©Project Vanguard if/Aichi Television

 スイコさんの表情も素晴らしい。

 歌詞は、未熟な女の子たちが恐れず挑戦し続けるような、前向きでカッコいい内容。

 『カードファイト!! ヴァンガード外伝 イフ-if-』自体はそこまでシリアスな作品ではないのですが、エミシュカが二人の絆を深め合いながらジャマーたちに挑んでいく姿と、とても良くリンクしました。

 スイコさんの大人っぽい雰囲気ともマッチしながらも、決してキャラクターソングではない絶妙なラインは、愛美さんの技量の高さを感じずにはいられません。

 早くライブで聴いて音楽に合わせて体を動かしたくて仕方がない1曲です。

 

配信情報

 各種見放題サービスにて絶賛配信中です。

おわりに

 こんな集大成の素晴らしいアニメが終わったと同時に迎える『カードファイト!! ヴァンガードシリーズ』10周年

 正直これ以上アニメで何をやればいいのか、想像もつきません。

 それでもやはりブシロードのキラーコンテンツ

 常人には想像もつかないような、新しいアニメを見られることを心待ちにしています。

 とりあえず来週以降は新右衛門編のセレクション放送を楽しみましょう。

 

 「ブラスター・ペア」の2人がめちゃくちゃ可愛かった!

 

 マイナーなキャラまでいっぱい出てきてくれて嬉しかった!

 

 など意見や感想があればコメントしていただけると嬉しいです。

 

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 また次の記事で!