2020/5/27、『マクロス』シリーズの楽曲がAmazon Musicにて一挙配信となりました。
その数なんと、約600曲!「マクロスクロスオーバーライブ」にも参加した自分が、各シリーズからおすすめの楽曲を紹介します。
- 『マクロス』シリーズとは
- 『マクロス』シリーズおすすめ楽曲
- おわりに
『マクロス』シリーズとは
『マクロス』シリーズとは、『超時空要塞マクロス』から始まる、その続編や外伝の作品たちを指します。
メカニックデザイナー兼演出家の河森正治さんが中心となり作られる、SF・ロボットアニメのジャンルに分類される作品で、シリーズの全ての作品において、
・バルキリーと呼ばれる可変戦闘機の高速メカアクション
・歌
・三角関係の恋愛ドラマ
がメインストーリーになっているのが特徴です。
1982年から初代である『超時空要塞マクロス』の放送が始まり、最新作は2016年の『マクロスΔ』まで、約40年間愛され続けるスーパービッグコンテンツです。
大まかに分類すると、『超時空要塞マクロス』、『超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-』、『マクロスプラス』、『マクロス7』、『マクロス ゼロ』、『マクロスF』、『マクロスΔ』の7作品に分けられます。
特に『マクロスF』は社会現象レベルで大ヒットした作品のため、アニメを見ていない方も曲だけは知っているということが多いのではないでしょうか。
そんな7作品から厳選して、各シリーズこれだけは聴いて欲しいという名曲をピックアップして紹介していきます。
『マクロス』シリーズおすすめ楽曲
『超時空要塞マクロス』
マクロス
作詞:阿佐茜 作曲・編曲:羽田健太郎 歌:藤原誠
全ての始まりの楽曲である『超時空要塞マクロス』の主題歌。
イントロからブラスとティンパニの壮大な雰囲気から始まり、サビの盛り上がりとポップな感じ、間奏のバルキリーが今にも飛び立ちそうな感じ等、『超時空要塞マクロス』をどういった作品にしたかったのか、そのテーマがギュっと濃縮された一曲です。
当時は『マクロス』シリーズとしてこんなにも長く続くとは思っていなかったとは思いますが、最新作までつながる一貫したテーマを感じることができる歴史に残る名曲です。
私の彼はパイロット
作詞:阿佐茜 作曲・編曲:羽田健太郎 歌:飯島真理
こちらも、後の作品で大変よくカバーされる代表曲です。
主人公の一条 輝を思いながら歌うこのスタイルは、後のマクロスシリーズの基礎を確立することとなりました。
後の作品でリン・ミンメイという存在も、この楽曲もレジェンドとしてたくさん登場してきますので、『マクロス』シリーズの教養として、何度も聴いてみてください。
愛・おぼえていますか
作詞:安井かずみ 作曲:加藤和彦 編曲:清水信之 歌:飯島真理
『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』の主題歌。もう少しとがった曲を選曲したかったんですが、やっぱり初代はこの3曲を選ぶしかないかなと思いました。
アニソンという枠を超えて大ヒットしたこの楽曲はオリコンチャート最高7位、6週連続トップ10入りを果たすヒットソングとなりました。
昨年の『全マクロス大投票』でも歌部門堂々1位となっています。
『超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-』
もういちど Love You
作詞:松宮恭子 作曲:柿原朱美 編曲:鷺巣詩郎 歌:笠原弘子
一部では黒歴史とも言われる、『超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-』ですが、クライマックスで流れるこの楽曲、ストーリーの盛り上がりと流れるタイミングが絶妙で普通に泣きますよね。
特にイシュタルというミステリアスで独特な雰囲気を持つヒロインの良さを知れば知るほどこの曲が染み渡ります。
『マクロスプラス』
VOICES
作詞:覚和歌子 作曲・編曲:菅野よう子 歌:新居昭乃
「伝説の5秒」で有名な『マクロスプラス』ですが、菅野よう子さんのデビュー作でもあります。この作品が無ければ『マクロスF』という作品も生まれることはなかったでしょう。
VOICESは、アコースティックバージョンやアカペラバージョンもあり、OVA、劇場版で使われている『マクロスプラス』を代表する1曲です。
「第一次星間大戦」から30年後という世界観にぴったりな未来感のある不思議な楽曲で耳から離れません。
『マクロス7』
突撃ラブハート
作詞:K.INOJO 作曲・編曲:河内淳貴
『マクロス7』を語るうえでやはり欠かせない曲と言えばこの曲でしょう。イントロを聴くだけで脳内でファイアーバルキリーが変形して「俺の歌を聞け!」の声が聞こえてきます。アコースティックバージョンも非常に素敵で大好きです。
『マクロスF』第2話でも使われ、昨年の『全マクロス大投票』でも歌部門第3位と、どの世代にも人気な激熱楽曲です。
SUBMARINE STREET
作詞:K.INOJO 作曲:福田俊哉 編曲:湯川とうべん
バサラがシビルを起こす際に使われたシーンが非常に印象的なこの楽曲。ギギルとのやり取りも含めてめちゃくちゃボロボロ泣いたのを覚えています。
まっすぐな熱い楽曲が多い『マクロス7』シリーズの中で、会いたいのに会えない寂しい気持ちを歌った珠玉のバラードです。
REMEMBER16
作詞:K.INOJO 作曲・編曲:河内淳貴
熱い楽曲が数ある中、2曲バラードを選びました。フィジカのシーンが非常に印象的なのもありますし、郷愁感溢れる歌詞が本当に素晴らしいです。
何と言っても、聴く年齢によって感じ取れるものが違うのが良いですよね、16歳というのがまた絶妙。ちなみに自分がこの曲を初めて聞いたのは15歳の頃でしたが、ボロボロ泣いていました。
『マクロス ゼロ』
ARKAN
作詞:Holy Raz 作曲・編曲:蓜島邦明 歌:Holy Raz
『マクロス ゼロ』のテーマとなる楽曲で、ハープとストリングスの幻想的な雰囲気がとっても魅力的な楽曲です。
マヤンという島の自然豊かな優しい雰囲気と、軍隊が攻めてくる緊迫感のある後半で、『マクロス ゼロ』全体の雰囲気がそのまま表されています。Holy Razさんの透き通るような歌声がサラにぴったりなのも素晴らしいです。
『マクロスF』
娘々Final Attack フロンティアグレイテスト☆ヒッツ!ノーザンクロス~虹いろ・クマクマ~ライオン~ユニバーサルバニー~オベリスク~愛・おぼえていますか
紹介したい楽曲が多すぎて、この曲を入れざるを得ませんでした。タイトルの通り、ノーザンクロス、虹いろ・クマクマ、ライオン、ユニバーサルバニー、オベリスク、愛・おぼえていますかのメドレーになっています。
「マクロスクロスオーバーライブ」の放課後オーバーフロウ→娘々Final Attack フロンティアグレイテスト☆ヒッツ!→サヨナラノツバサ~the end of triangleの"映画のクライマックス完全再現"を聴いた後は、
もういつ死んでもかまわないな。
そう思えるほどの最高の一瞬でした。
星間飛行
作詞:松本隆 作曲・編曲:菅野よう子 歌:中島愛
『マクロスF』の代名詞ともいえる楽曲なので、さすがに紹介せざるを得ないでしょう。放送当時は作詞とか一切気にしていなかったですが、作詞:松本隆さんって今考えると、とんでもないことですよね。
曲だけ知っているという人も、劇中での使われ方を知ればもっと好きになること間違いなしです。特にこの曲が初披露された第12話は必見です。昨年の『全マクロス大投票』では歌部門総合第5位でした。
射手座☆午後九時 Don't be late
作詞:佐藤大、hal、Gabriela Robin、マイクスギヤマ、作曲・編曲:菅野よう子 歌:May'n
星間飛行と対になる楽曲として、どうしてもこの曲も入れなければいけないなと思いました。
シェリル・ノームという人間が、何故"銀河の歌姫"と呼ばれるのか、この曲を聴けば一発で分かる、圧倒的な説得力のある楽曲です。
ライブで歌う時はMay'nさんが2番の後の間奏を跳ぶように煽ってきますが、間奏が長く、30秒以上跳ばないといけないので気合と覚悟をもって臨みましょう。
昨年の『全マクロス大投票』では歌部門総合第9位でした。
『マクロスΔ』
AXIA〜ダイスキでダイキライ〜
作詞:六ツ見純代 作曲:松本良喜 編曲:鈴木Daichi秀行 歌:カナメΔ安野希世乃、レイナΔ東山奈央、マキナΔ西田望見
『マクロスΔ』のOP,EDどころか、星間飛行まで押しのけて昨年の『全マクロス大投票』で総合第4位を獲得したAXIA。
第10話のカナメとメッサーのシーンがどれだけファンの心に残っているかがよくわかります。実際、自分もボロボロ泣いていたし、
『マクロスΔ』で一番印象に残っているシーンは?
と聞かれたら間違いなくこのシーンを答えるでしょう。
僕らの戦場
作詞:唐沢美帆、加藤裕介 作曲・編曲:加藤裕介 歌:ワルキューレ
THE・戦闘曲って感じでめちゃくちゃテンション上がりますよね。実際、この曲が流れる戦闘シーンは激しいものが多く、フレイアと美雲のデュエットが素晴らしいです。
イントロからすでに感じる圧倒的加藤裕介感と、繰り返しを多用して力強い印象的な楽曲に仕上げた唐沢美帆さんの歌詞も素晴らしいです。
「一度だけの恋なら」や、「ワルキューレがとまらない」も加藤裕介さん×唐沢美帆さんコンビですので合わせて聴いていただければと思います。
ANIMAX MUSIX 2017のTRUEさんとJUNNAさんのコラボも泣くほど嬉しかったです。
いけないボーダーライン
作詞:西直紀 作編曲:コモリタミノル 歌:ワルキューレ
コモリタミノルさん×西直紀さんのペアも『マクロスΔ』を語るうえでは欠かせない二人です。
破滅の純情、ルンがピカッと光ったらもこのペアの楽曲ですが、どの曲も
こんなアニソン聴いたことない!
というファーストインプレッションがめちゃくちゃ強かったのを覚えています。
常に新しい音楽に、ジャンルを超えて挑戦し続けてきた『マクロス』シリーズの素晴らしさは最新作まで引き継がれています。
配信情報
Amazon musicで約600曲が一斉に解禁されました。この記事で紹介した以外にも魅力的な楽曲がたくさんたくさんありますので、お気に入りの1曲をぜひ見つけてみてください!
また、『マクロス』シリーズの楽曲はアニメを見ることでより一層理解が深まります。見たことない方もぜひアニメを見て『マクロス』楽曲をより楽しんでください。
『マクロス』シリーズを今すぐ見るならこちら!/Amazonプライム
おわりに
本当はあんまり有名じゃない、この曲知らなかった!みたいな新鮮な曲を選びたかったんですが、色々考えた結果、『マクロス7』以外はあまり個性が出ていないおすすめになってしまって申し訳ないです。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。もし記事が良かったなと思ったらSNSへのシェア、Twitterのフォロー等、ぜひともよろしくお願いいたします。
今後もアニメに関する記事を毎日投稿していきますので、ぜひご覧ください。
また次の記事で!