ただアニメをほめるだけ

心から見て欲しいと思えるアニメ、アーティスト、声優等を紹介します。時々筋トレも。

『12歳。』を見ていないオタクはすぐに見るべき

 東京MXにて毎週月曜19:30~絶賛放送中の『12歳。~ちっちゃなムネのトキメキ~』、見ていらっしゃるでしょうか。

 

s.mxtv.jp

 私のフォロワーの多くは見ているようなイメージがありますが、存在を知らない人や見るかどうか迷ってる人もいるかと思うので『12歳。』が他のアニメとどう違うか、どうして見るべきなのかまとめさせていただきます。

主題歌について

 いきなり内容の話ではなくて申し訳ないのですが、見る理由を求めてる方には一番重要な項目かと思ったので最初に持ってきました。

OPテーマ

Sweet Sensation / 村川梨衣

作編曲:持田裕輔 作詞:渡部紫緒

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EDテーマ

Cotona MODE / A応P

作曲:南利一 編曲:佐々木裕 作詞:Satomi

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 端的に言いますとアニメロサマーライブ2016で歌われる可能性が非常に高いのでぜひアニメを見てくださいということになります。各々のソロライブに行く人はそもそも見てると思いますしね。

 りえしょんこと村川梨衣さんはアニサマ初日に、A応Pさんは2日目に参加が決定しています。

anisama.tv

 そのうちアニメ視聴がメインのオタクの考えるアニサマないしイベントに関する記事を書こうと思っていますが、「タイアップ力」というものに僕は重きを置いています。アニソンならではの、その曲を聴いたらタイアップのアニメを思い出してより感情移入できる、といったものですね。そもそもそのアニメを見れば毎週必ずOP,EDは聞くことになるわけで、自ずと耳にする機会も増え、そのアニメを見ているか見ていないかで大きな差が生まれると思います。

 どんなアニメでも「タイアップ力」は当然あるわけなんですが、『12歳。』のOP,EDは本編との合致っぷりが半端じゃないです! 

OPについて

 OPの「Sweet Sensation」はイントロなしでいきなりガツンとキレイな高音域が響きます。

 あまり私は声優ラジオを聴かないタイプのオタクなので村川梨衣さん=うるさい声優ぐらいの認識で、『エスカ&ロジーのアトリエ 〜黄昏の空の錬金術士〜』の「アスイロ」や『アイドルマスター ミリオンライブ!』の「チョー↑元気Show☆アイドルch@ng!」を聴く機会はあったものの、歌が上手いというイメージは特になかったので本当に驚きました。

 高音の声量に圧倒され、Aメロに入ると今度はその声のさわやかさが伝わってきます。『12歳。』という純粋な年齢での恋愛を描くこの作品にぴったりのこの声があの意味不明な踊ってみたをUPしている声優とはとても思えません。

 歌詞も非常に本編に沿っていて素晴らしいのですが、一番好きな歌詞は1番サビの

スキっと晴れた

の部分に集約されます。アニメ本編を見ていない方も「好き」と「スキ」をかけているのかな?ぐらいの読みはできるかと思いますが、まさにこの歌詞に『12歳。』の魅力が詰まっていると私は考えます。

 例えば、今週放送した第8話 「ナマエ」では、名前で呼び合うことのその初めの緊張や嬉しさを描いていましたが、花日ちゃんが名前で呼んでほしがっているのを知っている中、高尾は「ハナビ…大会でも行かない?」というように素直に名前を呼んでくれず花日ちゃんも大変もやもやした気持ちになります。こういった心の動きが『12歳。』ならではの面白さでしょう。

 そうです。「スキッと晴れた」は単純に「好き」とかかっているのではなくその恥じらう気持ち等も表しているんですね。視聴者側が一番楽しんでいるところをピンポイントでサビの最初のフレーズに持ってくる、本当に素晴らしいです。アニサマで聞くのが今から待ち遠しいです。

EDについて

 EDのCotona MODEは『おそ松さん』で人気沸騰中のA応Pさん。既に「はなまるぴっぴはよいこだけ」、「全力バタンキュー」というオリコン15位と2位の曲があるため、歌われない可能性も結構高いですが、私は信じています。編曲の佐々木裕さんは『ラブライブ!』の「START:DASH!!」や「どんなときもずっと」で知名度うなぎ上りな方ですし、ラブライバーなら『12歳。』は見ましょう。

 OPは飛びポイントが多数あるタイプの楽曲ですが、EDはいわゆるコール曲となっています。 ジャージャー

 「ライブは一体感!」とよく言いますがコールがたくさん入る曲はやっぱりそろって入れられた方が気持ちいいですよね。やはりタイアップ曲はそのアニメを見ている人が詳しくなる傾向がありますが、『12歳。』EDは歌詞テロップがコール部分も含め流れます。こうなると余計に見てる人と見てない人の差は大きくなる一方です。アニサマに参加予定の皆さま、『12歳。』を見てばっちり対策しておきましょう。

少女漫画原作作品であること

  少女漫画原作作品、好きですか?私はジャンル的にもかなり大好きで、最近だと2012年秋アニメの『神様はじめました』、『となりの怪物くん』、『好きっていいなよ。』の3本が同じクールでやってた時は至福の時間でした。

 2015年はかなり少女漫画原作のアニメが少ない年で、『俺物語!!』、『赤髪の白雪姫』の2本だけでした。

 勝手なイメージではありますが、何となく「少女漫画って恋愛してるだけじゃん!」とか「何が面白いのわからない」とかジャンルとして避けてしまってる男のオタクは多いのではないかと思います。

「恋愛してるだけ」まさにその通りなんです。恋愛してるだけなんです。しかし、恋愛してるだけだからこそ、その描写をきめ細やかにすることができるんです。もちろん、恋愛だけじゃなく他の要素とうまく混ぜてこいの模様を描く作品も多数ありますが、『12歳。』は主人公達が小学6年生という特殊な設定を除いては今のところ、ザ・恋愛アニメといった感じです。

 大まかな内容を端的に表したコミックナタリーの一文がこちら

クラスの男子がエッチないたずらをしてきたり、自分はまだなのに周りの子がブラジャーを着け始めたり、思春期に差し掛かる少女のピュアな悩みが描かれる。

natalie.mu

 なんかかわいい女の子にラッキースケベしたらいろいろあってハーレムができたでござる。という展開、私も大好きですがたまには、純粋でピュアな、人間らしい気持ちを味わってみませんか?『12歳。』を見て一緒にキュンキュンしちゃいましょう。

東京MXの夕方アニメであること

 いつもお世話になっております、東京MX様。普段から夕方アニメを見ている方はご存知かと思いますが、MXの夕方で新作アニメを放送するのはかなり珍しいことです。現在は『怪盗ジョーカー』『12歳。』の2本を放送していますが、普段は再放送がメイン。自社製作アニメなだけあり、力の入れようもかなりのものです。キャストとスタッフは以下のようになっています。

綾瀬花日:加隈亜衣
高尾優斗:斉藤壮馬
蒼井結衣:木村珠莉
桧山一翔:堀江 瞬
小倉まりん:牧口真幸
浜名心愛:原 紗友里
堤 歩:柿原徹也

監督:大宙征基
シリーズ構成:坪田 文
音楽:岩崎元是
アニメーション制作:オー・エル・エム

 キャストの方は言わずもがな豪華ですね。スタッフの方も、大宙監督は『愛してるぜベイベ★★』、『きらりん☆レボリューション』等の歴史を築いてきた少女漫画原作のアニメの監督を、坪田さんは『プリティーリズムシリーズ』でおなじみ。

 メンツを見ればわかりますが、ターゲットを幼女に絞っているものでは全くなく、どうぞ一般的なアニメファンの方も見てください、という姿勢を強く感じますよね。実際、『アイカツ!』、『プリパラ』等々ここ最近の(?)幼女向けアニメブームでその境界線はほぼなくなったのではないかと思います。「ちょっと子供向けのアニメは~」とか「夕方アニメは~」とか言ってるそこのあなた、踏み込んじゃいましょう、こっちの世界に。

 

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(C)まいた菜穂・小学館/アニメ「12歳。」製作委員会

ここまで読んでくれた方へ

 内容の具体的な話もない中ここまで読んでくれたあなたは、既に『12歳。』を見ているか、興味を持ってくれていることでしょう。もう8話まで終わったし間に合わないんじゃないの?と思う方、Amazonプライムビデオで好評配信中です。

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 『12歳。』歴史に残るアニメになりますよ。